2026年FIFAワールドカップのブラジル代表に、19歳のストライカーが選ばれました。
その名はエンドリッキ選手。
オリンピック・リヨンに所属するブラジルの次世代エースです。
強烈な左足のシュート、劇的すぎる妻との馴れ初め、そして息子の夢のために清掃員として働き続けた父の話――。
知れば知るほど、応援したくなる選手なんです。
この記事では、そんなエンドリッキ選手の素顔を、プロフィールからプレースタイル、家族のエピソードまでたっぷりご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください!
26位 エンドリッキ
— 白民 (@9ieniz) June 5, 2026
前半戦はアロンソの下でほぼ出番がなく、後半戦はリヨンへレンタル移籍し、見事な活躍。来季はマドリーの復帰が既定路線。逞なったエンドリッキに期待したい。 https://t.co/rjam6TNcju pic.twitter.com/H1Rv6gyeMo
エンドリッキのプロフィールと経歴
まずはエンドリッキ選手がどんな選手なのか、基本的なプロフィールと歩んできた道のりをざっくりとおさえておきましょう。
「名前は聞いたことあるけど、どんな選手か知らない」という方もこのセクションを読めば、だいたいのイメージがつかめますよ。
身長・ポジション・所属クラブ一覧
エンドリッキ選手の基本スペックはこちらです。
| 項目 | 内容 |
| 本名 | エンドリッキ・フェリペ・モレイラ・ジ・ソウザ |
| 生年月日 | 2006年7月21日 |
| 出身 | ブラジル・ブラジリア |
| 身長 | 173cm |
| 利き足 | 左足 |
| ポジション | FW |
| 所属クラブ | オリンピック・リヨン(レアル・マドリードからローン) |
クラブの経歴はシンプルで、パルメイラス(ブラジル)でプロデビューを飾り、2024年にレアル・マドリードへ移籍。
その後、出場機会を求めてフランスのリヨンへ期限付き移籍という流れをたどっています。
ストライカーとしては173cmとやや小柄な部類に入りますが、そのコンパクトな体から繰り出す左足のシュートは強烈そのもの。
サイズのなさをまったく感じさせない選手です。
ブラジル代表に選ばれた理由とは
エンドリッキ選手が2026年W杯のブラジル代表に選ばれた背景には、リヨンでの見事な復活劇があります。
レアル・マドリードでは出場機会が限られ、一時は代表からも遠ざかっていました。
しかし2026年1月にリヨンへローン移籍すると、リーグ戦で5ゴール7アシストと躍動。
攻撃の要として存在感を取り戻しました。
そして2026年4月のブラジル代表復帰戦となったクロアチア戦では2得点に絡む活躍を見せ、W杯出場をほぼ手中に。
同年5月18日、正式にW杯メンバーへの選出が発表されました。
レアル・マドリード時代の恩師でもあるブラジル代表監督のカルロ・アンチェロッティ氏も、かねてから「素晴らしい潜在能力の持ち主」と評価していた選手。
復調した姿を見せ、その期待に応えた形です。
父ドウグラスがつくった天才ストライカー
エンドリッキ選手の成功の裏には、父・ドウグラスさんの並々ならぬ愛情と献身がありました。
自らもサッカー選手を夢見ながら叶わなかった父が、息子の才能を信じて取り続けた行動が、今日のエンドリッキ選手をつくったといっても過言ではありません。
このセクションでは、親子の絆と家族の物語をご紹介します。
YouTubeで世界に見つかった少年時代
エンドリッキ選手がサッカーを始めたのは、4歳のころ。
自身もプロを目指していた父・ドウグラスさんの影響を受け、幼いころからボールを蹴り続けていました。
転機が訪れたのは9歳のとき。
南米最大規模のジュニア大会『Go Cup 2016』に出場したエンドリッキ選手のプレー動画を、父・ドウグラスさんがYouTubeに投稿したのです。
するとわずか1週間後、その動画を見たSEパルメイラスとサントスFCから、まさかのオファーが届きました。
当時まだ9歳の少年に、ブラジルを代表する名門クラブが名乗りを上げたのです。
「息子の才能をなんとか世に知らしめたい」という父の一投が、すべての始まりでした。
YouTubeがなければ、今のエンドリッキ選手はいなかったかもしれません。現代らしいシンデレラストーリーですよね。
父がパルメイラスの清掃員になった理由
パルメイラスへの加入が決まったとき、ひとつの大きな問題がありました。
エンドリッキ選手の地元・ブラジリアからパルメイラスのあるサンパウロまでは、なんと1,000km以上も離れていたのです。
幼い息子をひとりでサンパウロへやるわけにはいかない――そう考えた父・ドウグラスさんは、パルメイラスの関係者に頭を下げてお願いをしました。
「息子のそばにいたいから、クラブで働かせてほしい」と。
