五島卓道監督(木更津総合)のwiki風経歴！暁星国際時代や息子は？

多くの強豪校が存在する千葉県の高校野球界をリードする存在である木更津総合高校。

その木更津総合高校野球部を1998年から指揮されているが五島卓道監督です。

「五島卓道」の名前の読み方は“ごしまたくどう”

就任以来、甲子園には春夏合わせて10回出場。

また、育成力にも優れ、教え子にも2020年東北楽天ドラフト1位の早川隆久投手、2021年東京ヤクルトドラフト1位の山下輝投手らプロ野球選手が多数います。

南から北まで、夏の甲子園出場校が名乗りをあげています。戦国千葉からは、木更津総合高校です。五島卓道監督は早大卒の63歳、何度か取材してことがあります。指導は基本重視。「とにかくバットを振れ、（素振りで）スイングしろ」と言い続けています。基本重視は高校ラグビーも一緒でしょう。 pic.twitter.com/U5DSHHDY3B
— 松瀬学 (@RugbyLOVE_PR3) July 25, 2017

〜もくじ〜

1 五島卓道のプロフィール
2 五島卓道の現役時代
3 五島卓道の指導者時代
4 五島卓道の指導方針
5 五島卓道の息子
6 五島卓道のまとめ

五島卓道のプロフィール

名前：五島卓道(ごしまたくどう)
生年月日：1954年6月19日
出身：岐阜県美濃加茂市
選手歴：岐阜県立関高等学校→早稲田大学→川崎製鉄神戸
指導歴：川崎製鉄神戸→暁星国際高校→木更津総合高校

五島卓道の現役時代

五島卓道監督の現役時代のポジションは内野手です。

高校時代は岐阜県立関高校でプレーしていましたが、甲子園出場はなし。

高校卒業後は、早稲田大学を経て、社会人野球の川崎製鉄神戸で28歳まで野球を続けていました。

五島卓道の指導者時代

川崎製鉄神戸時代

現役引退後は、川崎製鉄神戸でコーチを2年、監督を3年務めています。

その時に甲子園常連校出身の選手たちでも指示を待っているだけで、自分から動けないことを感じ、のちに選手たちに「考える野球」を実践させるきっかけとなりました。

暁星国際時代

1988年11月に、野球部強化に乗り出していた暁星国際高校の監督に就任します。

その頃の暁星国際高校の野球部は、県大会では1回戦突破がやっと、という弱小チームでした。

監督に就任した翌年には強化1期生として小笠原道大さん(元日本ハム、巨人、中日)や北川哲也さん(元ヤクルト)らが入部。

小笠原道大と五島卓道さんのお話 pic.twitter.com/rDlSO7HTGu
— やまけん (@yam_ak_en) July 2, 2020

就任2年目の1990年の夏には千葉県大会決勝まで進出しています。

小笠原道大さんら3年生となる翌91年の夏には、初の甲子園出場が期待されましたが、初戦で銚子商業に敗退・・・。

その後は秋や春の県大会では優勝するもののなかなか甲子園まで届かない時期が続きます。

そのため1993年に早急な結果を求めていた学校側から、解任されてしましました。

木更津総合時代

解任後は暁星国際高校で教鞭をとっていた五島卓道監督でしたが、
同じ木更津市内にある木更津中央高校(現・木更津総合高校)から熱心な誘いを受け、1998年11月に監督に就任します。

木更津中央では就任2年目の夏に千葉大会準優勝。

そして、就任5年目の2003年、清和女子短大附属高と統合し、木更津総合高校に校名変更した節目の年に悲願の甲子園出場を果たしています。

その後は、甲子園には春3回、夏7回出場。

2016年夏の甲子園大会では、過去最高成績となるベスト8入りを果たしています。

五島卓道の指導方針

五島卓道監督の目指す野球は、選手一人一人が自分で考え、行動する「考える野球」です。

ミーティングでは常に選手に発言を求める他、
練習時間の1/4以上を自主練習にあて、その間一切口を出しません。

2016年の甲子園で活躍し、2020年に東北楽天にドラフト1位で入団した早川隆久投手も木更津総合高校時代を振り返って
「『考える野球』を追求していくのが、五島監督の野球です。ミーティングはもちろん、監督から常に発言を求められるので、どうすれば強くなれるのか、みんないつも考え続けています」
と話されていました。

また、その他の特徴としては、高校時代からスカウトから声をかけられるような実力を持つ選手に対しても、高校卒業後すぐにプロ入りする事を勧めません。

これは“プロ野球選手になる事が、人生のゴールではない”と考えているからです。

「高校卒業後すぐプロの選手になるより、大学や社会人野球の経験を積んだ方が、その後の人生のためになるからね」
と、五島卓道監督は話されていますね。

実際、早川隆久投手や篠木健太郎投手(現・法政大学)などは、高校時代にはドラフト指名確実と言われていましたが、プロ志望届を提出せずに大学に進学しています。