青山学院大学の4年生・橋間貴弥選手。
前回の箱根駅伝では、当日変更で急遽最終10区を任されながら、見事区間2位の走りを見せ、優勝のゴールテープを切りました。
このシーンは箱根駅伝のハイライトとしてニュースでも頻繁に流されたので覚えている人も多いのではないでしょうか?
常勝・青山学院大学のアンカーを任されるほどの選手ですから、「きっと高校時代から活躍していたのだろう」と思う人も多いかもしれません。
しかし橋間選手は、高校時代は無名で、大学での厳しい練習によって実力を付けた、たたき上げの選手なのです!
プロフィール
名前:橋間 貴弥(はしま たかや)
生年月日:1997年1月11日
出身:山形県山形市
身長:172.2cm
体重:55.5kg
血液型:O型
経歴:山形市立第三中学校→山形県立山形南高等学校→青山学院大学
山形南高校
山形市立第三中学校を卒業後、県立の山形南高校に進学しました。
山形南高校は山形県でも有数の進学校です。
一応、共学なのですが、女生徒が一人もいないという珍しい学校なのだそうです。
高校時代、橋間選手は全国大会への出場もなく、目立った成績を残していません。
高校3年生の時には、初めは国立の山形大学への進学を考えていたそうです。
しかし、陸上部顧問の半田亘先生の勧めで、青山学院大学の練習に参加したことをきっかけに、箱根駅伝を目指すことを決意。
指定校推薦で青山学院大学の社会情報学部社会情報学科へ進学しました。
青山学院大
大学では、周りはスポーツ推薦ばかりで、指定校推薦の橋間選手は目立つ存在ではありませんでした。
さらに1年の時は、臀部(お尻の部分)を痛め、練習も満足にできなくなってしまいます。
それでも、怪我から復帰後は地道なトレーニングを続けました。
そんな橋間選手のことをしっかり見ていた人がいました。
そう、青山学院大学の原晋監督ですね。
大学3年の箱根駅伝の前には
「真面目にコツコツタイプ。一番調子が上がってきた」
とコメントされています。
アンカー
大学3年の箱根駅伝。
試合の前日に、監督から電話がかかってきました。
「吉永竜聖主将が右すねに痛みを感じて走れないというので、その代わりに10区を任せる」
それを聞いたときはドキドキが止まらなかったと言います。
当日は最終10区を走り、1位でタスキをもらうと、区間2位の走りで優勝のゴールテープを切りました。
努力が報われた瞬間ですね!
シューズ
青山学院大学はアディダスとパートナーシップ協定を締結している関係で、ほとんどの選手がアディダスのシューズを履いています。
橋間選手が履いているのは「adizero takumi sen boost」です。
このシューズは本当に走りやすいのでしょうね。
アディダスには他にもランニング用のシューズあるのに、青山学院大学の多くの選手はこのシューズを履いています。
進路
現在大学4年生の橋間選手ですので、気になるのは大学卒業後の進路です。
残念ながら、橋間選手は大学までで陸上は引退して、一般企業に就職するとのことです。
箱根駅伝で優勝したレベルの選手が競技を辞めるのはもったいない気もしますね。
就職先は公表されていませんが、青山学院大学の社会情報学部社会情報学科はIT企業への就職が多いそうですので、もしかしたら、橋間選手もIT企業に就職されるのかもしれませんね。
陸上とは関係ない分野でも、青山学院大学で鍛えた日々は無駄にはならないはずです。
大学卒業後も活躍できることをお祈りしたいと思います。