エナジックスポーツ高等学院野球部の神谷嘉宗監督。
今年(2025年)で70歳になる大ベテラン監督です。
これまで公立の浦添商業と美里工業を甲子園に導いています。
2021年8月に新設されたエナジックスポーツ高等学院の監督に就任すると、わずか3年で初の甲子園出場を果たしました。
エナジックスポーツ高等学院。機動力や小技を絡めてワンチャンスで得点する攻撃。継投で興南打線を0封する投手力。ノーエラーの守り。勢いだけじゃない、勝負強さが光った創部3年目の初優勝でした。元浦添商業で甲子園ベスト4の神谷嘉宗監督『大会を通して沖尚や興南にもひるまず向かっていく姿に成… pic.twitter.com/lERcwnZv3i
— 片野達朗 (@rbcana) April 10, 2024
神谷嘉宗のプロフィール
名前:神谷 嘉宗(かみや よしむね)
生年月日:1955年6月19日
出身:沖縄県読谷村
学歴:沖縄県立読谷高等学校→琉球大学
指導歴:都城東高等学校→沖縄県立八重山高等学校→沖縄県立前原高等学校→沖縄県立中部商業高等学校→沖縄県立浦添商業高等学校→沖縄県立美里工業高等学校→エナジックスポーツ高等学院
神谷嘉宗の現役時代
子どもの頃から神谷嘉宗監督は野球少年でした。
中学1年生だった1968年に、興南高校が当時の県勢最高成績となる夏の甲子園ベスト4に入った「興南旋風」を見て、
「(将来は)体育の先生になって高校野球の監督になり、甲子園に行きたい」
と決意!
ただ、読谷高校時代は野球部ではなく、バレーボール部に所属し、全国大会にも出場していました。
神谷嘉宗の指導者時代
神谷嘉宗監督は琉球大学を卒業後、当時沖縄出身の選手を多く入学させていた宮崎県の私立・都城東高校の野球部長に就任し、指導者としてのスタートを切っています。
2年後に沖縄に戻り、八重山高校、前原高校、中部商業の監督を歴任。
2008年には浦添商業の監督として初めて甲子園の土を踏むと、ベスト4まで勝ち進みました。
さらに2011年に美里工業に転任すると、2014年には初のセンバツ出場に導いています。
そして、定年退職後の2021年8月に副学院長を兼任する形で、新設されたエナジックスポーツ高等学院野球部の監督に就任。
2024年秋の九州大会では準優勝を果たし、初のセンバツ出場を決めています。
センバツが決まった瞬間から土砂降りとなった瀬嵩。祝福の雨でした。エナジックスポーツ甲子園初出場決定!喜ぶ選手たちと、にこやかに見守る神谷嘉宗監督。沖縄尚学とともに、春が楽しみです🌸⚾️#センバツ甲子園 pic.twitter.com/6k2D44frrD
— 片野達朗 (@rbcana) January 24, 2025
神谷嘉宗の指導方針
神谷嘉宗監督の野球の特長は機動力を重視した「ノーサイン野球」です。
選手一人一人の思考力と判断力を育てながら、選手自身が考えて動く野球を目指しています。
また浦添商業時代から選手たちには文武両道を求めていて、資格所得などのノルマを課しているそうです。
練習と同じくらい勉強に関しては厳しい。資格取得など、ノルマを達成した者から練習に参加していく。今は工業科だが、過去に赴任していた学校では、商業科なら簿記や商業の資格、情報処理コンピュータなどの技量、普通公立校なら英語の予習を義務付けるなど、赴任した学校の特性を生かしながら文武両道を実践していった。
「今の勝敗より生涯賃金が大事」と説き、県立野球部を強くする男
エナジックスポーツ高等学院でも第1期卒業生16名全員が、情報処理検定の三種目(情報処理、プレゼンテーション、文書デザイン)の一級に合格しています。
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神谷嘉宗の主な教え子
・龍山暖
捕手/埼玉西武ライオンズ2024年 ドラフト6位
神谷嘉宗のまとめ
監督として3校目の甲子園出場を果たした神谷嘉宗監督。
甲子園でも選手主導の“ノーサイン野球”で勝ち進んで行ってほしいですね!