山野司監督は、今年4月に高知中央高校野球部の監督に急遽就任しています。
前任の監督が退任した影響で、新入部員がゼロという異例の状況。
そんな逆境の中、わずか4カ月でチームを甲子園出場へと導いた手腕は、まさに驚きです。
この強さの根底には、PL学園で鍛えられた経験があるのかもしれません。
今回は、そんな山野司監督の経歴や指導スタイルについて詳しくご紹介します。
夏の甲子園 滋賀・綾羽高校の千代監督が高知中央の山野監督と対談 初戦の戦い方や注目選手は? https://t.co/wxt9fYYexF
— 京都新聞 (@kyoto_np) August 5, 2025
※右が山野司監督
山野司のプロフィール
名前:山野 司(やまの つかさ)
生年月日:1968年6月28日
出身:大阪府
経歴:PL学園高等学校→近畿大学→三菱重工神戸
山野司の現役時代
山野司監督は古豪・PL学園の出身です。
PL学園の1学年上には清原和博さんと桑田真澄さん、
1学年下には立浪和義さん、片岡篤史さん、橋本清さん、野村弘樹さんら錚々たるメンバーがいました。
1年夏の甲子園では準優勝、
2年春のセンバツではベスト4、
2年夏の甲子園では日本一を経験。
山野司監督自身も3年春のセンバツには5番・レフトでスタメン出場しましたが、浜松商業に敗れ、初戦敗退に終わっています。
高校卒業後は近畿大学、三菱重工神戸(現・三菱重工West)で野球を続けていました。
特に社会人時代は都市対抗野球大会や社会人野球日本選手権に何度も出場するなど、主力として活躍されていました。
山野司の指導者時代
2003年に現役引退後は、当時まだ創部して間もない関西国際大学のコーチに就任。
2004 年の春季リーグでは、メンバーの多くが1 年生という状況のなか、2部に昇格、続く秋季リーグ戦で1 部昇格を決めるなど、現在の強豪となる礎を作り上げています。
2023年まで関西国際大学にいた後、2024年には1年間だけマツゲン箕島硬式野球部の野手総合コーチを務めていました。
そして、知り合いを経由で、監督就任の依頼を受け、2025年4月に高知中央高校の監督に就任しました。
高知中央高校 山野司監督
「知り合いの方から、高知中央の監督がいないんでどうかってお話を聞いて、3月下旬にはこちらに来てました。私は一生懸命やることだけなので、何も深く考えずに選手と一緒に頑張ろうという気持ちで就任させていただきました」
FNNプライムオンライン
高知中央高校では前任の太田弘昭監督が突然辞め、大変、困った状態だったそうです。
太田弘昭監督についてはこちらを→太田弘昭監督(高知中央)のwiki風経歴!寒川時代や京都翔英時代は?
山野司の指導方針
山野司監督は「基本を大切にする野球」をモットーにされています。
特に守備を大切にされていて、高知中央高校では、キャッチボールやゴロ捕球という基本練習を徹底して反復させることから始めていました。
まずは「守りからしっかりと取り組もう」と選手たちに伝えてきました。とにかく粘り強く我慢していこうという姿勢をチームに浸透させています。
山野司のまとめ
突然の監督就任、新入部員ゼロという異例の状況──。
そんな逆境を乗り越え、わずか4カ月でチームを甲子園へと導いた山野司監督。
PL学園時代から社会人野球、そして大学野球を通じて積み重ねてきた経験が、いま高知中央高校に新たな風を吹き込んでいます。
これからの高知中央高校、そして山野司監督の指導に、ますます注目が集まりそうですね!