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服部成はドラフト注目!父や兄弟もすごい!球速球種や中学時代は?

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2026年5月6日、金沢市の石川県立野球場。

北信越高校野球石川県大会の決勝戦、星稜対航空石川という春の頂点をかけた大一番。

スタンドには固唾を飲んで試合を見守るファンが詰めかけていました。

そして、試合前のアナウンスが流れた瞬間のことです。

「先発ピッチャー、服部成くん」
その瞬間、球場がどよめきました。

えっ、1年生?しかも高校初登板?決勝戦で?

驚きの声が広がるのも無理はありません。

野球ファンの視線が、背番号19の細身の右腕に一斉に注がれました。

でも、服部成投手はそんな空気をまったく意に介さないように、淡々とマウンドに上がったんです。

そして試合が始まると……あの「どよめき」が、やがて「拍手喝采」へと変わっていきました。

9回を投げ切って、4安打・8奪三振・無四球・完封

高校野球デビュー戦で、しかも決勝戦で完封勝利。

ちょっと信じられますか?

試合後、服部成投手は満面の笑みでこう言いました。

「こんないい結果になるとは思わなかった。自己評価は90点ぐらい」

90点って……残り10点はいったいどこに置いてきたんでしょうね。

これが、星稜のスーパー1年生・服部成投手が高校野球のマウンドに現れた瞬間でした。

さあ、この怪物ルーキーの魅力、じっくり見ていきましょう!

服部成の球速・球種── 数字が証明する”異次元”の実力

さて、服部成投手の話をするうえで、絶対に外せないのが「球速」「球種」の話です。

数字を見るだけで、この1年生がいかに規格外の存在かがわかりますよ。

まず「148キロ」という数字の意味、わかりますか?

服部成投手は、中学3年生の時点で軟式球で最速148キロを計測しています。

「ふーん、148キロか」と思ったあなた、ちょっと待ってください。

これ、軟式球での話なんです。

軟式球は硬式球に比べて空気抵抗を受けやすく、そもそも球速が出にくい性質を持っています。

そのため野球関係者の間では、軟式で140キロを超えるだけで「怪物」と呼ばれるレベルなんです。

その140キロをさらに8キロも上回る148キロ

もうこれ、中学生の数字じゃないですよね。

実際に打席に立った選手たちからは「ボールが消える」「見たことがない圧力」という声が上がっていたそうです。

打者を震え上がらせるストレートとは、いったいどんな球なのか……想像するだけでワクワクしてきますね。

その球速、どうやって手に入れたのか
実は、この148キロは最初から持っていたものではないんです。

中学2年生の冬まで、服部成投手球速は132キロでした。

それが一冬を越えただけで148キロまで跳ね上がった。

その差、実に16キロです。

いったい何があったのか?

