津田学園野球部を率いる佐川竜朗監督。
現役時代はPL学園、明治大学、日本通運とアマチュア野球界の第一線を歩んできた監督さんです。
2008年に津田学園の監督に就任してから、春1回、夏3回、チームを甲子園に導いています。
今回はそんな佐川竜朗監督の経歴や指導方法などについて調べてみました。
マジか?! 奇跡×3度だ!
— 社会人野球のミカタ📰 (@shakaijin_base) August 7, 2025
津田学園の佐川竜朗監督が47歳の誕生日に、甲子園1回戦で叡明に延長十二回タイブレーク、5−4とサヨナラ勝ち。
夏の甲子園の組み合わせ抽選で監督の誕生日(8月7日)に初戦を引き当てたのは、2017、19年に続き3度連続。17年は悪天候で8日に順延されたが、3度とも初戦突破した。 pic.twitter.com/0SpRgYhktj
佐川竜朗のプロフィール
名前:佐川 竜朗(さがわ たつお)
生年月日:1978年8月7日
出身:大阪府
身長:173cm
経歴:PL学園高等学校→明治大学→日本通運
佐川竜朗の現役時代
現役時代、佐川竜朗監督はパワフルな打撃と強い肩が持ち味の外野手として活躍されていました。
PL学園時代にはライトのレギュラーとして、3年夏の甲子園に出場。
ちなみにこの時のエースは前川勝彦さんでした。
前川勝彦さんはその年のドラフト1位で近鉄バファローズに入団されていますね。
その他、
2学年上には大村三郎さん(サブロー/元・千葉ロッテ他)、宇高伸次さん(元・大阪近鉄他)
1学年上には福留孝介さん(元・中日他)、前田忠節さん(元・阪神他)、辻田摂さん(元・中日)
同期には荒金久雄さん(元・ダイエー他)、
1学年下には小林亮寛さん(元・千葉ロッテ)、前田新悟さん(元・中日)、
2学年下には上重聡さん(フリーアナウンサー)、平石洋介さん(元・東北楽天)、大西宏明さん(元・大阪近鉄他)がいました。
調べてみたら凄すぎたので、プロ入りしたチームメイトを全部書いてみました。
PL学園卒業後は明治大学に進学。
大学でも中心選手として活躍し、4年時には主将を務めていました。
明治大学時代のチームメイトもすごくて、
3学年上には川上憲伸さん(元・中日)
2学年上には小笠原孝さん(元・中日)、辻竜太郎さん(元・オリックス他)、
1学年上には木塚敦志さん(元・横浜)、的場直樹さん(元・福岡ソフトバンク)、
1学年下には庄田隆弘さん(元・阪神)、前田新悟さん(元・中日)、
3学年下には岡本篤志さん(元・埼玉西武)、佐藤賢さん(元・東京ヤクルト)、牛田成樹さん(元・横浜)、呉本成徳さん(元・横浜)がいました。
卒業後は社会人野球の日本通運でプレーし、プロを目指していましたが、ドラフト指名されず、高校野球の指導者への道を選択しました。
津田学園・佐川竜朗監督(PL-明大-日本通運)
— りぽさん (@tan_k_y) April 21, 2019
初めて見た都市対抗で日通の主軸でした。
社会人野球の見方が変わった選手の一人。
こうして三重県で指導してくれているのは本当に嬉しい。
津田の試合はこの人を見るのが楽しみ。
この、選手と対話するようなノックが大好き。バットコントロールは健在だ pic.twitter.com/t4XvHJicA0
日本通運時代のプロ入りしたチームメイトには、さすがに面倒くさくなったので名前だけにしますが、
牧田勝吾さん、本柳和也さん、武田久さん、小川将俊さん、下窪陽介さん、金剛弘樹さん、川井進さん、川井雄太さん、古谷拓哉さんがいました。
佐川竜朗の指導者時代
高校野球の指導者になることを決心した佐川竜朗監督は、日本通運で働きながら、再び明治大学に通って、教員免許を取得。
2006年4月から社会科の教諭として津田学園に赴任しました。
野球部コーチを経て、2008年4月に監督に就任。
甲子園には2017年夏に初出場。
以後、2019年春、夏、2025年夏にも出場しています。
佐川竜朗の指導方針
佐川竜朗監督の指導スタイルは、一言でいえば「選手の自主性を最大限に引き出す野球」です。
PL学園時代、上下関係の厳しさと張り詰めた日常の中で、高校野球を「嫌い」だと感じていたという佐川竜朗監督。
「甲子園に行ってこそ高校野球」という価値観の中、先輩と意見を交わすこともなく、ただ指示に従う日々を過ごしました。
その反省から、選手には自ら考え、判断できる環境を与えることを重視しています。
監督からの一方的な指示ではなく、選手の意見を聞き入れる――そのために、まず意識したのは対話。
選手から話しかけやすくするため、三重の言葉遣いに変え、距離感を縮めました。
さらに、自宅の一部を寮にして選手を受け入れ、家族のように接する環境を作りました。
佐川竜朗のまとめ
PL学園で培った経験と、自身が感じた“高校野球の窮屈さ”を反面教師に、佐川竜朗監督は「選手主体の野球」を実践してきました。
対話を大切にし、選手の意見を尊重することで、津田学園は着実に力を伸ばし、甲子園常連校へと成長。
これからも、選手が自ら考え、全力で野球を楽しめる環境づくりを続けながら、チームをさらなる高みへと導いてくれると思いますね!