鳥取県米子市出身の米江龍星さんは、世界が注目する“四足走行”のスペシャリストです。
「米江龍星」の名前の読み方は”よねえ・りゅうせい”
2025年9月、ギネス世界記録「100メートル四足走行」で14秒55を叩き出し、見事に人類最速の称号を手にしました。
中学時代に芽生えた好奇心を原点に、独自のトレーニングと地道な努力を積み重ね、夢を現実にしたその経歴は、多くの人を惹きつけています。
「四足走行」鳥取の男性が100mでギネス記録 動物手本に9年練習https://t.co/IdxmnImRZB
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) September 24, 2025
両手両足を使う「四足走行」の練習を続けてきた鳥取県米子市の米江龍星さんが24日、100メートルを14秒55で走り、2022年のギネス世界記録(15秒66)を破る快挙を達成しました。(矢) pic.twitter.com/ltcbZVPV8W
米江龍星が四足走行を始めたきっかけ
米江龍星さんが四足走行への関心を持つようになったのは中学2年の時です。
理科の先生が何気なく放った
「四足動物の方が二足より速い」
という一言に触発され、動物好きだった米江龍星さんは猿や犬、猫などの動きを観察。
次第に「自分も世界一速い四足走者になりたい」と本格的な練習を始めました。
米江龍星の中学高校時代
米江龍星さんは米子東高校の出身です。
高校では陸上部に所属。
100メートルや走り幅跳びを含む八種競技に打ち込み、体の使い方を磨きました。
昼休みには校内の山を全力疾走し、放課後は米子城跡の山道で四足走行を繰り返すなど、日常生活の一部としてトレーニングを積み重ねていました。
陸上競技の基礎と山道での鍛錬を組み合わせることで、米江龍星さんは独自の走法を確立していったのです。
米江龍星の社会人時代
2021年3月の高校卒業後、同級生が大学へ進む中で米江龍星さんは四足走行に人生を懸ける決意を固めました。
午前中は練習、夕方からは寿司チェーン店でのアルバイトで生活費を稼ぐ日々。
また、栄養学を学び、その日の活動量に応じて食事内容を調整するなど、自己管理にも徹底していました。
さらに医学部に進学した友人と身体の仕組みについて議論し、走法に応用。
2023年2月には人気番組のナイトスクープに出演されたことがきっかけで、両親や友人にも熱意が伝わり、支援者が急増しました。
ナイトスクープ サルになりたい男!米江龍星さんが面白い!https://t.co/ObSCjWLdv8#ナイトスクープ
— だぐログ (@wakuteka_mohu) February 13, 2023
2025年春には中学OBを中心に「応援する会」が発足。
地元企業約40社から協賛金が集まり、世界記録挑戦の舞台が整っていきました。
そして迎えた2025年9月24日、米子市の競技場でギネス公式認定員の前で挑戦。
従来の記録を1秒以上縮める14秒55を記録し、世界記録を樹立しました。
速報です🌟鳥取県米子市在住の米江龍星さん(22)がギネス世界記録「最も速い100メートル四足走行」達成㊗記録はなんと14.55秒!!本当に、おめでとうございます🎉🎉🎉 pic.twitter.com/Lu54luaHVq
— ギネス世界記録 (@GWRJapan) September 24, 2025
米江龍星のまとめ
米江龍星さんの挑戦は、「好き」という気持ちを貫いた先にどんな可能性が広がるかを教えてくれます。
理科の先生の一言から始まり、仲間や地域の支えを得てギネス世界記録を打ち立てた軌跡は、まさに努力と情熱の結晶です。
まだまだ記録を伸ばしていきそうですし、今後の米江龍星さんの活躍が楽しみですね!