学法福島のドラフト候補・辻垣高良投手。
ストレートの最速は137km/hながら、2種類のスライダーを武器に三振の山を築く左投手です。
2年生秋の福島県大会では投打に活躍し、53年ぶり3度目の優勝を達成しています。
※追記 2020年オリックス育成ドラフト2位!
辻垣高良のプロフィール
名前:辻垣 高良(つじがき たから)
生年月日:2002年6月10日
出身:兵庫県神戸市
身長:180cm
体重:80kg
投打:左投げ左打ち
ポジション:ピッチャー
趣味:釣り
家族:両親と兄
経歴:神戸市立小束山小学校→神戸市立多聞東中学校→松韻学園福島高等学校
辻垣高良の兄
辻垣高良投手の3歳上の兄・泰良さんも愛知県の中部大学第一高校を経て、現在は中部大学で野球をされています。
ポジションは弟と同じピッチャーです。
まだ、全国大会出場などの目立った成績は残していませんが、
高校から親元を離れ、田島慎二投手(現・中日)や立野和明投手(現・日本ハム)を輩出した中部大学第一高校に進学していることをみると、今後、注目される選手なのかもしれませんね。
辻垣高良の小中学時代
辻垣高良投手は小学4年生から小束山少年団で軟式野球を始めました。
中学時代は地元の強豪・神戸中央シニアに所属。
当時のチームメートには智弁学園の山崎空雅選手、今崎圭秦選手、佐藤尊将選手、神村学園の田中舜太朗投手ら現在強豪校の主力を張るメンバーたちがいました。
そのため、辻垣高良投手は中学時代7、8番手の控え投手で、全国大会への出場はありませんでした。
辻垣高良の高校時代
中学卒業後は学法福島高校に進学。
学法福島高校は、一昔前までは弱小と呼ばれるチームでしたが、
近年は県外から積極的に有望な中学生を集めて、部の強化に取りんでいる私立の高校です。
OBにはプロ野球選手はいませんが、ザ・ドリフターズの加藤茶さんがいます。
ちなみに名前が良く似ている学校法人石川高等学校(学法石川)とは無関係です。
高校では辻垣高良投手は1年生の春からベンチ入り。
がんばれ学法福島
がんばれ辻垣高良くん✨ pic.twitter.com/GRZq8Y0fqb— ゆうくん@県営の妖精 (@fukada_yu2) 2020年5月3日
2年生の8月には顔面に打球が直撃し、手術を受けるというアクシデントに見舞われます。
それでも2年秋からエースを任されると、
秋の福島県大会では全9試合を一人で投げ抜き、53年ぶりの優勝を達成しました。
打順もクリーンナップ(3番、4番)を打ち、県大会決勝では、サヨナラヒットを放っています。
#高校野球 秋季 #福島県大会 決勝(24日、白河グリーン)#学法福島 3x-2 #福島成蹊
土砂降りの雨の中、学法福島がサヨナラ勝ちで53年ぶり3度目の県王者に輝きました。エース左腕 #辻垣高良 が投げては8安打2失点で完投。暴投で追いついた9回2死二塁から左中間へのサヨナラ打で勝負を決めました。 pic.twitter.com/GwSw036Env
— スポーツ報知東北支局 (@hochi_tohoku) 2019年9月24日
続く東北大会では、東奥義塾高校に2対3で敗れ、初戦(2回戦)敗退。
相撲トレ
辻垣高良投手は2年生の冬には更なるパワーアップを求めて、1か月間、相撲部に入門しています。
学法福島の相撲部は大波三兄弟(若隆元渡、若元春港、若隆景渥)を輩出している名門です。
相撲トレによって体幹が鍛えられたことで投球フォームに安定感が増しました。
甲子園目指し土俵で鍛錬 学法福島の左腕エース辻垣 https://t.co/1YhWgObKAh
— ふくださん (@fukudasun) 2020年4月17日
辻垣高良のプレースタイル
辻垣高良投手は最速137km/hを投げるプロ注目のサウスポーです。
変化球は2種類のスライダー、スクリュー、フォークボールなど。
とても三振を多く獲ることができるピッチャーで、2年秋の公式戦では85回を投げ、89個の三振を奪っています。
三振を狙うとどうしても球数が多くなるため、県大会の決勝では監督から「三振禁止令」まで出されていました。
それでも、辻垣高良投手は決勝で10個の三振を記録しています。
秋の公式戦9試合で9完投、一人で合計1200球超を投げ抜くなど、スタミナも豊富です。
辻垣高良のまとめ
学法福島は2年秋の福島県大会では優勝したものの、東北大会は初戦敗退に終わり、センバツには出られませんでした。
福島県には夏は13年連続優勝中の強豪・聖光学院がいますが、
相撲トレでパワーアップした辻垣高良投手の活躍で、夏こそ甲子園出場を果たしてほしいですね!