令和初の出雲駅伝で初優勝を果たした國學院大學。
その國學院大學を率いるのが前田康弘監督です。
現役時代は駒澤大学の選手として、1998年と1999年には全日本大学駅伝で優勝を果たしている他、2000年の箱根駅伝では駒澤大学初の総合優勝を達成するなど素晴らしい成績を収めています。
國學院大學の監督に就任してからも、弱小だったチームを箱根駅伝常連のチームにまで育て上げ、ついには優勝候補にも名前が挙げられるまでになっています。
よく“名選手は必ずしも名監督にあらず”とは言いますが、前田監督には当てはまりませんね!
今回はこれからの大学駅伝界の中心人物になっていくこと間違いなし!
國學院大學の前田康弘監督についてまとめてみました。
強くなるチームの「流れ」を作り出す指導とは? 國學院大・前田康弘監督(上) https://t.co/S01wp5QiWT 今更だがこの記事を。この時はまだ、出雲優勝するなんて誰も思ってなかったのでは。
— まの字 (@manoji_SPORTS) 2019年12月13日
前田康弘のプロフィール
名前:前田 康弘(まえだ やすひろ)
生年月日:1978年2月17日
出身:千葉県千葉市
経歴:市立船橋→駒澤大学→富士通
前田康弘の現役時代
前田康弘監督は地元千葉の名門・市立船橋を卒業後、駒澤大学に進学しました。
駒澤大学では2年次から箱根駅伝に出場。
7区を走り、区間3位の走りでチームの総合2位に貢献しました。
3年次には出雲駅伝と全日本大学駅伝で優勝!
箱根駅伝では7区を走り、区間3位の成績で、総合2位。
4年次には主将を務め、全日本大学駅伝で2年連続となる優勝!
さらには箱根駅伝では4区を走り、区間8位の成績で駒澤大学初の総合優勝を達成しました。
この優勝をきっかけには駒澤大学は2000年代に6度の総合優勝を果たしていますから、前田監督は黄金時代の礎を築いた人物と言えるでしょうね。
前田康弘の指導者時代
大学卒業後は富士通に入社。
富士通を退社後は母校・駒沢大学に戻りコーチを務め、2007年から國學院大學のコーチに就任しました。
2009年8月に監督に昇格。
2011年には早くも箱根駅伝10位とシード権を獲得すると、翌12年大会も10位と連続で好結果を残しています。
その後も安定して箱根駅伝に出場し続けることで周りの見方が変わってきたそうで、現在のエースの浦野雄平選手など有力な選手も進学してくるようになりました。
そして、2019年の出雲駅伝では大学三大駅伝(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)初優勝を飾り、翌2020年の箱根駅伝では優勝候補に名前が挙げられるまでになっています。
前田康弘の結婚
前田康弘監督は3歳下の佳代子さんという名前の女性と結婚されています。
現在は陸上部の合宿所に一緒に住まれているそうです。
当時のキャプテンは、
「夫婦で来た時は驚いたけど、チームとして締まった」
と語っています。
前田監督は昨年11月、夫人の佳代子さん(29)を説得し、川崎市内の陸上部合宿所に住み込み始めた。食堂奥の間取り2Kの部屋を確保し、部員の生活に目を光らせる毎日。愛妻は今年8月に出産予定。家族が増えて手狭となるが、「当面は頑張ってみる」と師弟愛に燃えている。
YAHOO!ニュース
こちらは2011年1月の記事ですね。
お子さんが無事に生まれているとすれば、現在(2019年12月)8歳ですね。
そろそろ陸上に興味を持ち始める時期ではないでしょうか。
前田康弘の師弟対決
前田康弘監督は大学時代、駒澤大学コーチ時代に駒大・大八木弘明監督から教えを受ています。
大八木弘明監督は箱根駅伝で総合優勝6回を誇る大ベテラン監督です。
前田康弘監督率いる國學院大學は駒澤大学より下位の成績ばかりでした。
しかし、2019年の出雲駅伝では駒澤大学をゴール直前でかわし、初優勝を達成しています。
この時、大八木監督は
「教え子には負けないと思っていたが、最後に負けたのは悔しい」
とコメントされていました。
前田康弘監督は大八木監督について
「情熱の人ですね! 尊敬してます」。
「駒澤に勝ちたいという気持ちは、少しは心の中にありますが、それは個人的な話です。選手たちにはその気持ちを押しつけないようにしてます」
と語っています。
私のような第三者としては、師弟対決と話題になることで、大学駅伝界を盛り上げていってほしいですね。
また、そのことで注目されることで両校の強化にもつながっていくと思います。
前田康弘のまとめ
前田康弘監督はまだ若く、実績も少なく若いですが、将来は恩師の大八木監督のようなレジェンドクラスの監督になっていくと思います。
國學院大學が箱根駅伝で優勝するのもそんなに遠い未来ではない気がしますね。