桐生第一高校のドラフト候補・工藤ナイジェル選手。
ガーナ人の父を持つ工藤選手は、抜群の身体能力を誇る超俊足の二塁手です。
3年生からは主将&一番打者として、チームを引っ張っています。
プロフィール
名前:工藤ナイジェル(くどう ないじぇる)
生年月日:2001年9月27日
出身:北海道釧路市
身長:165cm
体重:65kg
投打:右投げ左打ち
ポジション:セカンド
経歴:江戸川区立篠崎中学校→桐生第一高校
工藤選手は北海道釧路市で生まれてすぐに父の母国ガーナの首都・アクラに移住。
ガーナにいた頃はサッカーに熱中していました。
野球を始めたのは、小学2年で再び日本に戻ってきて、東京都江戸川区に住み始めてからです。
中学時代は江戸川ボーイズで野球を続けながら、ボクシングや縄跳びにも本格的に取り組んでいました。
中学2年時には「全日本なわとび選手権」中高生男子の部に出場。
30秒スピード(二重)で2位になり、世界選手権代表に選出されましたが、結局、世界選手権代表は辞退しています。
もったいないですね。
工藤選手にとって、ボクシングも縄跳びも野球を上手くなるための手段でしかなかったようで、
当時を振り返って、
「すべて野球のトレーニングの一環としてやっていた。いろいろなスポーツをやったことは、今に生きていると思います」。
と語っています。
中学卒業後は、群馬県にある桐生第一高校に進学。
2年生の秋からはセカンドのレギュラーを獲得し、主将を務めます。
2年秋の群馬県大会では一番打者として準優勝に貢献しました。
続く関東大会では、1回戦で千葉県代表の習志野高校と対戦し、延長14回タイブレークの末、1対3で惜しくも敗れました。
習志野高校は今春のセンバツで準優勝を果たしていますが、それを見たナイジェル選手は
「テレビで見て、あと一歩だったと思うと、自分たちの野球をやれば、可能性はあると思った」
と語り、最後の夏に向けて決意を固めていました。
プレースタイル
工藤選手は165cmと小柄ながら、50メートル5秒9の超俊足二塁手です。
盗塁技術も高く、塁に出たらほとんど盗塁を決めているのではないかと思えるレベルです。
弟
1歳年下の弟・工藤ジョエル選手も東京江戸川ボーイズを経て、現在は兄と同じ桐生第一高校でプレーしています。
ポジションは外野手。
2年生春の時点で、すでにベンチ入りしていて、かなり将来を期待されている選手のようです。
弟については、詳しい情報が分かり次第、改めて記事にしたいと思います。
まとめ
工藤選手は高校での実績がまだ少なく、高卒即プロ入りというタイプではないかもしれません。
それでも、近い将来、活躍してもっと名前が知られるようになる選手です。
みなさんも今から工藤ナイジェル選手に注目してみてはいかがでしょうか?
関連記事
2019年ドラフト候補一覧→高校(投手/野手)大学社会人(投手/野手)