高校バスケ界で、今もっとも注目を集める指導者の一人。
それが東山高校バスケットボール部ヘッドコーチの大澤徹也さんです。
2024年夏、東山高校はインターハイで悲願の初優勝!
長年全国の舞台であと一歩届かなかったチームを、日本一へ導きました。
「100点取られたら101点取る」
この言葉に象徴される超オフェンシブなバスケは、多くのファンを魅了しています。
では、大澤徹也さんはどんな道を歩み、どんな指導を続けてきたのでしょうか。
その原点から、指導哲学の核心までを詳しく見ていきます。
行ってきました東山高校! ディフェンスを軽視するわけではないけど、オフェンスに誇りを持つ。その戦いぶり、楽しみです!|WCプレビューvol.08東山(京都)大澤徹也「取られたら取り返すバスケを全国で」#ウインターカップ2018 #高校バスケhttps://t.co/0cIiBxtEdu pic.twitter.com/gnu9UiwF6C
— バスケット・カウント (@basket_count) December 11, 2018
大澤徹也のプロフィール
名前:大澤徹也
出身:愛知県
生年月日:1981年7月2日
経歴:京都市立洛西中学校→東山高等学校→日本大学
大澤徹也の小学・中学時代
大澤徹也さんは1981年7月2日生まれ、愛知県出身です。
バスケットボールを始めたのは小学4年生の頃でした。
小学生時代から身長が高く、小学6年生で約180cm。
目立つ体格ながら、当時は内気な性格だったと語っています。
転機は、熱心に声をかけてくれた先生の存在でした。
その出会いがなければ、バスケ人生は始まらなかったかもしれません。
その後、愛知県内のミニバス教室で本格的に競技に打ち込みます。
県大会準優勝を経験し、全国レベルの空気を肌で感じました。
中学は京都府の洛西中学校へ越境進学。
2年時には全国中学校大会で優勝を果たしています。
この頃から「勝たなければならない」という重圧と向き合う経験を積みました。
指導者としての覚悟は、すでにこの時期に芽生えていたのかもしれません。
大澤徹也の高校大学時代
中学卒業後、進学先に選んだのは京都の東山高校。
当時はまだ全国常連とは言えない状況でした。
しかし、大澤徹也さんはあえてその道を選びます。
「自分が東山を勝たせる」という覚悟があったからです。
高校時代は苦しい時間の連続でした。
同じ京都には強豪の洛南高校がいたため、なかなか全国大会に届かず、悔しさを味わい続けます。
それでも努力を重ね、高校3年時のウインターカップで初の全国出場。
その大会で得点王に輝く活躍を見せました。
この経験が「点を取るバスケ」への確信につながります。
後の東山スタイルは、ここから形作られていきました。
#高校バスケ
— ディフェンス (@defense4220) October 9, 2024
懐かしの動画(その5)
1999年ウィンターカップ
男子3回戦:豊浦(山口)vs東山(京都)
☆東山高校の大澤徹也先生の現役時代
追い込まれた東山高校はファウルゲームを仕掛けるが
結果は如何に…#大澤徹也#大澤劇場#東山高校 #ウィンターカップ #ファウルゲーム#1999年 pic.twitter.com/bg48esG314
高校卒業後は日本大学へ進学。
全国トップレベルの環境で4年間プレーを続けます。
異なる指導や戦術に触れたことで、バスケ観はさらに広がりました。
大澤徹也の指導者時代
大学卒業後、すぐに大澤徹也さんは母校・東山高校バスケ部のコーチに就任へ。
恩師・田中幸信先生のもとで指導者としての基礎を学びます。
その後、長年にわたり実質的な指揮を執り、2020年3月、正式にヘッドコーチへ。
岡田侑大選手、米須玲音選手など、数多くの逸材を育ててきました。
全国大会では準優勝を何度も経験。
あと一歩届かない悔しさを、誰よりも味わってきた指導者です。
そして2024年夏。
インターハイ決勝で美濃加茂高校を下し、悲願の初優勝を達成しました。
/#東山 悲願の日本一🥇大澤徹也コーチ歓喜の胴上げ🙌🎊
— ブカピ 部活ONE【公式】 (@bukapi_one) August 9, 2024
インターハイ初優勝、指揮官が3度宙に舞う
\#高校バスケ #インターハイ 2024🏀
<男子決勝> 東山 78-62 美濃加茂 #北部九州総体2024 #ブカピ pic.twitter.com/Vrh6RmuRbY
大澤徹也の指導方針
大澤徹也さんの指導方針を一言で表すなら、超オフェンシブ。
守るためではなく、勝つために攻め続けるバスケです。
「ディフェンスは誰でも教えられる。
でもオフェンスを本気で教えられる指導者は少ない」
この考えのもと、ハーフコートオフェンスを徹底的に磨きます。
特にピック&ロールは東山の代名詞となりました。
もう一つ大切にしているのが、選手との信頼関係です。
「エースのシュートで負けたなら仕方ない」。
そう思えるチーム作りを目指しています。
選手に責任を与え、覚悟を引き出す指導が特徴です。
また、学業との両立にも厳しく向き合います。
高校生である以上、勉強は最優先。
その上で、プロに行ける可能性がある選手には道を示す。
現実的で、選手思いの姿勢が伝わってきます。
大澤徹也のまとめ
大澤徹也さんは、東山高校バスケ部の象徴的存在です。
選手として悔しさを知り、指導者として壁を越えてきました。
超オフェンシブな哲学。
選手を信じる覚悟。
そして、人を大切にする姿勢。
そのすべてが重なり、東山高校は日本一に辿り着きました。
これからも、大澤徹也さんの挑戦は続きます。
次はどんなチームで、どんな景色を見せてくれるのか。
高校バスケファンなら、目を離せません!

