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坂原秀尚監督(下関国際)の経歴や嫁子供は?文武両道やかき氷とは?

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下関国際高校野球部坂原秀尚監督。

出場停止になるほど荒れていた弱小校を、熱血指導で立て直し、甲子園出場に導いた名監督です。

また、2017年甲子園に出場した際には
「文武両道はありえない」
と発言をされ、話題になりました。

最近では珍しい、正直で、人間味あふれる監督ですね。

今回はそんな坂原秀尚監督経歴、家族、指導法などについて調べてみました。

坂原秀尚のプロフィール

名前:坂原 秀尚(さかはら ひでなお)
生年月日:1976年10月11日
出身:広島県
経歴:広島電機大学附属高校(現・広島国際学院)→広島電機大学(現・広島国際学院大学)→ワイテック→東亜大学→下関国際高校

坂原秀尚の現役時代

高校時代、坂原秀尚監督広島電機大学附属高校(現・広島国際学院)野球をされていました。

現役時代のポジションはピッチャー。

甲子園出場はありませんでした。


卒業後は、広島電機大学、社会人野球のワイテックで野球を続けています。

ワイテックでは5年間プレーし、現役引退。

引退後は、教員免許取得のため東亜大学編入しました。

坂原秀尚の指導者時代

東亜大学に在学中に、坂原秀尚監督はすぐ近くにある下関国際高校野球部監督を探しているという噂を耳にします。

当時の下関国際高校野球部は、荒れていて、その年の山口県大会も選手の集団万引きにより、出場停止になっていました。

坂原秀尚監督は、下関国際高校校長手紙を書き、自分を売り込みます。

校長は喜んで申し出を受け入れ、坂原秀尚監督2005年8月から監督就任しました。

坂原秀尚監督はまずは選手たちの生活態度を正すことから始めました。

落書きだらけだった部室の壁のペンキを塗りなおし、靴のそろえ方、制服の着こなしと、マナーを厳しく徹底しました。

しかし、選手たちは
「押しかけ監督になんでそんなことを言われなければいけないんだ!」
と反発し、次々と退部。

ひどい時には選手が1人にまで減った時期もあったそうです。

それでも、坂原秀尚監督は粘り強く、野球部の立て直し計ります。

遠征の時のマイクロバスの運転選手の勧誘などもすべて監督自ら行っていました。

また、遠征費用の足しにするために、毎年、年末には漁港で冷凍した魚を冷凍車から降ろすアルバイトまでしていました。

なかなか選手のためにここまでできる監督はいないですよね。


そんな地道な努力が実を結び、就任12年目にはついに山口県大会を制し、甲子園出場を果たします。

まるで、ドラマ『スクールウォーズ』や漫画『ルーキーズ』のようなストーリーですね!

もっと詳しく書きたかったのですが、長くなりますので、そのあたりについて詳しく知りたいかたはこちらをどうぞ↓

初の甲子園では三本松高校4対9で敗れ、初戦敗退。

その後も、下関国際高校は、2018年春と、3季連続甲子園出場を達成します。

2018年にはエースの鶴田克樹投手(現・東京農業大学)を擁して、ベスト8まで勝ち進みました。

坂原秀尚の嫁と子

坂原秀尚監督結婚されていて、お子さん3人いることがわかっています。

ちなみに坂原家は引っ越しを4回ほどしているそうです。

理由すべて選手のため!

下関国際高校にはがなかったため、選手の中には一人暮らしをしている人が何人かいました。

坂原秀尚監督は、そんな選手達の不安や負担を、できる限り減らすために、近所に度々引っ越したそうです。

坂原秀尚監督いわく
「生徒に厳しいことを要求しているのだからこれぐらいは当然!」
とのこと。

かっこいいですけれども、つきあわされる家族は大変ですね。

そんな下関国際高校にも2020年の1月のようやくが完成しています。

これからはようやく一つのところに落ち着いて暮らせますね。

坂原秀尚の指導法と発言

坂原秀尚監督はこれまで何度も、その独特の指導法発言によって、話題になっています。

一番、話題になったのは、初めて甲子園出場を決めた時の日刊ゲンダイインタビューです。

そのインタビューの中で、坂原秀尚監督
・文武両道はありえない。
・「自主性」というのは指導者の逃げである。
・「楽しい野球」というのは嘘。
などの発言をして、物議を醸しました。

――朝5時から練習するそうですが、選手が自主的に?

