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選抜高校野球2026の21世紀枠は?候補9校から出場校を予想!

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2026年春に開催される選抜高校野球(センバツ)

その中でも毎年注目を集めるのが、21世紀枠です。

21世紀枠は、単なる戦績だけでなく、
文武両道や練習環境の工夫、地域との関わりなども含めて評価される特別な枠。

だからこそ「どの高校が選ばれるのか?」を巡って、毎年さまざまな予想や議論が生まれます。

すでに全国9地区から21世紀枠の候補校9校が出そろい、
あとは1月30日の選考委員会で2校が選ばれるのを待つのみとなりました。

この記事では、候補校9校の戦績や背景を踏まえたうえで、
「どの高校が21世紀枠でセンバツ出場を勝ち取るのか」を独自視点で予想します。

2026年センバツ21世紀枠・候補9校一覧

今回、各地区の推薦校に選ばれたのは以下の9校です。

地区  学校名 主な特徴 主な特徴
北海道  士別翔雲  未出場・最北端
東北  名取北  文武両道
関東  上尾  42年ぶり復活
北信越  若狭  伝統校
東海  四日市  進学校
近畿  郡山  超伝統公立
中国  山口鴻城  私立・地域活動
四国  高知農  少人数
九州  長崎西  戦力最上位

 

21世紀枠出場校予想①:長崎西

今回の21世紀枠候補9校の中で、
最も選出に近い存在と考えているのが、長崎西高校です。

九州大会ベスト8という「分かりやすい実績」

長崎西最大の強みは、秋季九州大会でベスト8に進出している点です。

21世紀枠では「戦績だけで決まらない」と言われますが、
近年の選考を見ていると、
「最低限、甲子園で戦える力があるか」は確実に見られています。

長崎西は、
・県大会で海星、瓊浦、大崎といった甲子園経験校を次々と撃破
・九州大会初戦では唐津商にコールド勝ち
・準々決勝では神宮大会優勝校・九州国際大付と対戦

結果は敗退でしたが、相手や内容を考えれば、評価を下げる材料にはなりません。

「短時間練習」で結果を出す文武両道校

長崎西は県内屈指の進学校として知られています。

そのため、野球に使える時間は決して多くありません。

それでも、
・平日の練習時間は約90分
・土日も2〜4時間程度
という限られた環境の中で、
ここまでの戦績を残してきました。

21世紀枠が重視する
「環境的ハンデをどう工夫で乗り越えているか」
という点において、長崎西は非常に分かりやすい存在です。

投手力と守備の安定感が光るチーム

戦力面を見ても、長崎西は21世紀枠候補の中で頭一つ抜けています。

・エースの熊寛生投手を中心とした安定した投手陣
・大会を通して致命的なエラーが少ない守備
・九国大付戦以外では複数得点を挙げる打線

「21世紀枠=記念出場」というイメージを持たれがちですが、長崎西は普通に勝負をしに行けるチームです。

45年ぶりの甲子園というストーリー性

長崎西が甲子園に出場すれば、1981年夏以来となります。

実に45年ぶりの大舞台です。

進学校としての歩み、限られた練習時間、そして着実に積み上げてきた戦績。

これらが重なった長崎西は、
21世紀枠の理念を体現する存在と言っても過言ではありません。

唯一の懸念は昨年の21世紀の代表校も同じ長崎県の壱岐高校というところですが、
21世紀枠では過去にも
2002年の松江北、2003年の隠岐(ともに島根)、
2014年の海南、2015年の桐蔭(ともに和歌山)、
2016年の釜石、2017年の不来方(ともに岩手)
と連続して選出されたことがあります。

ですので、特に選出の上では問題ないと思いますね。

そのため今回は、長崎西を21世紀枠の最有力候補として予想します。

21世紀枠出場校予想②:上尾

長崎西に次ぐ対抗候補として挙げたいのが、埼玉上尾高校です。

公立校ながら「甲子園の常連」だった伝統校

上尾は、公立校でありながら春3回・夏4回、計7回の甲子園出場を誇る伝統校です。

最後の甲子園出場は1984年夏。

もし選ばれれば、42年ぶりのセンバツ出場となります。

21世紀枠では「初出場校」が注目されがちですが、
近年はかつての名門が長い低迷を経て復活するケース”も評価されやすくなっています。

その点で、上尾のストーリー性は十分です。

秋の埼玉大会4強は高評価材料

上尾が評価される最大の理由は、秋季埼玉県大会での4強入りです。

準決勝では浦和学院に1点差で敗れましたが、
私学強豪がひしめく埼玉で、公立校がここまで勝ち上がるのは簡単ではありません。

・県大会4強
・負けた試合も3対4と僅差
・公立校唯一の上位進出

この結果は、
「戦力的にも一定の水準にある」
という判断材料になります。

“公立の雄”という分かりやすさ

上尾は、いわゆる「公立の雄」と呼ばれる存在です。

突出したスター選手はいないものの、
・チーム全体で粘り強く戦う
・守備を軸にロースコアに持ち込む
・公立校らしい一体感

こうした要素は、21世紀枠の舞台でも非常に映えます。

総合評価:選ばれても不思議ではない一校

戦績、伝統、話題性。

どれも大きなマイナス要素がなく、「選ばれました」と言われても納得できる高校です。

長崎西が「完成度の高い最有力」なら、
上尾は「復活ストーリーを背負った対抗馬」。

21世紀枠2校のうち、どちらか1校は確実に候補に残る存在と言えるでしょう。

その他の有力校

今回の候補9校は、どこが選ばれてもおかしくない顔ぶれです。

ですので、上記の2校以外にも選出される可能性が高そうな高校もあります。

四日市(東海)

・三重県大会4強
・文武両道の進学校

評価は高いものの、地区大会(東海大会)に進めなかった点がやや響きそうです。

士別翔雲(北海道)

・春夏甲子園未出場
・出場すれば史上最北端

ストーリー性は抜群ですが、近年は「話題性だけで選ばれにくい」傾向もあり、
今回は一歩届かない印象です。

高知農(四国)

・秋季高知県大では準々決勝で優勝した明徳義塾にタイブレークの末に2-3で惜敗
・少人数で活動
・地域貢献度が高い

21世紀枠らしさはありますが、戦績面でのインパクトという点ではやや弱いかもしれません。

まとめ|21世紀枠出場校の最終予想

以上を踏まえた、選抜高校野球2026・21世紀枠の最終予想は次の通りです。

◎ 長崎西(九州)
○ 上尾(関東・東京)

戦績、文武両道、ストーリー性。

そのバランスを考えると、この2校が最も選出に近いと予想します。

正式な出場校は、1月30日の選考委員会で発表予定です。

果たしてどこの高校が選ばれるのでしょうか?