センバツ出場校で、またしても体罰が発覚!
2年連続2度目のセンバツ出場を決めたばかりの松山聖陵高校の監督、荷川取秀明監督が、野球部員を小突く様子がYouTubeにアップされました。
センバツの選考会の直前には、春日部共栄の本多利治監督の体罰が発覚しています。
こう立て続けに発覚したことを考えると、日本の野球界にはまだまだ体罰が多いようですね。
※追記(2020/9/17)
荷川取秀明監督が再び体罰で謹慎を受けたようです。
2年連続2回目
同校によると、先月9日に県夏季大会が閉幕して新チームに移行後、練習で怠慢プレーが見られたとして、監督が部員4人に「自分の頬をたたいておけ」「頭をたたけ」「壁に頭をぶつけておけ」などと指示したという。部員にけがはなく、現在も練習に参加している。
プロフィール
名前:荷川取 秀明(にかどり ひであき)
生年月日:1981年7月29日
出身:沖縄県宮古島市
経歴:沖縄尚学高校→筑波大学→松山聖陵
現役時代は?
高校時代、沖縄尚学でプレーしていました。
1999年センバツでは1番・サードとして活躍し、沖縄勢として初めてのセンバツ優勝を達成しています。
高校卒業後は、筑波大学でプレー。
この時の同級生には、中日の藤井淳志選手がいました。
藤井選手も後輩にパワハラまがいの公開説教をしているところをインスタライブで配信され、一時期、問題になっていましたね。
藤井
「滝野、石岡。お前らのせいで送別される人がいること忘れるなよ。お前らしばこうと思ったけど時代が時代だからしばかない。」悪い空気を察した福田
「俺、昭和の人間なんでしばいていいですよ。w」といい、場が和む。藤井が仕切り直して藤井
「高松、プロ野球は部活動じゃねーぞ。お前お腹痛いで10日休む。どういうことや?」周平
「(ただの腹痛じゃなくて)胃腸炎だよね~」
当時の野球部内には体罰は当然みたいな雰囲気があったのでしょうね。
監督就任の経緯と実績
荷川取秀明監督は大学4年生の時に、松山聖陵の大沢哲校長(当時)から
「すぐに監督をやってくれ」
と熱心に頼まれ、大学卒業と同時に監督に就任しました。
2007年に一度退きましたが、副部長や部長を経て、2010年に監督復帰しています。
2016年夏に、アドゥワ誠投手(現・広島)を擁して、甲子園初出場を果たしています。
2018年春のセンバツにも出場。
そして、2019年春のセンバツの出場が決まった直後に、今回の体罰事件が発覚しました。
発覚の経緯
問題の動画は、センバツ出場校が決定した1月25日の夜に、YouTubeにアップされました。
松山聖陵によると、動画は昨年9月ごろ、松山市内の野球部宿舎で撮影されたとみられ、荷川取監督が1年生部員の顔をつかみ、頭を壁にぶつける様子が写っています。
この1年生は生活態度に問題があったようで、注意していたとみられますが、どんな理由にせよ、暴力は許されるのものではありませんね!
ネット上の声
「松山聖陵で体罰か?ってマジ?センバツ決まったのに?」
「監督が体罰の松山聖陵、部員は悪くないから辞退の必要はないけど、監督は絶対解任しなきゃいけないと思う」
「松山聖陵の体罰が話題になっているが、これも前後関係ハッキリしてから言わないとだね」
「すぐに盗撮されるから監督さんも指導しにくいだろうね。どういう経緯かわかんないけど本当に愛情のある指導なら別にいいと思うけどね」
「頭小突いたくらいで体罰とは教師や指導員には生きづらい世の中ですね。言ってもわからんちんを小突けば体罰だー。調子のって殴られるまでイキり倒す。殴るなんて酷いー。世論が怖いので学校側も生徒の味方。もう教師巻き込まれるだけで詰んでるじゃん。かわいそう」
処分は?
松山聖陵は26日午前に動画を確認し、監督に対し聞き取り調査を行っているようです。
県高野連には28日に報告しており、渡部正治校長は
「暴力ではなく、指導の一環だ。ルール違反を繰り返す生徒への最も厳しい指導と捉えており、処分は高野連の判断に委ねる」
と話しています。
指導方針は?
野球の技術だけではなく、精神面に重きを置いている監督です。
「生活の乱れはグラウンドに出る」
と、選手たちと寮で一緒に生活しながら、普段の生活にも目を配って、ルールを守らない選手をメンバーから外すこともあります。
今回、体罰を受けていた野球部員は、時間外出を繰り返していたとの情報もあり、指導が行き過ぎてしまったのかもしれません。
嫁・子供は?結婚している?
調べてみましたが、荷川取監督の奥さんや子供に関する情報はありませんでした。
選手たちと寮で一緒に生活しているそうなので、おそらく、まだ独身なのではないのでしょうか。
長島三奈と親交
スポーツキャスターの長島三奈さんとは、高校時代に「熱闘甲子園」で取材をされたことが縁で、今でも親交があります。
2016年に松山聖陵が初めて甲子園を決めた時には
「荷川取くんが甲子園に戻ってくるんだと思ったら、本当にうれしくて。イチからチームを作ってきて、その苦労もよく聞いていたので」
とコメントされています。
まとめ
荷川取秀明監督は、ようやく甲子園にも出場できるまでに、現在の松山聖陵を作り上げました。
決して体罰は許されるものではありませんが、還暦を過ぎている春日部共栄の本多利治監督と違って、荷川取秀明監督は37歳とまだ若い監督です。
一度の過ちで、指導者人生が終わってしまうのはかわいそうです。
まだ処分が決まったわけではありませんが、もし退任となったとしても、できれば、またいつの日か指導者としてやり直す機会を与えてほしいと思いますね。
↑上の意見は1回目の体罰が発覚したときのものです。
その後も続々、体罰がわかっているので、指導者失格だと思います。