神村学園高校のドラフト候補・黒木陽琉投手。
「黒木 陽琉」の名前の読み方は“くろぎ はる”
最速146km/hのストレートを投げるプロ注目の左ピッチャーです。
高校1年生の時には選手生命に関わるような大ケガを負いますが、そこから見事、復活!
3年夏の鹿児島県大会では、背番号10ながら、チームトップの26インニングを投げ、優勝に貢献しています。
今回はそんな黒木陽琉投手の経歴やお母さんについてまとめてみました。
好投した神村学園2番手投手の黒木陽琉。甲子園出場を目標に強豪・神村学園の門をたたきましたが、間もなく左肘の靱帯や神経を痛めました。2週間の入院を余儀なくされ、「野球をすることができるかわからない」と言われましたが諦めず、努力がこの日に結実しました。https://t.co/n92C5jNPcV
— 毎日新聞鹿児島支局 (@mai_kagoshima) August 14, 2023
〜もくじ〜
黒木陽琉(はる)のプロフィール
名前:黒木 陽琉(くろぎ はる)
生年月日:2006年3月8日
出身:宮崎県延岡市
身長:183cm
体重:78kg
投打:左投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
家族:母、兄
経歴:延岡市立西階中学校→神村学園高校
黒木陽琉(はる)の父母
黒木陽琉投手はお母さんの咲子さんに女手一つで育てられてきました。
咲子さんは延岡市の自宅から、毎週のように約4時間かけて、いちき串木野市にある神村学園までやってきて、チームメートの保護者とともに選手の夕食を作るなどのサポートをしてくれているそうです。
アルプス席から見つめた母・咲子さんに贈る感謝の勝利だ。家庭の事情により女手一つで育てられてきた。毎週のように自宅のある宮崎県延岡市から車で約4時間かけてグラウンドに駆けつけ、チームメートの保護者とともに、食事をつくるなどのサポートしてくれる存在。
【甲子園】神村学園 初めての夏2勝!!好リリーフの黒木「絶対に抑えてやる気持ちだった」
また、黒木陽琉投手にはお父さんがいませんが、
上の記事には“家庭の事情により女手一つで育てられてきた”とありますので、おそらく、死別などではなく、黒木陽琉投手が幼い時に離婚されたのだと思われます。
黒木陽琉(はる)の小中学時代
黒木陽琉投手は小学1年生から軟式野球を始めています。
中学からは延岡ボーイズでプレー。
中学時代には全国大会出場などはなく、卒業後は神村学園に進学しました。
黒木陽琉(はる)の高校時代
高校では1年時の6月に疲労骨折など左肘を痛めて約2週間、入院。
お医者さんからは
「野球ができるか分からない」
と言われました。
しかし、黒木陽琉投手は過酷なリハビリを乗り越え、2年春から背番号18でベンチ入りします。
2年夏の鹿児島県大会では登板機会はなく、チームは初戦敗退。
2年秋の新チームではチームは九州大会ベスト16入りを果たしますが、黒木陽琉投手はメンバー外でした。
黒木陽琉投手はメンバー落ちした翌日から早朝3時からランニングをするなど、厳しい練習を自らに課しました。
その結果、3年春から再びベンチ入り。
3年夏の鹿児島県大会では5試合に登板。
合計26回を投げ、被安打11、奪三振32、与四死球14、失点5(自責点2)、防御率0.69の好成績で、優勝に貢献しました。
【甲子園】神村学園6年ぶり16強 黒木陽琉、毎週末に宮崎から食事作りに車で4時間走る母へ贈る8回1失点 #高校野球 #kokoyakyu #baseball https://t.co/TlsToA2q9L pic.twitter.com/RvDR980oar
— スポーツ報知 アマ野球取材班 (@hochi_amayakyu) August 14, 2023
神村学園の同期のチームメイトには主将の今岡歩夢選手、松永優斗投手らがいます。
今岡歩夢選手についてはこちらを→今岡歩夢(神村学園)はドラフト注目!父や兄弟は?出身中学や進路は?
松永優斗投手についてはこちらを→松永優斗(神村学園)はドラフト候補!出身中学や球速球種は?
黒木陽琉(はる)のプレースタイル
黒木陽琉投手は身長183cm体重76kgの本格派サウスポーです。
ストレートの最速は3年夏に記録した146km/h。
変化球はスライダー、カーブ、フォークボール。
特に落差の大きいカーブは、ソフトバンクのモイネロ投手を参考に取得しました。
神村学園!
— CLASH OF CHAOS 02 (@7CLASHOFCHAOS7) August 19, 2023
黒木!
素晴らしいカーブだ!!!👊
これは打てない!!!💥
レベルの高い投球だ!💥#甲子園2023 pic.twitter.com/vlTABVVsSJ
黒木陽琉(はる)の進路
黒木陽琉投手は高卒でのプロ入りを目指しています。
「自信がついてきた。プロ志望届を出す感じで行きます」
と話されていますね。
神村学園の黒木投手マジで最強左腕すぎる
— ★Kei鷹★ (@Keita_720) August 20, 2023
投球回12.3 被安打5 奪三振15 自責点1
多彩かつ物凄いキレのある変化球で左腕とは思えないほどの奪三振率の高さ
これでまだまだ伸び代もあるしホークスはこの投手を本気で狙って欲しい
黒木陽琉(神村学園)は183cm早生まれMAX146キロ左腕。
— kitaumi (@kitachito) August 14, 2023
割と簡単に140キロを出すし、スライダーは大きく曲がり落ちる。
背番号10でも要件上は支配下級の良い素材ね。
黒木陽琉(はる)のスカウト評価
ソフトバンク・永井智浩スカウト部部長
「黒木君も非常に球が速いですし、面白いですね。いいピッチャーですよ」
黒木陽琉(はる)のまとめ
大ケガを乗り越え、プロ注目のピッチャーにまで成長した黒木陽琉投手。
これまで女手一つで育ててくれたお母さんのためにもプロ入りを果たしてほしいですね!
※おまけ
黒木陽琉投手は2年秋にベンチ外になった時には、お母さんに泣きながら電話をしたそうです。
その時、お母さんが黒木陽琉投手に送った動画がNOBUの「たのしみなさい」という曲でした。
つまづきながらも必死で前に進もうとする息子に「お母さんが言いたいことが全部あらわれてる歌だよ」と咲子さんはNOBUの「たのしみなさい」という曲の動画を息子に送った。
「今だけは泣いていいよ」電話口の息子にかけた言葉、送った歌 人の努力を知りなさい、最後の最後に咲かせなさい―【夏の甲子園】
とてもいい曲ですので、多くの人に聞いてほしいです。
黒木陽琉投手以外の注目選手についてはこちらを→全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)2023の優勝候補予想!注目選手は?