ノンバイナリーを公表している女子陸上のニッキー・ヒルツ選手。
パリオリンピックアメリカ代表選考会の女子1500メートルで、米国人選手として史上2番目となる3分55秒33をマークし、優勝!
見事、初のオリンピック出場を決めています。
今回はそんなニッキー・ヒルツ選手の経歴などについて調べてみました。
トランスジェンダー・ランナー、ニッキー・ヒルツがパリ五輪へ
— sk2002 (@sk200216) July 1, 2024
ヒルツは日曜日のアメリカ陸上オリンピックトライアルの1500メートルレースで優勝し、パリへの切符を手にした
Transgender runner Nikki Hiltz is headed to the Paris Olympics https://t.co/Z0k5ai2z1M @nbcnewsより
ニッキー・ヒルツのプロフィール
名前:ニッキー・ヒルツ(Nikki Hiltz)
国籍:アメリカ
年齢:29歳
ノンバイナリーとは?
ニッキー・ヒルツ選手は自身の性自認についてノンバイナリーであることを明らかにされています。
ノンバイナリーとは男性・女性という性別のどちらにもはっきりと当てはまらない、または当てはめたくないという考えのことです。
ノンバイナリージェンダー(nonbinary gender)とは、自分の性自認(=体の性ではなく、自分で認識している自分の性)が男性・女性という性別のどちらにもはっきりと当てはまらない、または当てはめたくない、という考えを指す。
ノンバイナリーとは・意味
前回の東京オリンピックでは、ノンバイナリーを公表しているカナダのクィン選手が、サッカー女子代表選手として出場していました。
その他、日本人ですと、歌手の宇多田ヒカルさんがノンバイナリーであることを公表にして話題になっていましたね。
宇多田ヒカルさんが、自分の性自認や表現を男性/女性の2元論で分けない「ノンバイナリー」だとインスタライブでさらりとカミングアウト。ノンバイナリーな人ってとても多いと思うし、この記事を読んで、改めて自分について考える人も多いと思う。
— 古田大輔 / Daisuke Furuta (@masurakusuo) June 26, 2021
ハッピープライドマンス!
https://t.co/uawcZBgKWT
ちなみにニッキー・ヒルツ選手の生まれた時の性別は女性で、男性ホルモンも使用されていません。
ニッキー・ヒルツの経歴
女性として生まれたニッキー・ヒルツ選手ですが、6歳の時から男の子になりたかった、と言います。
男の子の格好をし、ニッキではなくニックと呼ばれることを好んでいました。
その後、ニッキー・ヒルツ選手は陸上に出会い、夢中になっていきました。
ニッキー・ヒルツ選手にとって、陸上は自分自身を表現する場所だったそうです。
ヒルツにとって、スポーツは自分を表現できる場所の 1 つでした。彼らは、誰も自分たちを批判することはなく、速く走った子供としてのみ知られるだろうと感じていました。
gov-civil-portalegre.pt
ニッキー・ヒルツ選手は2020年に新型コロナウイルスのパンデミックにより自宅待機を余儀なくされた時に、自身のジェンダー・アイデンティティについて深く考える機会がありました。
その時に自分がトランスジェンダーで、ノンバイナリーであることを自覚し、翌2021年4月1日にそのことをカミングアウトされています。
トランスジェンダー選手がパリ五輪陸上女子1500m米代表にhttps://t.co/OmJI1UpM5Z
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) July 3, 2024
プライド月間の最終日に選考会で優勝したニッキー・ヒルツ選手
試合後には「LGBTのみんなが引っ張ってくれた」と喜びと感謝を語った🏳️⚧️🏳️🌈 pic.twitter.com/VYeQvbg1Ma
ニッキー・ヒルツのパートナー
現在、ニッキー・ヒルツ選手は独身ですが、交際をオープンにしているパートナーがいます。
パートナーの名前はエマ・ジーさん。
エマ・ジーさんは身体的には女性で、バイセクシュアルです。
ニッキー・ヒルツ選手のインスタグラムにはエマ・ジーさんと仲睦まじい写真が多数アップされています。
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ニッキー・ヒルツの自己ベスト
1500m:3分55秒33
ニッキー・ヒルツのまとめ
ニッキー・ヒルツ選手がオリンピック代表に選ばれたことついて批判的な意見も多数見受けられます。
しかし、ニッキー・ヒルツ選手は生まれた時の性別は女性で、身体的にも女性です。
元男性が、女性に性転換して出場しているわけではありませんし、
最近、話題になっている心が女性で、身体が男性の人物が女湯に入ってくる問題とも全く関係ありません。
ニッキー・ヒルツ選手に対する批判のほとんどは無知と偏見によるものです。
ニッキー・ヒルツ選手がオリンピックに出場することで、少しでもトランスジェンダーに対する理解が進んでいったらうれしいですね。
私もそれほど詳しいわけではなく、勉強中なんですが…。