トラックの女王と呼ばれ、東京オリンピックでは5000mと10000メートルで金メダルを獲得しているシファン・ハッサン選手。
2023年からはマラソンにも挑戦しており、2度目のマラソンとなったシカゴでは2時間13分44秒の世界歴代2位のタイムで優勝を飾っています。
なんとシファン・ハッサン選手はそのわずか6週間前の世界陸上では1500mと5000mでメダルを獲得していたばかりでした。
まさに規格外の超人と言える選手ですね。
今回はそんなシファン・ハッサンのプロフィールや経歴などについて調べてみました。
🇳🇱のシファン・ハッサン、2回目のマラソンで2時間13分48秒で優勝🏆🏅!! https://t.co/AT7WikUpr7
— Ayako Oikawa (@AyakoOikawa) October 8, 2023
シファン・ハッサンのプロフィール
名前:シファン・ハッサン
生年月日:1993年1月1日(2024年3月時点で31歳)
国籍:オランダ
身長:170cm
体重:45kg
シファン・ハッサンの経歴
シファン・ハッサン選手の生まれはエチオピアです。
2008年、15歳の時に難民としてオランダに移住。
オランダでは看護師の資格を取り、働きながら陸上をされていました。
シファン・ハッサン選手が初めて世界に衝撃を与えたのは2019年の世界陸上ドーハ大会です。
この大会でシファン・ハッサン選手は1500mと10000mというほとんど別の競技と言っていいほどの違いのある2つの種目で優勝を果たしています。
ドーハ世界陸上2019で女子10000mと女子1500m、ブッチぎりでダブル金の偉業を成し遂げたシファン・ハッサン選手のアニメ声に萌え♡ pic.twitter.com/IhR9BIYXWx
— みやすのんき@RUN垢 (@MiyasuNonki) October 11, 2019
さらに2021年の東京オリンピックでは1500m、5000m、10000mの3種目に出場し、そのうち5000mと10000mで金メダルを獲得!(1500mは銅メダル)
シファン・ハッサン選手のさまざま距離で活躍する姿は日本人選手にも影響を与えていて、田中希実選手が2022年の世界陸上オレゴン大会で800m、1500m、5000mに出場したのはシファン・ハッサン選手の影響からだと言われています。
ちなみにシファン・ハッサン選手は2022年の世界陸上オレゴン大会では5000メートルと10000mに出場しましたが、それぞれ6位と4位でメダルを逃していました。
翌2023年4月23日にはシファン・ハッサン選手はロンドンでマラソン初挑戦。
途中、足に違和感があったのか、1度ストップする場面も見られましたが、いきなり、2時間18分33秒で優勝を果たしています。
2023年の世界陸上ブダペスト大会には1500m、5000m、10000mで出場。
1500mは3位、5000mは2位、10000mはトップで走りながらもゴール直前で転倒し11位でした。
【悲劇】世界陸上女子10000m、オランダ代表のシファン・ハッサンが金メダル直前に転倒し11位に転落…本人はレース後「こけちゃったわ」と笑い飛ばすpic.twitter.com/OeF1cOUWr4
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 21, 2023
その約6週間後にシカゴマラソンに出場すると、2時間13分44秒の世界歴代2位のタイムで優勝を飾っています。
シファン・ハッサンの自己ベスト
1500m:3分51秒95(世界歴代7位)
5000m:14分22秒12
10000m:29分06秒82(世界歴代2位)
マラソン:2時間13分44秒(世界歴代2位)
シファンハッサンとパリオリンピック
1500mからマラソンまで幅広い活躍をみせているシファン・ハッサン選手。
2024年のパリオリンピックにはどの種目で出場されるのでしょうか?
シファン・ハッサン選手はパリオリンピックの種目選択について
「800mも走ってみたい」
「まだ(選考まで)2ヵ月くらい期間があるのでトラックの練習をして、それからどの種目に出るか決めたい。マラソンの可能性もありますし、トラックとマラソン両方出るかもしれない。いろいろなオプションがあります」
と話されています。
シファン・ハッサンのまとめ
パリオリンピックにどの種目で出場することになっても、シファン・ハッサン選手がメダル候補と呼ばれることは間違いないでしょう。
シファン・ハッサン選手がどんな決断を下すのか?
またどんな走りを見せてくれるのか?
今年のパリオリンピックがとても楽しみですね!