こうして実現したのが、クラブのトレーニングセンターでの清掃員という仕事でした。
かつてプロを夢見たサッカー選手が、息子の夢のために箒を握る――。
その姿はとても胸を打つものがあります。
一家全員でブラジリアを離れ、1,000km先の見知らぬ土地で新生活をスタートさせた家族の決断と覚悟。
エンドリッキ選手がピッチで見せる泥臭さや、諦めない姿勢は、きっとこんな家族の背景から来ているのかもしれませんね。
エンドリッキの結婚と妻ガブリエリとは
エンドリッキ選手の魅力はピッチの上だけではありません。
妻・ガブリエリさんとのラブストーリーは、まるで映画のような展開の連続。
出会いから結婚まで、そして話題になったユニークな夫婦のルールまで、プライベートな素顔もたっぷりご紹介します。
モールで一目惚れ〜電撃結婚までの馴れ初め
ふたりの出会いは、ごく日常的な場所から始まりました。
ある日、ショッピングモールでひとり座っていたエンドリッキ選手を見かけたガブリエリさん。
その瞬間「この人が私の未来の人だ」と直感したそうです。
驚くことに、その時点で彼がサッカー選手だということすら知らなかったとか。
その後、一緒に食事をする機会があったふたり。
そこでまさかのサッカー賭けへと発展します。
ブラジルのクラブ同士の試合(クイアバ vs ボタフォゴ)でクイアバが勝ったら付き合おう、という条件を出したところ、見事クイアバが勝利。
こうしてふたりの恋が正式にスタートしました。
そこからの展開はまさに電撃的。
交際からおよそ1年足らず、エンドリッキ選手が18歳になってわずか2ヵ月後に結婚を発表しました。
結婚報告の投稿には聖書の一節「神が結び合わせた者を、人が離してはならない」という言葉が添えられ、ふたりの真剣な想いが伝わってきます。
サッカーが縁を結んだ、なんともロマンチックな馴れ初めですよね。
この投稿をInstagramで見る
妻ガブリエリのプロフィールと影響力
改めて、妻・ガブリエリ・ミランダさんのプロフィールをご紹介します。
| 項目 | 内容 |
| 名前 | ガブリエリ・ミランダ(Gabriely Miranda) |
| 生年月日 | 2000年12月21日 |
| 出身 | ブラジル・サンパウロ |
| 職業 | 元モデル・現インフルエンサー |
| 宗教 | キリスト教 |
エンドリッキ選手より6歳年上のガブリエリさんは、ブラジルの有名モデル事務所「Mega Model Brasil」出身の元モデル。
現在はSNSを中心に活動するインフルエンサーとして、インスタグラムのフォロワーは120万人を超えています。
ニューバランスなど有名ブランドとのコラボ案件も多く、単なる「選手の妻」にとどまらない影響力を持つ女性です。
そしてふたりの絆をより深めているのが、共通する信仰です。
ガブリエリさんのインスタグラムのプロフィールには「生ける神の娘」という言葉が記されており、エンドリッキ選手とともに信仰を大切にする姿勢がSNSからも伝わってきます。
また、ガブリエリさんはエンドリッキ選手がレアル・マドリードへ移籍した際も、リヨンへローン移籍した際も、常に寄り添って移住を共にしました。
実は父・ドウグラスさんも「リヨン移籍の決断には義理の娘が決定的な役割を果たした」と語っており、キャリアの岐路でも大きな影響を与えた存在なんです。
ユニークすぎる「夫婦のルール」とは
実はこのふたり、交際中から「交際契約書」とも呼べるルールを設けていたことで話題になりました。
その内容がなかなかユニークで、世界中のメディアが取り上げたほどです。
主なルールをご紹介すると……
・毎日必ず「愛している」と伝えること
・メッセージのやり取りでは「um」「ok」などの特定の言葉を使用禁止
・ゲーム「グランド・セフト・オートⅤ」内でバーチャルの彼女を作ることも禁止
・他の女性のインスタグラムにコメントすることも禁止
さらに、ルールを破った場合は月末に相手の欲しいものを何でも買ってあげなければならないというペナルティ付き。
エンドリッキ選手はポッドキャストでこのルールについて話しており、すでにガブリエリさんからiPhoneを何台も受け取っているとか。
「束縛系では?」という声もある一方、「互いへの誠実さを形にしただけ」という見方もあります。
信仰と愛をベースにしたふたりなりの夫婦のカタチ、という感じがしますよね。
そして2026年4月には、第一子の妊娠も発表。
「これで私たちは5人家族になります」と2匹の愛犬とともに写った投稿は、多くのファンから祝福を受けました。
W杯を前に、公私ともに充実したエンドリッキ選手から目が離せません。
エンドリッキのプレースタイル徹底解説
「どんなプレーをする選手なの?」という方に向けて、このセクションではエンドリッキ選手の武器をひとつひとつ掘り下げていきます。
見れば見るほど「すごい」と思える要素が詰まった選手なので、W杯観戦前にぜひチェックしておいてください!
