仙台大学のドラフト候補・渡邉一生投手。
大学3年生で日本代表入りをしているプロ注目の左ピッチャーです。
とても順風満帆な野球人生を送っているように見える渡邉一生投手ですが、高校時代には退部退学、通信制の高校への転校を経験。
さらには通信制の高校に通っていた時にプレーしていたクラブチームでは指名漏れを味わっています。
今回はそんな渡邉一生投手が高校を退部した理由や家族について調べてみました。
ドラフト候補の #仙台大 渡邉一生投手が待望の今秋初登板初先発!
— 川浪康太郎(スポーツライター) (@spwritekk) September 28, 2025
3回を投げ無安打3四球4奪三振無失点。変化球の割合が5割程で、最速は148キロでした。 pic.twitter.com/5aTuiVtCdt
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渡邉一生のプロフィール
名前:渡邉 一生(わたなべ いっせい)
生年月日:2003年12月12日
出身:神奈川県横浜市
身長:172cm
体重:75kg
投打:左投げ左打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:横浜市立上矢部小学校→横浜市立岡津中学校→日大藤沢高校(中退)→日本航空高校(通信制)→仙台大学
渡邉一生の父
渡邉一生投手の父・渡邉和也さんも野球経験者です。
新潟県立新潟江南高校の出身で、高校時代には左ピッチャーとして活躍されていました。
渡邉一生投手が高校退学後に所属していたクラブチームはお父さんが見つけきてくれたそうです。
やはり息子がこのまま野球を辞めてしまうのは惜しい、と思ったのでしょうね。
今の渡邉一生投手があるのはお父さんのおかげかもしれませんね。
渡邉一生の小中学時代
渡邉一生投手はお父さんの影響で、小学1年生から横浜中央リトルで野球を始めています。
中学時代は大和ボーイズに所属。
中学3年時には鶴岡一人記念大会に出場する東日本選抜に選ばれていました。
渡邉一生の高校時代
中学卒業後は強豪の日大藤沢高校に進学。
高校では1年夏から背番号11でベンチ入り。
1年夏の神奈川県大会では決勝を含む2試合にリリーフで登板し、準優勝に貢献しました。
頑張れ、渡邉一生!頑張れ、岡津中学☆#日大藤沢 #高校野球神奈川大会 pic.twitter.com/1XD0g85PcE
— HIDEKI (@hiisan0615) July 28, 2019
1年秋からはエースの座を獲得します。
秋の神奈川県大会は三浦学苑に11対12で敗れ、3回戦敗退。
2年時には、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による活動自粛期間が解除されたタイミングで、左肩に違和感を覚えます。
そのため、夏の神奈川県独自大会は、メンバー外でした。
2年秋から復帰すると、打力を活かし、1番・レフトで出場。
ピッチャーとしても全3試合中2試合にリリーフとして登板するなど順調に回復を見せていましたが、大会終了後に野球部を退部、学校も退学してしまいました。
渡邉一生の退学理由
日大藤沢高校を退学した理由は、
「野球部になじめなかったから」
とのこと。
さらになじめなかった背景については
「自分に問題があった」
と話されていますね。
高校時代の渡邉一生投手はいっときの感情に身を任せ、周囲を振り回してしまう傾向があったそうです。
日大藤沢を中退したことについても、「自分に問題があった」と渡邉は反省を口にする。いっときの感情に身を任せ、周囲を振り回してしまう。渡邉は高校2年秋に日大藤沢を中退している。
「強豪校中退」のレッテルを覆し仙台大・渡邉一生が見据える次のステージ「プロになって、もう一度…」
渡邉一生のクラブチーム時代
日大藤沢高校を退学した後は、日本航空高校の通信制へ編入。
そして、神奈川県にある硬式クラブチーム・BBCスカイホークス(現GXAスカイホークス)に入団し、野球を続けていました。
BBCスカイホークスはドロップアウトした高校球児の「受け皿」として始まった野球チームです。
高校生、高校中退者、高卒生、大学生、フリー、社会人らを対象に、勉強しながら、働きながら野球をプレーできる環境が整えられています。
渡邉一生投手は高校3年時の2021年には、ドラフト候補として注目されていました。
/#デイリースポーツ ✨
— GXAスカイホークス@選手募集中! (@BBCSkyhawks) September 1, 2021
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本日9/1のデイリースポーツに特集を掲載して頂きました🤗✨
是非ご覧ください✨ pic.twitter.com/RTg5UovOpK
しかし、残念ながら指名漏れとなってしまい、仙台大学の体育学科に進学しました。
渡邉一生の大学時代
大学では1年春からリーグ戦に出場。
3年春からは先発を担うと、3年春のリーグ戦では3勝0敗、防御率0.27の大活躍でMVP、最優秀投手、ベストナインのタイトルを受賞しました。
3年夏には大学日本代表としてハーレムベースボールウィーク、プラハベースボールウィークの2つの国際大会に出場。
その両方で優勝に貢献しました。
2024.08.28
— κッパ (@DrinkSomething) August 31, 2024
侍ジャパンU-18壮行試合
大学日本代表
仙台大・渡邉一生 (③日本航空)
大学日本代表の3番手で登板
試合前の選手入場での満面の笑顔が印象的でした😁 pic.twitter.com/UbqwpcgvCT
仙台大学の同期のチームメイトには渡邉一生投手とともに、大卒でのプロ入りを目指す平川蓮選手らがいます。
平川蓮選手についてはこちらを→平川蓮のwiki風経歴!父や兄弟もすごい?出身小学中学校やスカウト評価は?
渡邉一生の球速球種
渡邉一生投手は最速153km/hのストレートを投げるサウスポーです。
ストレートはナチュラルにシュートするくせ球で、
「自分のストレートはシュートしながら伸びていくので、そこは強みだと感じています」
と話されています。
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップなど。
遠投100メートル。
50メートル走5秒9。
#2025ドラフト #ロッテにおいでよ
— マルコス#37🇧🇷 (@jef_marcos2008) August 23, 2025
渡邉 一生(仙台大)
172cm75kg 左投手 左投左打
日本航空通信制(クラブチーム)経由のドラフトキング。最速152㌔。魔球のようなチェンジアップで打者を幻惑する。3年生で大学日本代表入り、2大会優勝に貢献。3年春3勝&防御率0.27でMVP。pic.twitter.com/QSxcPEVKQE
渡邉一生のスカウト評価
巨人・円谷スカウト
「もともと球は速かったですが、周りが見えるようになりましたね」
日本ハム・坂本スカウト
「バランスがすごくいい。トップにしっかり入るので、腕が気持ちよく100%で振れる」
楽天・部坂スカウト
「ガンだけじゃない、ベース上のスピードがある。期待して見ていきたい」
渡邉一生のまとめ
高校時代には退部や退学、さらには指名漏れと大きな挫折を経験した渡邉一生投手。
しかし、それを糧に大学で大きく成長し、日本代表として国際大会での活躍も果たしました。荒波を乗り越えてきたからこそ、今の強さと落ち着きがあるのかもしれませんね。
これから迎えるドラフト会議で、彼の名前が呼ばれる瞬間に注目していきたいところです。