★2018年ドラフト・ソフトバンク7位!
三菱日立パワーシステムズからソフトバンクに指名された奥村政稔投手。
大学中退や社会人で所属チームの統合移籍などの紆余曲折がありましたが、26歳でようやくプロの舞台へたどり着きました。
最速154km/hのストレートを武器に、1年目からの活躍が期待されています。
プロフィール
名前:奥村 政稔(おくむら まさと)
生年月日:1992年8月14日
出身:大分県中津市
身長:178cm
体重:80kg
投打:右投げ右打ち
契約金:3000万円
年棒:1000万円
経歴:中津市立鶴居小学校→中津市立緑ヶ丘中学校→中津商業高校→九州国際大学(中退)→三菱重工長崎→三菱日立パワーシステムズ
小学3年生からキャッチャーとして、軟式野球を始めました。
中学時代は軟式野球部に所属し、ピッチャーに転向しています。
中津商業
地元の中津商業へと進学をしています。
中津商業は、奥村投手の卒業と同時に閉校することが決まっていて、そのため2年秋からは部員が10人しかいませんでした。
そんな野球部の中、エースとして活躍。
2年秋の大分県大会初戦・由布高校戦では、8回コールド18奪三振でノーヒットノーランを達成しています。
3年夏の大分県大会の初戦には、プロ5球団が奥村投手を見に集まりました。
試合は三重総合に6回コールドで敗れています。
高校生の頃から最速147km/hをマークし、複数球団から注目されていた奥村投手でしたが、プロ志望届は提出せず、九州国際大学へと進学をしました。
大学中退
大学では1年春からベンチ入りしています。
2年春からはエースとして活躍し、春3勝(2敗)、秋5勝(1敗)を挙げました。
しかし、大学を2年生で中退しています。
「プロを目指し、より力をつけるため」
と社会人野球の三菱重工長崎に入社しました。
もっとも、これは表向きの理由で、若い頃はかなりやんちゃだったそうです。
三菱重工長崎
1年目から主にリリーフで登板しています。
3年目には初の都対対抗野球大会に出場。
1回戦・ヤマハ戦で先発し、6回を3安打に抑えますが、試合は0対3で敗れました。
24歳のシーズンを終えた2016年11月、三菱長崎は三菱日立パワーシステムズ横浜と統合されて、三菱日立パワーシステムズとなり、本拠地は横浜に置かれることが決定します。
当時はすでに結婚して、長男を授かっていた奥村投手は、家族を郷里の大分に残して、横浜で勝負すると決意しました。
そして、横浜に来て2年、ついにソフトバンクから7位で指名され、プロ入りを果たしました。
プレースタイル
最速154km/hの本格派ピッチャーです。
変化球はスライダー、カットボール、シュート、フォークなど。
投球スタイルは
「気持ちが乗ったボールなら、多少、甘く入っても相手打者が打ち損じてくれる」
と、気持ちを前面に出して戦うタイプです。
とても身体能力の高い選手で、背筋力210キロ、50m6秒0の瞬発力、遠投120mの強肩の持ち主。
スカウトの評価
■ソフトバンク・荒金スカウト
「今年ラストチャンスのピッチャーだったので指名出来てよかったです。(強みは)マウンド捌きとハートの強さです。いいものがあります」
結婚
社会人4年目の24歳の時に結婚されています。
奥さんの名前は美月さんです。
また、2歳になる息子もいます。
ドラフトで指名された時、故郷の家族や両親は、涙を流してプロ入りを喜んでくれました。
そして、奥村選手を検索すると出てくる「宝来軒」というワードですが、気になったので色々調べてみたのですが、どうやら奥村選手のお父さんが大分の中津にある「宝来軒」というお店で働いていらっしゃるようです。
ラーメンがとっても美味しいお店だそうですよ!
行ってみたいです♪
まとめ
「駄目なら1年でもクビになる世界。最初から勝負したい」
と言う奥村投手。
おそらく1年目から、中継ぎとして多くの登板機会があると思います。
応援してくれる家族のためにもプロでいっぱい活躍してほしいですね。