星稜中学校が取り入れたのが、オリックス・森友哉捕手の専属トレーナーを務める久米健夫氏による「身体操作トレーニング」でした。

器具に頼らない自重トレーニングで、体の使い方そのものを根本から見直したんです。

服部成投手本人はこう振り返っています。

「体重が増えたこともありますが、体重移動や投球フォーム、リリースポイントなどしっくりくるようになった」

筋力任せではなく、体の動きの効率を極めることで、球速は別次元へと跳ね上がったわけです。

才能だけじゃない。

科学的なアプローチと本人の努力が重なって生まれた148キロ、というわけですね。

高校初登板でも「体感140キロ」
そして迎えた2026年5月6日の高校デビュー戦。

中学から高校へ、軟式から硬式へ。

ボールが変わるわけですから、球速が落ちるのでは?と心配する声もあったかもしれません。

でも服部成投手「体感で140キロは出ていたと思う」と手応えを語っています。

硬式ボールに替わっても、まったく衰えていない。

むしろこれから硬式に慣れていけば、さらなる球速アップも十分に期待できますよね。

高校3年間でどこまで伸びるのか、今から楽しみで仕方がありません。

真の武器は「低めへのコントロール」
でも、服部成投手の凄さは球速だけではないんです。

むしろここが本当に大事なポイントです。

デビュー戦で本人が「よかった」と真っ先に挙げたのは、球速ではなく
「チェンジアップとスライダーが低めに決まってくれた」
という一言でした。

速いだけの投手なら、打者も慣れれば対応できます。

でも、速球で追い込んでおいてチェンジアップで空振りを誘い、スライダーで低めにコントロールできるとなると、打者はもう手も足も出ません。

9回を投げて四球がゼロというのも、この抜群の制球力があってこそです。

「ボールが消える」と言われた速球と、低めに決まる変化球の組み合わせ。

この二つが揃っているから、相手打線はたった4安打しか打てなかったわけです。

球速、変化球、コントロール。

投手に必要な三つの要素を、1年生の段階でこれだけ高いレベルで持ち合わせている服部成投手

高校での更なる成長が本当に楽しみです。

服部成の小中学生時代──積み上げてきた実績

「スーパー1年生」と呼ばれる服部成投手ですが、その強さは高校に入ってから突然生まれたものではありません。

小学生のころから、ずっと”規格外”だったんです。その歩みを一緒に振り返ってみましょう。

小学6年生で全国制覇
服部成投手の野球人生は、石川県津幡町の少年野球チーム「中条ブルーインパルス」からスタートしました。

そして小学6年生のとき、エースとして全日本学童軟式野球大会を制覇します。

小学生で、全国一番。

この時点ですでに、ただ者ではない片鱗を見せていたわけです。

地元・津幡町の小さなチームから全国の頂点へ。

この経験が、のちの服部成投手の「勝負強さ」の原点になっているのかもしれませんね。

星稜中学校で打ち立てた”前人未踏”の記録
小学校卒業後は、石川の名門・星稜中学校野球部へ進学。

ここでエース兼主将として君臨した服部成投手が打ち立てた記録が、またとんでもないものでした。

公式戦を含む100イニング無失点
この数字、ちょっと想像してみてください。

1試合が7イニングとすると、およそ14試合以上にわたって1点も取られていないということです。

軟式野球は得点が入りにくいと言われることもありますが、それでもこれだけのイニングを完璧に抑え続けるのは、制球力・球のキレ・配球センス、そしてメンタルの強さがすべて揃っていなければ絶対に不可能なことです。

さらに忘れてはいけないのが、打者としての数字です。

服部成投手中学通算25本塁打を記録しています。

主に1番打者として出場しながら、これだけの本数を積み上げているのですから、投手としての数字と合わせて見ると、もはや漫画の主人公みたいですよね。

投げては100イニング無失点、打っては25本塁打二刀流

これが現実の話というのだから驚きです。

2024年・2025年、春の全国大会を連覇!
そしてチームとしての結果も、個人の数字に負けていません。

服部成投手が中心となった星稜中学校は、2024年春全日本少年春季軟式野球大会全国優勝

そして翌2025年春も同大会を連覇と、2年連続で春の日本一に輝きました。

特に2025年春の決勝戦は圧巻でした。

相手は作新学院中を8対0で撃破。

2回に6本の長短打を集めて6点を奪い、投げては服部成投手が先発・中継ぎと二度マウンドに上がる完封リレー。

攻守ともに圧倒的な強さを見せつけての優勝でした。

指揮を執った五田祐也監督は
「エース服部以外の投手も頑張ってくれた。打線は冬にやってきた成果を出してくれた」
とチーム全体を称えています。

でも誰もが知っているんです。

その中心にいたのが服部成投手だということを。

小学生で全国制覇、中学で100イニング無失点と25本塁打、そして春の全国大会連覇。

服部成投手が高校に入って「スーパー1年生」と呼ばれるのは、こうした積み重ねがあってのことなんです。

次章では、そんな服部成投手を生んだ”野球3兄弟”の話をしていきましょう!

服部成の父と野球3兄弟が語る服部家の底力

3兄弟の話をする前に、まずお父さんの話をしなければなりません。

服部成投手服部忠良さんは、福岡県にある東海大五高校(現・東海大福岡)から九州東海大学へと進んだ、れっきとした野球経験者なんです。

高校・大学とエリートコースで野球を続けてきた方が父親なわけですから、3兄弟に野球のDNAが流れているのは、ある意味当然のことかもしれませんね。

現在は石川県津幡町にある室内野球施設「NEO FIELD」のスタッフとして活動されています。

「NEO FIELD」は服部成投手が小学時代に全国制覇を果たした中条ブルーインパルスの倉知幸生監督が代表を務める施設です。

息子が衝撃の完封デビューを飾った試合を見て、「できすぎ」と一言漏らしたお父さん

野球をよく知るからこそ、あの投球がどれほど凄いものだったかを、誰より深く理解していたはずです。


そして服部成投手にはお兄さんが2人おり、どちらも石川の星稜高校で野球をプレーしていました。

長男・服部翔(かける)──文武両道を地で行く兄
3兄弟の長男が、服部翔選手です。

服部成投手とは5学年差の、現在慶應義塾大学3年生の内野手です。

星稜高校では3年生のときにチームの主将を務め、夏の甲子出場

主将としてチームを引っ張るリーダーシップは、幼い弟・服部成投手の目にも強く焼きついていたことでしょう。

でも、服部翔選手の凄さはグラウンドの中だけじゃないんです。

なんと甲子園出場中も宿舎で受験勉強を続け、FIT入試で慶應義塾大学法学部政治学科現役合格しています。

野球も勉強も、どちらも一切妥協しない。

「文武両道」という言葉がこれほど似合う人もなかなかいません。

大学でも着実に成長を続け、2年生からリーグ戦のベンチ入りを果たします。

2年秋の東京六大学野球フレッシュトーナメントでは主将としてチームを牽引し、見事5連覇を達成。

早大戦での4打点、決勝の明大戦での9回同点打など、ここぞという場面での勝負強さは、高校時代から変わっていません。

星稜高校から東京六大学の舞台へ。

「躍動感のある守備」と本人が語るダイナミックなプレースタイルで、今季はスタメン獲得を目指しています。

服部翔選手についてはこちらを→服部翔はドラフト注目!兄弟や星稜時代は?身長体重は?

