日本通運のドラフト候補・冨士隼斗投手。
最速155km/hのストレートを投げる剛腕ピッチャーです。
大学時代には指名漏れを経験していますが、社会人で大きく成長し、ドラフト上位でのプロ入りが期待されています。
また冨士隼斗投手の兄弟はプロ野球選手とのこと。
そこで今回は冨士隼斗投手の経歴や兄弟について調べてみました。
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〜もくじ〜
冨士隼斗のプロフィール
名前:冨士 隼斗(ふじ はやと)
生年月日:2003年3月10日
出身:埼玉県さいたま市
身長:180cm
体重:85kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:さいたま市立上小小学校→さいたま市立桜木中学校→埼玉県立大宮東高等学校→平成国際大学→日本通運
冨士隼斗の弟・冨士大和
冨士隼斗投手の弟は埼玉西武ライオンズの冨士大和投手です。
お兄さんの冨士隼斗投手は身長180cmの右投げですが、弟の冨士大和投手は身長186cmの左投げで、ややピッチャーとしてのタイプが違います。
冨士大和投手は埼玉県立大宮東高校を経て、2024年の育成ドラフト1位でプロ入り。
2軍ながら独特の軌道を描くチェンジアップを武器に高卒1年目から好投を続けています。
【西武】育成19歳左腕・冨士大和「失うものもない」阪神相手に好投 ネーミングしたくなる魔球も https://t.co/2aCI8hfOYs #冨士大和
— ねこすけ⚾️新アカ (@NekoSuke5_5_2) October 8, 2025
モケケのようにふわりと、スローカーブのような軌道を描く100キロ台のチェンジアップを投げ、この日も阪神坂本を大きく崩して空振り三振にするなど効果が発揮された pic.twitter.com/JcDwr4Xgha
近い将来、プロで冨士隼斗投手と冨士大和投手の投げ合いか、あるいは同じチームに入団するなら兄弟リレーが見られるかもしれませんね。
冨士隼斗の小中学時代
冨士隼斗投手はお父さんと公園で遊んでいた時に野球チームと出会ったことがきっかけで、小学1年生から大宮パワーズで軟式野球を始めています。
中学時代は軟式野球部に所属。
中学3年時にさいたま市選抜入りを果たしていました。
冨士隼斗の高校時代
中学卒業後は埼玉県立大宮東高等学校に進学します。
高校では2年夏からベンチ入り。
3年夏の埼玉県大会ではチームはベスト4まで勝ち進みましたが、背番号19だった冨士隼斗投手の登板はありませんでした。
ちなみに当時のエースは現在、高知ファイティングドッグスでプレーしている島村大樹選手でした。
島村大樹選手も今年指名される可能性がありますね。
冨士隼斗の大学時代
平成国際大学に進学後は2年秋からリーグ戦に出場。
3年秋から先発を任され、4勝1敗、防御率1.65の好成績で、最多勝、ベストナイン、最多奪三振のタイトルを受賞しています。
関東学園大学戦では17奪三振で、ノーヒットノーランを記録していましたね。
平成国際大・富士隼斗が関東学園大戦で17K〝ノーノー〟マーク/関甲新https://t.co/wpFzZRRdUQ
— ドラペイ (@Dorapeinet) October 1, 2022
関甲新学生野球秋季リーグ戦(平成国際大6-0関東学園大、1日、平成国際大野球場)平成国際大は、一回に2点を先行し、二回にも2点を加え、先発した最速155キロ右腕・冨士隼斗投手(3年、… pic.twitter.com/p9iKYgRNb1
3年冬、4年夏と大学日本代表候補入りも経験し、4年秋にはプロ志望届を提出。
しかし、残念ながら指名漏れに終わっています。
指名漏れの理由については
4年夏に腰を痛めたことと、
1試合当たりの与四死球が4.54個とややコントロールに難があったことが原因だと言われています。
冨士隼斗の社会人時代
日本通運では1年目から主力としてマウンドにあがっています。
1年目の夏の都市対抗野球大会では抑えを任され、ベスト8入りに貢献しました。
2024/03/11
— Yです⚾️ (@kngw_baseball) March 11, 2024
明治神宮野球場
第78回JABA東京スポニチ大会
日本通運
冨士 隼斗(平成国際大学) pic.twitter.com/7V51Q66taR
冨士隼斗の球速球種
冨士隼斗投手は身長180cm体重86kgのがっしりし体格の右ピッチャーです。
ストレートの最速は155km/h。
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、シンカーなど。
課題だった制球も社会人になってから大幅に向上しています。
日本通運・冨士隼斗 選手
— プロチュア (@proteur_bb) June 8, 2025
アウトコースいっぱいに決まる151キロのストレートで見逃し三振を奪う
8回投げても球速は落ちない pic.twitter.com/yJ7j1tOgQ7
冨士隼斗のスカウト評価
巨人・榑松スカウト部次長
「馬力、スピードは十分。スライダーなど変化球が良くなっている」
プロスカウト
「素材はいい。社会人に入ってからピッチングの安定感が増して順調に成長している」
広島・高山スカウト
「本来の真っ直ぐを次に見たい」
中日・松永スカウト部長
「まず、スピードが出るのが魅力。変化球が課題だと感じていたが、きょうはスライダーの曲がりが良かった」
西武・潮崎編成グループディレクター
「開幕戦ということで気負いすぎ。スピードも出るし、メカニックがしっかりしている投手として魅力がある。もっと伸びる素材」
巨人・柏田スカウト
「最初だから気合が入り過ぎたのかな。真っすぐも強いし、変化球のキレもいい。出力の高さを修正すれば、こんなもんじゃないでしょう。今後に期待しています」
巨人・実松スカウト
「真っすぐは評判どおりだったし、変化球もゾーンに投げられていて、楽しみ」
冨士隼斗のまとめ
大学時代は指名漏れという悔しい経験をした冨士隼斗投手ですが、社会人で見事にステップアップを果たし、プロのスカウトからも高い評価を受けています。
そんな冨士隼斗投手は、弟・冨士大和投手に
「来年、俺も(プロに)行くからな」
と約束しているそうです。
兄としての意地と、弟に追いつきたいという強い気持ちが、現在の成長を支えているのかもしれません。
今年のドラフトでは、その約束を現実にする瞬間をぜひ見届けたいですね!