「半強制です。自主的にやるまで待っていたら3年間終わっちゃう。練習が終わって学校を出るのは21時くらい。本当に遅いときは23時くらいまでやることもあります。毎日ではないけど、長期休みの時期とか。遠征に行っても、大広間で生徒はみんな同じ空間にいるけど、やっていることはバラバラ。練習でもそうです。今の子は連帯感が希薄なんですよね。少しでもそういうのを大事にしていかないと、うちのような弱いチームは他に勝てない。進学校さんはそういうやり方が嫌いだと思いますけど」

――確かに、自主性をうたう進学校は増えています。

「そういう学校には、絶対負けたくない。実は東筑(福岡の進学校で今大会に出場)さんとは(現監督の)青野さんの前任者のときに1回、合同練習をしたことがあるんですけど、うちの練習を見た監督から『やってて意味がない』と言われたんです。(下関国際のように)きついことはしていない。賢い子も『意味がない』と、すぐに言うでしょ? 今回の県大会で宇部(初戦)と下関西(2回戦)と、進学校に当たったので、普段練習してないだろうと思って、思いっきり長い野球をやっちゃろうと。ボールも長い時間こねて、牽制もバンバン投げて。七回になったら向こうもヘトヘトでした。僕ね、『文武両道』って言葉が大嫌いなんですよね。あり得ない」

――野球と勉学の両立は無理と?

「無理です。『一流』というのは『一つの流れ』。例えば野球ひとつに集中してやるということ。文武両道って響きはいいですけど、絶対逃げてますからね。東大を目指す子が2時間の勉強で受かるのか。10時間勉強しても足りないのに」

――文武両道は二流だと?

「そういうことです。勉強しているときは『いや、僕野球やってますから』となるし、野球やっていたら『勉強が……』となる。“練習2時間で甲子園”って。2時間って試合時間より短い。長くやればいいってことではないけど、うちは1日1000本バットを振っている。1001本目で何か掴むかもしれない。なのに、時間で区切ってしまったら……。野球って自力のスポーツで、サッカーやバスケみたいな時間のスポーツじゃない。100点取ろうが、3アウト取らないと終わらない。2時間練習して終わりじゃあ、掴めるわけがないんです。スポーツ庁が(部活動の休養日や時間の制度化を検討し)練習を何時間以内にしようと言っているでしょ? あんなんやられたら、うちみたいな学校は、もう甲子園に出られない」

――選手に任せることはしない?

「自主性というのは指導者の逃げ。『やらされている選手がかわいそう』とか言われますけど、意味が分からない。」

 日刊ゲンダイ

その他にも対戦相手の三本松高校の選手がかき氷を食べているのを見て、

「三本松さんの選手、甲子園(球場)でカキ氷食ってましたよ。うちは許さんぞと(笑い)。僕らは水です。炭酸もダメ。飲んでいいのは水、牛乳、果汁100%ジュース、スポーツドリンクだけ。買い食いもダメ。携帯は入部するときに解約。3日で慣れますよ。公衆電話か手紙でいいんです」

と話されていました。

そのため、「下関国際」「かき氷」はセットで、よくネット上でネタにされています。

坂原秀尚のまとめ

坂原秀尚監督指導法発言には賛否両論ありますが、個人的には許容できるレベルですね。

下関国際高校にはあっていると思います。

進学校強豪校では合わないと思いますが・・・。

何よりもインタビューなどを見ても、下関国際高校選手が、坂原秀尚監督を慕っているんですよね。


第三者がとやかく言うことではないと思いますね。

当ブログでは、今後も坂原秀尚監督下関国際野球部に注目して、応援していきたいですね。

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