次男・服部航(わたる)──誰よりも練習する兄
続いて次男が、服部航選手です。

服部成投手3学年上の兄で、現在は白鴎大学野球部に所属する内野手です。

星稜高校では1年生からベンチ入りを果たし、2024年春選抜大会ではベスト4進出に大きく貢献しました。

センス抜群の遊撃手として注目を集め、長男・服部翔選手とともに二遊間でコンビを組んだ時期もあったそうです。

そして、服部成投手次兄・服部航選手について語った言葉が印象的です。

「練習量が本当にすごい。兄弟の中でも一番練習している」

148キロを投げる怪物三男に「一番練習している」と言わしめる次男。

その努力の量は、想像するだけで頭が下がります。

白鴎大学でさらなる成長を続ける服部航選手の今後の活躍からも、目が離せません。

三者三様に刺激し合う、理想の兄弟関係
この3兄弟が本当に素敵なのは、それぞれがただの「仲良し兄弟」ではなく、互いを高め合うライバルであり、最大のリスペクターでもあるところです。

次男・服部航選手長男・服部翔選手のことを「一番身近だけど、尊敬できる存在」と語り、三男・服部成投手次兄・服部航選手の練習量を「兄弟の中で一番すごい」と称える。

それぞれが、それぞれの「すごさ」を持っていて、それを素直に認め合っている。

こういう関係性があるから、3人全員が全国レベルの選手に育ったんじゃないかな、と思うんです。

長男は文武両道で慶應へ、次男は誰より練習して白鴎大学へ、三男は異次元の才能で星稜高校に旋風を巻き起こす。

それぞれの武器を持って、それぞれの舞台で輝く服部3兄弟

この家族の野球物語、まだまだ続きます。

服部成の未来予想図── プロ、そしてメジャーへ

衝撃のデビュー戦、異次元の球速と球種、小・中での輝かしい実績、そして3兄弟が紡ぐ服部家の野球物語。

ここまで読んでいただいた皆さんなら、もうすっかり服部成投手のファンになっているんじゃないでしょうか。

最後は、この怪物1年生が描く「未来予想図」についてお話しして締めくくりたいと思います。

目標は「プロ、そしてメジャー」
服部成投手の夢は、甲子園だけで終わりません。

本人が堂々と口にしているのが、「プロ、そしてメジャーに行きたい」という言葉です。

高校1年生がメジャーを目標に掲げる。

普通なら「大きなことを言うなあ」と思うかもしれません。

でも、服部成投手の場合はどうでしょう。

中学生で148キロを投げ、高校デビュー戦で完封。

すでにプロ球団のスカウトの目にも留まっているという情報まであります。

これだけの実績を積み上げてきた選手が語る夢なら、夢物語とは誰も笑えないはずです。

むしろ「本当にあり得るかもしれない」と思わせてしまうところが、服部成投手の凄みですね。

憧れは千賀滉大投手──「お化けフォーク」を超える球を
そんな服部成投手が憧れの選手として名前を挙げているのが、メジャーリーグ・ニューヨーク・メッツで活躍する千賀滉大投手です。

千賀投手といえば、なんといっても代名詞は「お化けフォーク」。

打者の手元で鋭く落ちるその一球は、メジャーの強打者たちでさえも手が出ないと言わしめる魔球です。

服部成投手はその千賀投手のように「誰にも打てないボールを投げたい」という理想を持っています。

今の武器はストレートチェンジアップスライダー

これだけでも高校生離れした投球ができているわけですが、ここにさらに「誰にも打てない決め球」が加わったとしたら……打者にとっては悪夢以外の何ものでもないですよね。

憧れの選手がメジャーで活躍する投手というのも、なんだか服部成投手らしいなと思います。視線の先が、最初からそっちを向いているんです。

【まとめ】”服部劇場”は始まったばかり

長男・服部翔選手は星稜高校の主将として甲子園の土を踏みました。

でも星稜高校初の日本一の夢は叶わなかった。

次男・服部航選手は春の選抜でベスト4まで駆け上がりました。

でも、その先には届かなかった。

2人の兄が挑んで、あと一歩届かなかった「甲子園優勝」という夢。

それを今、三男・服部成投手が引き継いでいます。

たちの背中を追いかけながら育ち、たちと同じ黄色いユニフォームを選び、たちが歩いたグラウンドで今まさに旋風を巻き起こしている。

これほどドラマチックな野球物語が、現実に動いているんです。

服部成投手がマウンドに上がるたびに、きっとまた新しい「服部劇場」が幕を開けるはずです。

この先も全力でやり切ってくれる服部成投手を、一緒に応援していきましょう!