高川学園野球部を率いるのは、選手からの信頼も厚い30代の若き指揮官・松本祐一郎監督です。
名門・広陵高校の出身で、高校時代には甲子園の舞台も経験しています。
今回は、そんな松本祐一郎監督の経歴や指導スタイルについて調べてみました。
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— 毎日新聞デジタル・野球担当 (@mainichijp_bb) August 11, 2025
高川学園監督、4番・遠矢に「毎日の食事の時に…」
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4年ぶりに初戦を突破した #高川学園。松本祐一郎監督は遠矢文太選手を「本当に頼れる4番でキャプテン」と評価します。毎日、食事の時にある言葉をかけていました。#夏の甲子園 #夏の高校野球 #高校野球https://t.co/dTvWktEZPr
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松本祐一郎のプロフィール
名前:松本 祐一郎(まつもと ゆういちろう)
生年月日:1987年7月20日
出身:山口県下関市
経歴:広陵高等学校→天理大学
松本祐一郎の現役時代
山口県下関市出身の松本祐一郎監督ですが、高校は広島県にある広陵高校の出身です。
当時の広陵高校は黄金期で、松本祐一郎監督の入学する直前のセンバツでは日本一を達成しています。
チームメイトも錚々たる顔ぶれで、
2学年上には西村健太朗さん(元・巨人)、白濱裕太さん(元・広島)、
1学年上には上本博紀さん(元・阪神)、
同期に俊介さん(藤川俊介/元・阪神)、
1学年下には吉川光夫さん(元・日本ハム他)、
2学年下には野村祐輔さん(元・広島)、小林誠司選手(現・巨人)
がいました。
松本祐一郎監督自身は、2年春のセンバツに出場。
外野手としてベンチ入りされていました。
高校卒業後は天理大学に進学し、野球を続けていました。
松本祐一郎の指導者時代
大学卒業後、2014年から高川学園中学校の野球部監督に就任。
2019年12月からは高校に移り、監督を務めています。
監督としては2021年夏に立石正広選手(現・創価大学)らを擁し、甲子園に出場。
甲子園では初戦の小松大谷戦にサヨナラ勝ちし、高川学園に春夏通じて甲子園初勝利をもたらしました。
松本祐一郎の指導方針
松本祐一郎監督は、「やらされる」練習ではなく、自ら考えて行動する姿勢を大切にする指導者です。
そのため、全体練習が終わった後に1時間、選手たちが自分で課題を考え、取り組める自主練習の時間を設けています。
この取り組みは、広陵高校出身である松本祐一郎監督が、自身の経験から取り入れたものです。
松本祐一郎監督は
「母校で得た財産は、今の指導に生きている」
と語られています。
広陵高校といえば、自主練習の時間が多いことで有名です。
その“広陵のDNA”は、松本祐一郎監督を通して高川学園にも受け継がれているのですね。
「自分で意欲的に頑張るっていうのが、選手が伸びる秘訣だというのは私の先輩、後輩を見ていても感じます。やらされるのではなく自主的にちゃんと取り組んでいることが根となって、いろんなところに枝となってつながってるんじゃないかなと。僕は打ち方とかを教えるのは好きじゃなくて、そうした意識の持ち方だけを言ってきているので、大事にしている部分です」
松本祐一郎の主な教え子
松本祐一郎監督の教え子には今年のドラフト1位候補の立石正広選手らがいます。
立石正広(創価大学)
内野手/2021度卒
井上心太郎(カンザス州立大学)
内野手/2021度卒
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松本祐一郎のまとめ
松本祐一郎監督は、厳しさの中にも自主性を尊重する柔らかさを持ち、選手一人ひとりの「考える力」を育てる指導者です。
その姿勢は、広陵高校で培った経験や、多くの教え子たちの成長によって裏付けられています。
甲子園での勝利も、日々の積み重ねも、すべては選手自身が掴み取った成果。
これからも高川学園のグラウンドから、多くの才能が羽ばたいていくことでしょう。