北海道の強豪・北照高校に全国の高校野球ファンが注目する投手がいます。
その名は島田爽介投手。
東京ヤクルトスワローズジュニアで日本一を経験している右ピッチャーです。
高校では東京を離れ、北海道のマウンドで輝きを放っています。
「自分が最後まで投げ切って勝つ」——そんな覚悟を胸に躍動する島田爽介投手の軌跡を、一緒にたどってみましょう。
島田爽介 北照3年
— ぶるーたす (@bluamabase) March 9, 2026
コントロールがよく強気に攻める投球が持ち味の右腕は、2年秋にエースナンバーを獲得。北海道大会では準決勝で旭川実業を、決勝では白樺学園を完封するなど、6日間で全4試合を完投するタフネスぶりでチームを優勝に導いた。#本日の選手紹介 pic.twitter.com/yEy0z8Bek6
島田爽介のプロフィール
名前:島田 爽介(しまだ そうすけ)
生年月日:2008年8月21日
出身:東京都葛飾区
身長:174cm
体重:77kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:葛飾区立東金町中学校→北照高等学校
島田爽介の小中学時代
島田爽介投手は父親の影響で小学1年生から野球を始め、地元のレッドファイヤーズでその才能を磨いていきました。
そして小学6年生の時、野球少年なら誰もが憧れる大きなチャンスが訪れます。
なんと東京ヤクルトスワローズのジュニアチームに選抜されたのです。
プロ野球12球団のジュニアチームが日本一を争うNPB12球団ジュニアトーナメントでは、エースとして大活躍!
決勝の中日ドラゴンズジュニア戦では先発も任され、チームの日本一に大きく貢献しました。
中学校は地元の東金町中学校に通いながら、硬式野球の名門・京葉ボーイズに所属。
全国大会の常連で多くのプロ野球選手を輩出してきたこのチームで、島田爽介投手はさらに実力を磨いていきます。
中学3年生の時の東商テクノ旗争奪第2回日本少年野球北海道大会では決勝の先発マウンドに立ち、チームを勝利に導くなど、当時から大舞台に強い選手でした。
さらに日本少年野球東日本報知オールスター戦の千葉県選抜にも選ばれており、その実力は中学時代からすでに全国区だったと言えます。
島田爽介の高校時代
中学時代の遠征で北照の練習を見学した島田爽介投手は、上林弘樹監督の熱血指導に「絶対にここに行きたい」と一目惚れ。
親元を離れてはるばる北海道へと飛び込みました。
しかし、高校での道のりは決して平坦ではありませんでした。
入学当初はスタミナ不足や守備の詰めの甘さが露呈し「みんなに置いていかれていた」と本人も振り返るほど、苦しい時期が続きました。
1年秋こそ背番号10でベンチ入りを果たしましたが、2年の春・夏はまさかのベンチ外。
「何を変えていけばいいのだろう」と危機感を覚えた島田爽介投手は、ここで心身の改革に踏み切ります。
まず食生活を見直しました。
寮の冷蔵庫にアイスクリームなど甘い物を入れていたのをやめ、代わりにサラダチキンを置くように。
さらに大好物のシュークリームを封印し、グラウンドから寮まで片道約45分の道のりを毎日走るという徹底した体づくりを開始します。
「絶対いい投手になってやる」——その強い意志のもと約3か月で体脂肪率を22%から16%まで絞り込み、課題だった球威を大幅にアップさせることに成功しました。
そしてその努力が実を結んだのが2025年秋の北海道大会です。
北海戦、旭川実業戦、そして決勝の白樺学園戦と、4試合すべてをたった一人で投げ抜く圧巻の活躍を見せました。
特に決勝戦では、相手打線をわずか6安打に抑えての完封勝利!
チームを13年ぶり6度目の優勝に導き、センバツ出場を確実なものとしました。
さらに昨年12月には高野連の台湾交流事業でも北海道選抜として登板するなど、その活躍ぶりはどんどん広がりを見せています。
センバツ注目選手の11回目は13年ぶりに出場する #北照 の右腕・ #島田爽介 投手⚾️
— 毎日新聞高校野球 (@maikoukouyakyu) March 1, 2026
昨夏はベンチ外でしたが、心身の改革でタフな投手へと成長を遂げました🌠
信頼厚い鉄腕へ導いた「最初と最後は人間性」 北照・島田爽介 – 毎日新聞https://t.co/oV6OljF0N4
北照高校の同期のチームメイトには開会式で選手宣誓を務める主将の手代森煌斗選手らがいます。
手代森煌斗選手についてはこちらを→手代森煌斗(北照)はドラフト注目!兄弟もすごい?選手宣誓!
島田爽介のプレースタイル
島田爽介投手のプレースタイルを一言で表すなら、「技巧派の完投型右腕」です。
ストレートの最速は139km/h。
かつては奥川恭伸投手(東京ヤクルトスワローズ)に憧れ、速球派を夢見ていたこともありましたが、自分の良さを冷静に見つめ直し、今は「制球力と変化球のキレで勝負するスタイル」を確立しました。
スライダー、チェンジアップ、カーブなど5種類の変化球を巧みに使い分け、打者に的を絞らせないピッチングが持ち味。
秋の北海道大会4試合で記録した成績(総投球イニング34回、防御率1.32)が示すように、イニングを追うごとに調子を上げていくスタミナと、試合を作る能力の高さは高校トップレベルです。
北照高校 島田爽介投手(2年)
— セガワ (@hamshinuma) October 21, 2025
特別速い球を投げるわけでも変速なわけでもないが「勝てる投手」
昨年エスコンで見た立教大学の小畠一心にフォームと投球スタイルが似てる#北照#島田爽介 #北海道高校野球 pic.twitter.com/fe4jmySxEb
島田爽介の姉・英衣さん
島田爽介投手の家族についても、ぜひ触れておきたい素敵なエピソードがあります。
島田爽介投手の2歳年上の姉・島田英衣(はなえ)さんは東京の強豪・関東第一高校野球部マネージャーを務めていた方です。
2024年夏の甲子園で、関東第一が準優勝を飾った際には記録員としてベンチ入りし、メディアでも大きな話題になりました。
そんなお姉さんから弟の島田爽介投手に、関東第一の選手も持っていたという、東京・亀有香取神社のお守りが渡されています。
島田爽介投手はそのお守りを、寝るときは枕元に置き、バス移動の時は右手に握りしめ、試合中はカバンに着けてマウンドに立ち続けました。
甲子園で準優勝を経験したお姉さんの思いを胸に、弟もまた甲子園の舞台を目指したわけです。
野球一家ならではの、心温まるエピソードですよね。
なお英衣さんは中央学院大学に進学後も、野球部のマネージャーを続けていらっしゃるそうです。
島田爽介のまとめ
島田爽介投手は小学生でヤクルトジュニアに選ばれ、名門・京葉ボーイズで腕を磨き、北照に進学してからは苦難を乗り越えながら着実に成長を遂げてきました。
そしていよいよセンバツ甲子園へ。
島田爽介投手がこれからの大舞台でどんな投球を見せてくれるのか、本当に楽しみですね!
「北照らしい一体感のある野球を見せたい」と誓うエースの活躍を、一緒に応援しましょう!

