2023年春のセンバツでは日本一を達成した山梨学院野球部。
すっかり強豪校の仲間入りを果たしていますが、
ネットで「山梨学院野球部」と検索すると、
関連ワードとして「山梨学院高校 野球部 いじめ」、「山梨学院 野球 ひどい」、「山梨学院高校 野球部 炎上」などが表示されます。
一体、これはどういうことなのでしょうか?
気になったので、今回はそれらについて詳しく調べてみました。
山梨学院野球部の炎上
山梨学院野球部では過去に何度か炎上するような出来事が確認されています。
主なものは次の3つです。
山梨学院野球部で体罰
2023年4月に山梨学院野球部は吉田洸二監督、息子の吉田健人部長による、体罰が行われたとして週刊文春に報道されていました。
記事よると、「頭を小突いたり、ケツを蹴ったりする」などの行為が行われたのに加え、選手の親を侮辱する発言などもあったそうです。
「見学に行くと、部長はノックの練習でミスした選手に対して、『お前の親がダメな奴だから、そんな守備すんだろ!』などと暴言を吐いていました。彼の問題行為の数々に選手も保護者も傷ついています」
センバツ優勝・山梨学院野球部で暴言・体罰証言 監督の息子が…
ただし、吉田洸二監督、吉田健人部長は記事を全否定し、学校側も「事実無根」と強く文春に抗議されていました。
文春はスクープも多いですが、飛ばし記事も多いですね。
おそらく山梨学院野球部がセンバツで優勝した直後だったので、部数稼ぎに利用されたものと思われます。
ちなみに吉田洸二監督は清峰高校時代に部員に暴行して、辞められこともありますが、それは20年ちかく昔のことです。
吉田洸二監督についてはこちらを→吉田洸二(山梨学院野球部監督)のwiki風経歴!清峰時代の不祥事や息子は?
山梨学院の悪質クロスプレー
2024年夏の甲子園予選の東海大甲府戦では、山梨学院の選手が本塁クロスプレー時に、ミットからボールをかき出したとして炎上しています。
山梨学院 野球部って
— たおりー (@TowelieTynacorp) July 19, 2024
日頃からこんなプレイ
教え込んでるの?
即席で出来るプレイちゃうでw#高校野球 pic.twitter.com/DGoqGtYZEd
このプレーに関して、SNS上では「反則行為」、「スポーツマンシップ違反」との非難する声がある一方、「一生懸命プレーした結果だ」、「思わずやってしまった結果だ」と擁護する声も上がっていました。
山梨学院の死球がひどい
さらに2025年センバツの天理高校戦では、山梨学院のピッチャーが、天理高校のバッターの左側頭部にデッドボールをぶつけて炎上していました。
山梨学院の勝ち方。相手エースの手に死球、キャッチャーには念には念を入れて顔面に当てる。相変わらず汚い。「勝ちゃあ何をしてもいい」という非道高校。こんな勝ち方して嬉しいのか。誇れるのか。「恥」というものを知らんのか。
— たくろふ (@takutsubu) March 20, 2025
pic.twitter.com/kUzkTqyfdw
ただ私もテレビで見ていましたが、このデッドボールは明らかに故意ではありませんでした。
この試合の山梨学院のピッチャーは10四死球と、とても制球に苦しんでしました。
それなのにこれほど炎上したのは、先ほどのクロスプレーから半年ちょっとで起きた出来事だったため、山梨学院野球部に向けられる目が厳しくなっていたからだと思われます。
天理高校側も特に問題視されておらず、
試合後に吉田洸二監督が天理の藤原忠理監督に
「顔に当ててしまって、申し訳ありません」
と謝罪すると、
藤原忠理監督は
「一生懸命プレーした中の出来事。投手にも気にしないでと伝えてください」
と言われていました。
天理高校の藤原忠理監督についてはこちらを→藤原忠理監督(天理)のwiki風経歴!なぜ逮捕された?
山梨学院野球部のいじめ
最後に山梨学院野球部のいじめについてですが、どんなに探しても、山梨学院野球部でいじめが行われたという事実は見つかりませんでした。
さらに調べてみましたら、どうやら、前述の炎上事件が山梨学院野球部に対するいじめではないか?という意見があるようです。
山梨学院野球部でいじめが起きたのではなく、山梨学院野球部自体がいじめの被害者だったとは!
これに気づいた時、目からうろこな感じがしましたね。
山梨学院野球部に対する誹謗中傷には明らかにやりすぎなところが見受けられます。
例えば、クロスプレーを行った選手に対しては、ネット上で顔や名前を晒したり、住所を特定したりといったことが行われていました。
確かに犯罪者でもない未成年に対する行為ではありませんね。
山梨学院野球部のまとめ
山梨学院野球部にまつわる炎上や不祥事とされる出来事を見てきましたが、その多くは一方的な報道やネット上の過剰な反応によるものであることがわかりました。
確かにプレー中の行為が物議を醸すこともありますが、それが即「悪質」「卑怯」と断定され、当事者が誹謗中傷にさらされるのは、健全なスポーツ文化とは言えません。
高校野球という多くの注目を集める舞台では、ちょっとした行動が拡大解釈され、未成年の選手たちが過度なバッシングにさらされてしまうリスクがあります。
山梨学院野球部の選手のみなさんには誹謗中傷に負けずに、正々堂々、精一杯プレーしてほしいものです。
また高野連もDH制や7イニング制といった競技環境の見直しに取り組むのは素晴らしいことですが、SNSによる誹謗中傷から子供たちをどう守るかという議論も、そろそろ本格的に始めるてほしいですね!