今回の箱根駅伝で、ひときわ注目を集めている選手がいます。
それが、國学院大學のルーキー・髙石樹選手です。
大学1年生ながら、山上りの5区でエントリー。
この事実だけでも、期待の大きさが伝わってきますよね。
髙石樹選手は、高校時代に四国勢として初めて5000m13分台を記録しています。
また全国高校駅伝1区で区間3位に入るなど、全国レベルの実績を持つ逸材です。
この記事では、髙石樹選手の中学から現在までの歩みを振り返りながら、箱根5区で期待される理由をじっくり解説していきます。
【箱根駅伝】国学院大、1年生高石樹を苦戦中の5区に登録 直近2大会連続区間2桁順位(日刊スポーツ)https://t.co/xBZmA6LdRp
— 日本株投資家@井村俊 (@Mnuip366534) December 29, 2025
〜もくじ〜
髙石樹のプロフィール
名前:髙石 樹(たかいし いつき)
生年月日:2006年5月23日
出身:高知県高知市
身長:159cm
体重:44.5kg
経歴:高知市立朝倉中学校→高知県立高知工業高等学校→國學院大學
髙石樹の小学中学時代
髙石樹選手は高知市立朝倉中学校の出身です。
意外かもしれませんが、中学時代は陸上部に所属していません。
いわゆる帰宅部で、ゲーム中心の生活を送っていたそうです。
この時点では、
「将来、箱根駅伝を走る選手になる」
そんな姿は、誰も想像していなかったでしょう。
運動能力はあったものの、本格的に競技へ打ち込む経験はなし。
髙石樹選手の陸上人生は、かなり遅いスタートだったのです。
髙石樹の高校時代
髙石樹選手が進学したのは、高知工業高等学校。
ここから、一気に人生が動き始めます。
陸上を始めたきっかけは、担任の先生の「何かやれ」という一言。
高校入学後もしばらく部活に入っていませんでしたが、その言葉が背中を押しました。
陸上未経験に近い状態からのスタート。
それでも、髙石樹選手は驚異的な成長を見せます。
中学時代何もやってなくて高校入学して先生に「何かやれ」って言われて陸上始めて、13分台ランナーになった高知工業 高石樹の素材型過ぎるエピソード。
— れむ@駅伝垢 (@ekiden625) January 19, 2025
#全国男子駅伝
駅伝での活躍
高校1年時から駅伝で頭角を現しました。
・2022年 高知県高校駅伝 1区 区間2位
・2023年 高知県高校駅伝 1区 区間1位
・2024年 高知県高校駅伝 1区 区間1位(区間新)
2004年には全国高校駅伝にも出場。
エース区間である1区を任され、区間3位というすばらしい成績を残しています。
トラックでの実績
髙石樹選手は個人種目でも結果を残しています。
・2024年 四国高校総体 5000m 優勝
・インターハイ 5000m 12位
・国体 5000m 8位
高校時代の5000mの自己ベストは13分58秒23。
これは、四国高校新記録であり、四国勢初の13分台という歴史的快挙でした。
高石樹【高知工業】13.59.04
— zawa@別大マラソン2026出場を目論むアラフィフ男の垢 (@30Zawa) September 14, 2024
高知高校新記録&四国高校新記録✨
四国勢として初となる13分台をマーク!
㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️#中国実業団記録会#5000m#高石樹#高知工業 https://t.co/PUA69hPmdF pic.twitter.com/MI5Dk10BMv
髙石樹の大学時代
高校卒業後、髙石樹選手が選んだ進路は國学院大學です。
人間開発学部に在籍しながら、陸上競技部で研鑽を積んでいます。
最初は駒澤大学に行きたいと思っていましたが、高校2年生の高知県大会に前田康弘監督がわざわざ会いに来てくれたことで、國學院大學への進学を決意しました。
國學院大学1年生。高石樹選手。「國學院大学に来た理由はシンプルに強い!元から駒澤に行きたいと思っていたが高校二年生頭の県大に前田監督が高知県にわざわざ来てくれた。強い2校どちらにしようか考えたがそれで決めた。」高石選手ありがとう!箱根駅伝5区で爆走せよ! #國學院大学 #箱根駅伝
— あお先生こと青木公司 (@aosensei) December 27, 2025
大学入学後は出走こそはなりませんでしたが、1年生から大学三大駅伝である出雲駅伝と全日本大学駅伝のエントリーメンバーに名を連ねていました。
そして今回、箱根駅伝5区でエントリー。
山という特殊区間に、ルーキーを抜擢する判断。
そこに、首脳陣の大きな期待が表れています。
髙石樹のプレースタイル
髙石樹選手の最大の特徴は、ガッツのある粘り強い走りです。
身長159cm体重44.5kgと小柄な体格ながら、ストライドを活かした安定したフォーム。
序盤から飛ばすタイプではなく、淡々とリズムを刻み、最後まで崩れません。
駅伝において、「大きく順位を落とさない選手」は何より貴重。
その点で、髙石樹選手は非常に信頼できる存在です。
また、負けず嫌いな性格も大きな武器。
「強い相手に挑みたい」
そんな気持ちを前面に出す姿勢が、成長を加速させています。
また高校時代はキャップを後ろ向きに被って走る姿がトレード-マークでした。
大学でもそのスタイルが見られるのか、注目したいところですね。
髙石樹の自己ベスト
5000m:13分58秒23
10000m:28分57秒49
髙石樹のまとめ
髙石樹選手は、高校から陸上を始めた異色のルーキーです。
それでも、5000m13分台、全国高校駅伝1区区間3位という実績を積み上げ、
今や箱根駅伝5区を任される存在になりました。
これは、簡単なことではありません。
派手さはない。
でも、確実に強い。
そんな髙石樹選手の走りは、國学院大學にとって大きな武器になるはずです。
箱根の山で、どんな粘りを見せてくれるのか。
ルーキー・髙石樹選手の走りから、目が離せませんね!
2026年の箱根駅伝では青山学院大学の松田祐真選手も1年生ながら5区でエントリーされています。
松田祐真選手についてはこちらを→松田祐真(青山学院大)のwiki風経歴!大牟田時代や出身中学は?
