第97回全国高等学校サッカー選手権大会注目選手④
富山第一高校の10番を背負うMF・小森飛絢選手。
小森選手は平成最後となった今年のインターハイで7ゴールをあげ、得点王に輝いた選手です。
名前の「飛絢」は「ひいろ」と読みます。
これまでも試合で活躍すれば、周囲からは「スーパーヒーロー」と呼ばれてきたそうです。
ちょっと珍しい名前は本人も気に入っていて
「スーパーヒーローになりたい」
と言っています。
冬の選手権でも再びヒーローになれるのかに注目です!
プロフィール
名前:小森 飛絢(こもり ひいろ)
生年月日:2000年8月6日
出身:富山県
身長:166cm
体重:56kg
ポジション:MF
経歴:FCひがしジュニアユース→富山第一高校
西村拓真との出会い
中学時代、小森選手は「FCひがしジュニアユース」でプレーしていました。
「FCひがしジュニアユース」は、元日本代表の柳沢敦選手が中学生の時にプレーしていたチームです。
「FCひがしジュニアユース」は普段、富山第一のグラウンドを使って活動していて、富山第一サッカー部の練習が終わった後の時間帯に、FCひがしの練習をしていました。
そんな中、高校の練習が終わっても、いつも一人だけ残ってシュート練習を続けている選手がいました。
小森選手は
「『あれは誰なんだろう?』と思っていた」
と言います。
その選手こそ、後にベガルタ仙台で活躍し、現在はPFC CSKモスクワでプレーしている西村拓真選手でした。
小森選手は
「ああいう選手がプロに行くんだ」
ということはを学び、プロを目標とするうえで、一つの指標にしているそうです。
インターハイ得点王
中学卒業後は、地元の名門・富山第一高校に進学します。
3年の夏に出場したインターハイでは、初戦の高松商業との試合で3得点を挙げ、ハットトリックを達成。
続く2回戦の阪南大高校戦では決勝ゴール。
そして、3回戦の長崎日大高校戦でも3得点を挙げ、大会2度目のハットトリックを記録しました。
合計7得点の大活躍でベスト8入りに貢献し、個人でも得点王と優秀選手に輝いています。
プレースタイル
主なポジションはMFで、「トップ下」としてプレーすることが多いです。
得点王を獲っているのでストライカータイプだと思われがちですが、どちらかというとプレースタイルはファンタジスタ系と言われています。
武器はサッカーセンスの高さで
「人とリズムが違う。シュートを打つだろうなと思ったら、キュッと切り返したりするから、相手がよく引っかかる」
と、富山第一の大塚一朗監督が評するように、独特の間合いから繰り出すドリブルとパスで相手をかく乱します。
進路
小森選手はとてもプロ志望の強い選手です。
インタビューでも度々プロへの熱い想いを口にしています。
しかし、2018年の11月現在、Jリーグに内定したという情報はありません。
インターハイで得点王を獲るような選手でも、高卒でJリーグ入りは厳しいものがあるのでしょうか?
ぜひ、高校最後の冬の選手権で再びスーパーヒーロー級の活躍をして、スカウトを見返してほしいですね。
※進路についてはわかり次第追記します。