プロ野球選手の父を持ち、アメリカの名門スポーツ施設で腕を磨いた20歳の右腕が、今、独立リーグの舞台に立っています。
その選手の名は、細川旺輝(ほそかわ おうき)投手。
2026年シーズンから四国アイランドリーグの徳島インディゴソックスに加入した注目の若手です。
最速145キロのストレートに加え、なんと7種類もの変化球を操る技巧派として、今秋のドラフト会議を見据えています。
「プロに入るつもりでここに来ました。お父さんと同じ、憧れの舞台に立つために」——そう力強く語る細川旺輝投手の、これまでの歩みを一緒にのぞいてみましょう!
#独立リーグ
— 喜岡 桜 (スポーツライター) (@sakurakioka) February 8, 2026
【甲子園より大きな父の背中】
米・NCAA1部のラサール大を中退し、徳島インディゴソックスへ入団した最速145キロ右腕・細川旺輝投手に芽生えた夢。19歳が追う父がいる舞台。
父は名捕手…異色の右腕が目指すNPB 中学で渡米も大学を中退→独立L入りを選んだ理由https://t.co/t64zV4XVRh
〜もくじ〜
細川旺輝のプロフィール
名前:細川 旺輝(ほそかわ おうき)
生年月日:2006年4月3日
出身:東京都
身長:177cm
体重:85kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:福岡市立筑紫丘中学校→IMGアカデミー→ラサール大学(中退)→徳島インディゴソックス
細川旺輝の父・細川亨
細川旺輝投手のお父さんは、元プロ野球選手の細川亨(ほそかわ とおる)さんです。
青森北高・青森大を経て、2001年のドラフト自由競争枠で西武ライオンズに入団。
その後、ソフトバンク、楽天、ロッテと渡り歩き、パ・リーグ4球団で実に19年間もプレーした名捕手です。
堅実なリードと守備力で知られ、現在は福岡ソフトバンクホークスの1軍バッテリーコーチをされています。
細川旺輝投手は幼い頃から、そんなお父さんの背中をずっと近くで見てきました。
試合後でも疲れを見せずにスクワットで体を鍛え続ける父の姿、そして西武ドームで父とキャッチボールをした記憶——それが、野球との最初の出会いでした。
「大変そうだなって気持ちがすごいあった」
と少年時代は率直に感じていたそうですが、父への尊敬は深く、いつしか
「お父さんと同じ日本のプロ野球でプレーしてみたい」
という思いが芽生えていきました。
投球で行き詰まったとき、父・亨さんからもらったアドバイスが
「真っ直ぐの質を落とさず、コンビネーションを使って三振を取ったらええ。とにかく勝てる投手を目指せ」
という言葉。
この父の教えが、細川旺輝投手のプレースタイルの根本になっています。
細川旺輝の母・細川稀叶
細川旺輝投手のお母さんは、細川稀叶(まき)さん(本名:細川眞紀子さん)です。
元タレントとして活躍されていましたが、現在は実業家として複数の会社を経営されています。
「子供たちを国際社会で活躍するリーダーに育てたい」という教育への強い思いから設立したスーパー学童BunBu学院は、6年先まで予約が殺到するほど人気を博しています。
細川稀叶さんの教育方針などについて知りたい方はこちらの著書がおすすめです↓
細川旺輝の姉・細川愛倫
細川旺輝投手には2歳年上のお姉さんがいます。
それがモデル・女優として活躍中の細川愛倫(あいり)さんです。
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現在は早稲田大学に在籍しながら芸能活動を続けており、SNSを通じて弟・旺輝投手をいつも応援しているそうです。
細川旺輝投手は姉への感謝をこんな言葉で表しています。
「姉にはいつもSNSとか様々な形で応援してもらって、とても感謝しています。だからいずれは姉に始球式をしてもらったNPBの試合で僕が投げたいと思っています」
お姉さんと弟、それぞれの夢の舞台で輝く姿——いつかそんな日が訪れるのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
細川愛倫さんについて詳しくはこちらを→細川愛倫は早稲田大学生!父母や兄弟もすごい?カップ数は?