最大の武器は左足の破壊力
エンドリッキ選手を語るうえで欠かせないのが、左足から放たれるシュートの威力です。
どんな体勢からでも、どんな角度からでも、迷わずゴールを狙えるシュートセンスは世界トップクラスと評されています。
特に印象的なのが、少ないタッチでゴールまで持っていく速さ。
ボールを受けてからシュートに持ち込むまでの動作が非常にコンパクトで、相手GKやDFが対応する間もなく一瞬でシュートまで完結させてしまいます。
さらに、トリッキーなプレーの引き出しも豊富です。
ペナルティエリア外からのバイシクルキック、超ロングシュート、ループシュートなど、「え、そこから打つの!?」と思わず声が出てしまうようなゴールが多いのも魅力のひとつ。
15歳で出場したコパ・サンパウロでのバイシクルキックによるゴールは大会ベストゴールに選ばれ、ヨーロッパのビッグクラブがこぞって注目するきっかけにもなりました。
「左足を振るまでの速さと思い切りの良さ」、これがエンドリッキ選手の左足が怖いと言われる最大の理由です。
今大会はヤマルよりもエンドリッキの大会になりそう⚽🇧🇷📣
— スペンダ (@2We6NF8AZw6Adiv) June 6, 2026
ブラジル、モロッコ、オランダ、日本のいずれ2チームがベスト32で敗退する可能性があるのあらためてやばい😱 pic.twitter.com/YwzRPp9U7j
低重心のフィジカルと爆発的なスピード
173cmというストライカーとしてはコンパクトな体格ながら、エンドリッキ選手のフィジカルは非常に特徴的です。
特に目を引くのが、しっかりと鍛えられた太ももと安定した体幹。
この低重心のボディバランスが、彼のプレーの土台になっています。
相手DFと激しくぶつかっても簡単には倒れず、体勢が崩れた状態でも強烈なシュートを叩き込める強さがあります。
足首の強さも際立っており、少々バランスを崩した体勢からでも鋭いシュートが打てるのはこの身体的な特長があってこそです。
そしてもうひとつの武器が、相手DFの背後を取る動きの鋭さです。
スペースへの飛び出しが非常に速く、一瞬の隙を見逃さずに抜け出す動き出しは、守る側からするとかなり厄介。
前を向いてボールを受けた瞬間、そのままトップスピードでゴールへ向かえる加速力も持っています。
小柄でも当たり負けせず、速くて力強い。
まさにストライカーとして理想的な資質を備えた選手です。
ロマーリオを彷彿とさせる得点感覚
エンドリッキ選手を評する言葉として、よく登場するのがブラジルの伝説的ストライカー・ロマーリオの名前です。
かつてバルセロナやブラジル代表で活躍したロマーリオも、小柄ながら抜群のゴール嗅覚と低重心のドリブルを武器にした選手でした。
共通しているのは、ゴール前での判断の速さと迷いのなさです。
エンドリッキ選手はボールを受けた瞬間にゴールへの最短ルートを瞬時に判断し、躊躇なく仕掛けることができます。
この「迷わず勝負できる」メンタルと嗅覚こそが、若くしてトップレベルで結果を出している最大の理由といえるでしょう。
一方で、エンドリッキ選手の面白いところは純粋な点取り屋にとどまらない点です。
相手を引きつけてラストパスを送る判断力も持ち合わせており、リヨンでの2025-26シーズンではリーグ戦で5ゴール7アシストという数字が示すとおり、味方を活かす形でも十分な貢献ができています。
自分でも決められて、味方も使える。
華麗さと泥臭さを兼ね備えたこのスタイルこそ、エンドリッキ選手が「ブラジルが生んだ最高の宝石」と呼ばれる理由なのかもしれません。
エンドリッキのまとめ
父の献身、妻との劇的なラブストーリー、そして誰もが息をのむ得点感覚。
エンドリッキ選手の魅力は、ピッチの内外どちらを見ても本当に尽きません。
まだ19歳というのが信じられないほどの存在感を放つこの若きストライカーが、2026年W杯という世界最大の舞台でどんなゴールを見せてくれるのか、今からとても楽しみですね。
ブラジル代表のエース候補として注目を集めるエンドリッキ選手。
W杯本番では、ぜひその左足の破壊力とゴールへの嗅覚に注目して観戦してみてください!
