大角健二(報徳学園監督)の経歴や指導法は？現役時代がすごい？

兵庫県の強豪・報徳学園の大角健二監督。

1980年生まれの大角健二監督はいわゆる「松坂世代」の監督さんです。

名将・永田裕治前監督の後を受け、2017年から監督に就任。

就任2年目の2018年夏には、小園海斗選手(現・広島)を擁して、甲子園ベスト8に導いています。

新聞記事「焦った采配」肌身離さず　報徳高監督・大角健二さん https://t.co/99CZ67v04P #神戸新聞 #高校野球 #甲子園 pic.twitter.com/AEr4zuEvkM
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) July 29, 2018

〜もくじ〜

1 大角健二のプロフィール
2 大角健二の高校時代
3 大角健二の大学時代
4 大角健二の指導者時代
5 大角健二の指導方針
6 大角健二のまとめ

大角健二のプロフィール

名前：大角健二(おおすみけんじ)
生年月日：1980年5月30日
出身：兵庫県川西市
経歴：報徳学園→立命館大学

大角健二の高校時代

中学時代、大角監健二監督は兵庫川西ヤングに所属。

ピッチャーやキャッチャーとして活躍していました。

高校進学の際には、当時強かった育英高校や神戸弘陵への進学を希望していましたが、
野球経験のある父に勧められ、泣く泣く報徳学園に進学します。

ところが、いざ入ってみるとチームは2年生の春夏、3年生の春夏と4度も甲子園に出場！

「もう親の言うことは聞かなあかんな」
と思ったそうです。

特に3年時には主将兼キャッチャーとしてチームを引っ張りました。

3年春のセンバツでは初戦で松坂大輔投手のいた横浜高校と対戦。

大角健二監督は松坂投手相手に4打数無安打に抑えられ、チームも2対6で敗れています。

3年夏の甲子園では初戦で富山商業と対戦し、4対8で敗戦。

懐かしい⑤
’98夏・富山商vs報徳学園
・富山商が県勢11年ぶりの勝利！
・4番、平井孝英選手が逆転満塁ホームラン！⇒なかなか鳥肌立った思い出！
・被弾したのは元ロッテ、南竜介投手。報徳学園の大角健二現監督が捕手。#富山商 #報徳学園 #報知高校野球 #おうちにいよう pic.twitter.com/leIrLuIV7M
— とくしゅう太郎 (@Taro03Tok) April 11, 2020

高校の同期のチームメイトには鞘師智也さん(元・広島)、光原逸裕さん(元・オリックス、ロッテ)、
1学年下に南竜介さん(元・横浜、ロッテ)、森山周さん(元・オリックス、ロッテ)など錚々たるメンバーがいました。

この中でキャプテンを務めていた大角健二監督は凄いですね！

ちなみに鞘師さんは現在、広島のスカウトを務めていて、小園海斗選手の担当スカウトでしたね。

大角健二の大学時代

高校卒業後は、立命館大学に進学。

大学では1年生からキャッチャーとして試合に出場しました。

しかし、右肘を痛め、1年生の8月と2年生の2月に手術。

満足に球を投げられなくなったため4年生では早めに引退するつもりでしたが、
統率力を買われて、高校時代に続いて主将に就任しました。

ただ、思うようにプレーできないため、当時を振り返って
「そこからは野球がストレスでしかなかった」
と話されています。

大角健二の指導者時代

大学の野球部引退後は、野球にはもう関わらないと決めていました。

しかし、報徳学園の野球部長だった竹村洋一さんの葬儀に出席した時に、永田前監督から
「指導者にならへんか」
との誘いを受けます。

悩み抜いた末、
「竹村先生の抜けた穴を埋めれば、先生への恩返しになる」
と考え、指導者の道を歩むことを決めました。

その後、2003年から報徳学園のコーチ、
2013年から野球部部長を務め、
2017年春から、永田前監督の後を受け、監督に就任しました。

就任1年目こそは、甲子園出場は逃しましたが、2年目の2018年の夏には小園海斗選手を擁して、8年ぶりの夏の甲子園出場を達成！

甲子園でもベスト8に入っています。

大角健二の指導方針

大角健二監督は近年では珍しいほど厳しい監督です。

ルールを破った選手がいれば、練習中でも全員を集めて怒鳴り、なぜ怒られたか、どうするべきか、を考えさせます。

もちろん、これは選手を思ってのことで、
OBの小園選手は
「監督からは野球だけではなく、野球以外のことをたくさん学ばせてもらった」
と感謝を口にしています。

また、「勝つためには、何が大切か」ということを、既存の常識にとらわれずに考えている監督で、基本第一の高校野球ではこれまであまり見られなかった逆シングルやジャンピングスローといった大胆なプレーを選手たちに推奨しています。

これらは
・体の使い方や流れ、送球を見れば明らかにジャンピングスローの方が速い。
・正面に入るのが難しい打球にも強引に正面にいこうとして、ボールを落としてもOKなのか？
など理論的に考えた末にたどり着いた答えだそうです。