細川旺輝の小中学生時代
細川旺輝投手が野球を本格的に始めたのは小学4年生のとき。
福岡の軟式チーム・福岡オールスターズに入団しました。
父・亨さんのプロ生活の拠点が福岡だったことが関係しているのでしょう。
中学生になると、福岡の二日市ボーイズに所属し、投手としてプレー。
筑紫丘中学校に通いながら腕を磨いていました。
【細川 亨 Jr.】
— HUBER (@EDIFICE4649) August 9, 2021
二日市ボーイズ
細川 旺輝 投手(3年)
7日の試合では味方のやや緩い守備もあり、失点がかさんでしまいましたが、父親譲りの恵まれた体格からストレートは最速133キロをマーク。
90キロ台の緩い球を織り混ぜる緩急を使った投球が光りました。 pic.twitter.com/q3S22MvLlA
転機が訪れたのは中学3年生の夏休みです。
フロリダ州で開催されたIMGアカデミーのサマーキャンプに2週間参加したことで、細川旺輝投手の世界観が大きく広がります。
「午前中に勉強して、午後から4時間ほど練習。元メジャーリーガーがアドバイスしてくれるなど、いままでにないぐらい野球が楽しくて」
このキャンプでの経験が決定打となり、「このままアメリカで野球を続けたい」と両親に直談判。
「英語も話せるようになりたい」という思いも重なり、中学卒業後にアメリカへの野球留学を決意しました。
細川旺輝の高校大学時代
中学卒業後の翌年9月、細川旺輝投手はフロリダ州の全寮制スポーツ施設・IMGアカデミーに入学しました。
IMGアカデミーの年間学費は約900万円という世界最高峰の環境です。
テニスの錦織圭さんや坂本怜選手も在籍・卒業したことで知られています。
最初は英語の授業についていくのが精一杯で、宿題をこなすのにも単語を一つひとつ調べながら奮闘したそうです。
しかし野球面では着実に成長を続けました。
なんと1年目は13軍からスタート!
そこから努力を重ね、6軍、5軍と昇格し、2年目は2軍から始まり最終的に1軍に呼ばれました。
3年目にはロングリリーフを担当し、全米一に輝くチームの一員にまで上り詰めます。
また、アメリカのスカウトが注目する大会「The Perfect Game」でも登板し、3回2/3を投げて被安打1、6奪三振という好投を披露しました。
2025年5月にIMGアカデミーを卒業後、細川旺輝投手はペンシルベニア州のラサール大学へ進学します。
佐々木麟太郎選手が通うスタンフォード大学と同じNCAAディビジョン1に所属する強豪校で、細川旺輝投手はそこでも紅白戦に出場し「ベストプレーヤー」に選ばれるほどの活躍を見せました。
しかし、日を重ねるごとにNPBへの思いが強くなっていきます。
「お父さんの近くで、お父さんと同じ日本のプロ野球でプレーしてみたいって気持ちが1番になってきた」——そんな思いから、大学に在籍してわずか3カ月で帰国を決断します。
帰国後、野球評論家・東尾修氏に投球を披露する機会を得て「素質あるよ」と太鼓判をもらったことも大きな後押しになりました。
そして、IMGアカデミーの同級生・望月大樹投手から「日本でプレーするなら徳島がいい」と勧められたことがきっかけで、徳島インディゴソックスの門を叩いたのです。
五十嵐のナックルカーブに東尾のケンカ投法からも学ぶ…名捕手の長男、米国帰りの細川旺輝投手が独立リーグ徳島を選んだ理由 https://t.co/YhPaaM4aWD
— TOMO (@h_tomo0925) March 14, 2026
細川旺輝のプレースタイル
細川旺輝投手の最大の武器は、多彩な変化球です。
持ち球はカーブ・ナックルカーブ・カットボール・スライダー・ツーシーム・チェンジアップ・スプリットと、なんと7種類!
しかも指先が非常に器用で、曲がり幅を変えられるスプリットなど、同じ球種でも複数の使い方ができます。
ナックルカーブはヤクルト・ソフトバンク・MLBでも活躍した五十嵐亮太さんから直接教わったもの。
五十嵐さんとは今もLINEでアドバイスをもらえる関係で、父・亨さんの現役時代から築いてきた人脈がここでも活きています。
現在のストレートの最速は145キロ。
目標は150〜155キロへの球速アップです。
「速い球がいいと思われがちですが、逃げ道はある」と語るように、速球だけに頼らない「勝てる投手」を目指しています。
アメリカ時代、140キロ台でメジャー級の選手に立ち向かってきた経験が、この考え方の土台になっています。
フォーム面では現在、球速アップに必要な「並進運動」の改善に取り組んでおり、開き気味になりやすい右肘の動きも修正中です。
防御率1点台を目指してコントロールも磨き続けています。
東尾修氏からは「打者に恐れず向かっていけ」「軸足の使い方とインコースの使い方」を伝授されており、メンタル・技術の両面で着実に成長しています。
ちなみに東尾修氏のお孫さんもまだ中学生ながら、超将来有望な野球選手です。
詳しくはこちらを→石田理汰郎が現在通っている中学は慶應?父母や兄弟は?
細川旺輝のまとめ
名捕手の父・細川亨さんを持ち、世界最高峰のIMGアカデミーで3年間を過ごし、NCAAディビジョン1の大学でも実力を認められた細川旺輝投手。
それでも「お父さんと同じ舞台に立ちたい」という一心で帰国し、今は徳島インディゴソックスで毎日野球漬けの日々を送っています。
「プロに行くのは簡単なことではないけれど、改善しながら日々成長できたら夢に近づくと思います」
そう語る細川旺輝投手のこれからの活躍から、目が離せませんね。
今秋のドラフト会議でその名前が呼ばれる日を、一緒に楽しみに待ちましょう!


