春は初となる甲子園出場を決めた専大松戸高校。
その専大松戸高校を率いているのが、持丸修一監督です。
年齢はなんと72歳!※2021年2月時点
これまで竜ヶ崎一、藤代、常総学院、専大松戸と率いた4校すべてで甲子園出場を果たしている名監督です。
持丸修一 茨城凱旋! pic.twitter.com/XSP2TL1Jlg
— さる (@super__monkeys) May 21, 2017
〜もくじ〜
持丸修一のプロフィール
名前:持丸 修一(もちまる しゅういち)
生年月日:1948年4月17日
出身:茨城県笠間市
選手経歴:竜ヶ崎一高校→國學院大學
指導者歴:竜ヶ崎一高校→藤代→常総学院→専大松戸
持丸修一の現役時代
高校時代、持丸修一監督は茨城県立竜ヶ崎一高校でプレー。
セカンドのレギュラーとして活躍し、3年夏には甲子園に出場!
初戦をサヨナラで勝利し、2回戦まで進出しました。
昭和41年第48回大会に出場した
— Naoking (@baseball_nk1977) April 19, 2018
竜ヶ崎一高メンバー⚾️
持丸監督もいる‼️ pic.twitter.com/lhKsK2ZoHg
高校卒業後は國學院大學に進学し、野球を続けます。
持丸修一の指導者時代
大学卒業後、持丸修一監督は母校・竜ヶ崎一高校に戻り、コーチを務めます。
1975年9月、27歳で監督に就任。
1990年夏に監督として初の甲子園出場を達成!
竜ケ崎第一高校では翌年の夏も甲子園に出場しています。
その後、1996年に茨城県立藤代高校へ異動となり、
監督として2001年と2003年の2度、センバツ出場へと導きました。
2003年からは木内幸男前監督の招きを受け、私立の強豪・常総学院の監督に就任。
常総学院では2005年センバツ、2006年、2007年夏と3度の甲子園出場を果たしました。
野球に飢えているので、センバツプレイバックを観戦。常総学院VS市立和歌山商。持丸監督時代の常総学院、選手名見て「あ~。いたいた」と懐かしい。#高校野球 #センバツプレイバック #常総学院 #市立和歌山商 pic.twitter.com/XpLADgP6mF
— あらけん (@araken1968) April 11, 2020
しかし、甲子園では1勝もできず、2007年夏の大会後、辞任。
当時、部長を務めていた木内前監督からは
「真面目な優等生野球じゃ勝てるわけがない」
「 勝負勘のなさには呆れる」
など、けっこうひどいこと言われていました。
持丸修一監督としては初めての私立ということで何かと勝手が違っていたようで、
「公立高校は、高校野球は教育が目的であって勝つことが目的ではない、と言われたが、常総学院では勝つことが求められる」
と、雑誌のインタビューで話されています。
常総学院の監督退任後は、2007年12月から千葉県にある専大松戸の監督に就任。
がんばれ専大松戸
— ゆうくん@県営の妖精 (@fukada_yu2) October 28, 2020
みんな大好き持丸修一監督✨ pic.twitter.com/JdXfjx8JbQ
2015年夏に原嵩投手(現・ロッテ)を擁して、専大松戸初となる甲子園出場を達成しています。
専大松戸で甲子園に出場したことで、持丸修一監督は竜ヶ崎一、藤代、常総学院、専大松戸と率いた4校すべてで甲子園出場した監督となりました。
4校で甲子園出場を果たしたのは長い高校野球の歴史の中でも二人しかいない大記録です。
ちなみにもう一人の監督は佐賀商、千葉商、印旛、柏陵の4校を甲子園に導き、81年にはセンバツ準優勝を果たした蒲原弘幸監督ですね。
蒲原弘幸監督について知りたい人はこちらをどうぞ↓
そして、今回、昨秋の関東大会でベスト4入りを果たし、専大松戸としては初のセンバツ出場を決定しています。
持丸修一の息子と孫
持丸修一監督は息子・信彰さん、孫・竜聖さんと、親子孫3代、竜ケ崎一高校野球部出身です。
孫の竜聖さんは昨年(2020年)が高校3年生でした。
夏の茨城県独自大会では、応援に訪れた持丸修一監督の前で、逆転の口火となるヒットを放ち、話題になりました。
日刊スポーツの「球児からの手紙」は、竜ヶ崎一の持丸竜聖外野手。
— _たな か ず_ (@kjihgfedcba0001) July 24, 2020
高校野球ファンなら名前を見てピンとくると思いますが、専大松戸の持丸修一監督のお孫さん。
昨日は祖父が見守る中で逆転の足がかりとなるヒットを放つ活躍を見せた。 pic.twitter.com/wXwZazHW3C
持丸修一の教え子
これまで長く監督を務められていた持丸修一監督の教え子からは、多くのプロ野球選手が誕生しています。
現役選手だけを挙げてみても
美馬 学(千葉ロッテ)
2010年 ドラフト東北楽天2位。藤代時代の教え子。
上沢 直之(日本ハム)
2011年 ドラフト日本ハム6位。専大松戸時代の教え子。
原 嵩(千葉ロッテ)
2015年 千葉ロッテドラフト5位。専大松戸時代の教え子。
渡辺 大樹(東京ヤクルト)
2015年東京ヤクルトドラフト6位。専大松戸時代の教え子。
高橋 礼(福岡ソフトバンク)
2017年福岡ソフトバンクドラフト2位。専大松戸時代の教え子。
横山 陸人(千葉ロッテ)
2019年千葉ロッテドラフト4位。専大松戸時代の教え子。
持丸修一のまとめ
久しぶりの甲子園出場を果たした持丸修一監督。
前回、出場した2015年夏の甲子園では初戦敗退でした。
その前の常総学院時代も甲子園では勝てていません。
今回は藤代高校時代の2003年センバツ以来となる白星を挙げてほしいですね!
持丸修一監督について詳しく知りたい人はこちらがお勧めです↓
上沢(専大松戸出身)vs美馬(藤代出身)
— 大利 実(『中学野球の未来を創るオンラインサロン』始めました) (@mino8989) July 14, 2020
持丸修一監督の教え子が先発で対決。持丸監督の教えを受けるために藤代を選んだ美馬投手に対し、持丸監督のことを知らずに専大松戸に入学した上沢投手。といったエピソードもある『信じる力』(持丸修一著/竹書房)は7月22日発売!構成を担当しています。 pic.twitter.com/O20B28gvY7
持丸修一監督と同じく木内幸男さんの影響を強く受けている土浦日大高校の小菅勲監督についてはこちらを→小菅勲監督(土浦日大)のwiki風経歴!取手二時代や指導方法は?