2017年ヤクルト4位!
その他のドラフト指名選手はこちらに→2017年ドラフト指名選手一覧
2018年シーズン、最下位からの下剋上を目指す東京ヤクルト。
即戦力として期待されているのが、ドラフト4位で入団した塩見泰隆選手です。
身体能力バツグンのアスリートタイプの外野手で、高校、大学、社会人と、特別に秀でいた成績は残していませんが、50m6秒の俊足と、意外性を持った積極的な打撃への評価が高い選手です。
右打者ですが、ヤクルトの不動の1番バッターになれる――そんな潜在能力を持った選手だと思います。
名前:塩見泰隆(しおみ やすたか)
出身地:神奈川県相模原市
生年月日:1993年6月12日
身長:179cm
体重:77kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:外野手
血液型:B型
年棒:1000万円(2018年)
契約金:4500万円
家族:両親、姉
経歴:相模原市立星が丘小学校→相模原市立中央中学校→武相高校→帝京大学→JX-ENEOS
元バレーボール選手の父と、元陸上選手の母を持つ塩見選手。
そんなスポーツ万能なご両親に育てられ、小学生の時に野球を始めました。
中学時代は「海老名リトルシニア」でプレーしています。
2年、3年とリトルシニア日本選手権大会に出場しており、ともにベスト8を経験しました。
中学卒業後は、武相高校へ進学。
レギュラーを勝ち取ったのは2年秋の新チーム以降で、それまでは目立った実績を上げていません。
3年夏の県大会では、主に3番・ライトとして出場。
18打数10安打、打率.556の活躍を見せています。
しかしチームは準々決勝・桐蔭学園戦で延長12回の激戦の末に敗れ、甲子園出場はなりませんでした。
〇出川哲郎
武相高校は、タレント・出川哲郎さんの出身校です。
出川さんは、塩見選手が入団するヤクルトのファンクラブ名誉会員でもあります。
塩見選手もそのことを知っていて、
「かなり好きです」
と言います。
さらに塩見選手自身、
「変わっていると結構言われるんです。中学の監督には『お前、宇宙人みたいだな』と言われたこともあります」
と話しています。
先輩のように息の長い、そしてインパクトのある活躍を期待したいですね。
それに活躍すれば、対面する機会もあるかもしれません。
〇大学時代
高校卒業後は帝京大学に進学。
1年時からリーグ戦に出場しています。
しかし大学でも、タイトル獲得や全国大会出場などの実績はありません。
3年春のリーグ戦で記録した、17安打11盗塁、打率.279本塁打1がキャリアハイのようです。
11盗塁は、リーグ2位の記録でした。
なお、NTT東日本から日本ハムへ入団した西村天裕投手は、帝京で同期のチームメイトです。
〇社会人での実績
大学卒業後、JX-ENEOSに入社。
1年目の春から公式戦に出場するものの、膝の怪我により離脱しています。
それでも、手術を受け、同年11月の選手権大会には出場しました。
2年目からは1番・センターとしてレギュラーの座を掴み、計19試合、打率282本塁打1、10打点の成績を残しています。
同ドラフトでプロ入りした、齋藤俊介投手、若林晃弘選手と共に、2年連続での日本選手権も経験しました。
若林選手については→若林晃弘(巨人)父は若林憲一!ドラ6位の成績は?出身中学高校大学も!
〇スカウト評価
ヤクルト・橿渕スカウトデスク
「攻撃性、積極性のある走塁が魅力。緊張感のある時にスタートが切れる。いい空気の読めなさ。人とは違う思い切りの良さがある」
ヤクルト・斉藤スカウト
「即戦力です。塩見選手が高校2年生のときから見ている。一番の武器は足。野性児のようなバネがあります。パンチ力があるので、確率を上げれば外野のレギュラー陣に割って入れる選手。いま、うちにいる選手に刺激を与えられる」
「走攻守、三拍子揃った外野手。守備範囲が広く、打撃はリストが強くパンチ力もあり、1年目からのレギュラー奪取に期待」
〇塩見選手コメント
「好きな選手はヤクルトの山田さんと阪神の糸井さん。走れてパワーもあって、打率も残せる。山田さんには技術面はもちろん、打撃のときに何を考えているかも聞きたい」
レギュラー獲得には打撃向上が求められるものの、おそらく1年目から1軍での出場があると思います。
ぜひ、ヤクルトの塩見泰隆選手に注目して見てくださいね。