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助川太志は軟式出身のドラフト候補!出身中学や球速球種は?進路は?

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法政大学野球部にちょっと普通ではないドラフト候補ピッチャーがいます。

その名は、助川太志

法政大学グローバル教養学部4年生の右腕です。

出身は高校の軟式野球部

スポーツ推薦ではなく一般入試法政大学に入学し、セレクションを経て野球部の門を叩きました。

そして野球以外でも、もうひとつ驚きの顔を持っています。

TOEIC905点――帰国子女でもないのに、英語力では受験者の上位数%に入るほどのハイスコアを誇るのです。

軟式出身一般入試TOEIC905点

そんな異色の経歴を持つ助川太志投手が、ラストイヤーとなる2026年春、東京六大学の舞台で存在感を放ち始めています。

助川太志のプロフィール

名前:助川 太志(すけがわ たいし)
生年月日:2004年6月24日
出身:千葉県
身長:180cm
体重:77kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:茗溪学園中学校→茗溪学園高等学校→法政大学

助川太志の経歴

助川太志投手の野球人生は、千葉県での小学生時代にさかのぼります。

松戸柏リトルリーグで野球を始め、中学では白井リトルシニアでプレー。

全国大会出場こそありませんでしたが、着実に野球への情熱を育んできました。

そして進んだのが、茨城・茗渓学園

千葉県出身助川太志投手ですが、両親の実家茨城にあったという縁もあり、中学受験で入学した中高一貫校です。

ここで助川太志投手の野球人生に、ひとつの”分岐点”が訪れます。

「高校に進学する際は、他の高校で硬式野球をやろうと思っていました」

しかし中高一貫校という環境が、その夢をやすやすとは叶えてくれませんでした。

他校への推薦入学は叶わず、受験をしなければいけないとわかった時には、学力的に難しい状況だったといいます。

そこで助川太志投手が下した決断が、「茗渓学園で軟式野球を続ける」というものでした。

硬式野球のエリートたちとは異なる道。

それでも助川太志投手は野球への思いを絶やしませんでした。

大学進学の際も、助川太志投手らしい選択をします。

元々得意だった英語の力をさらに伸ばしたいと、専門科目の講義がすべて英語で行われる法政大学グローバル教養学部(GIS)一般受験で受験し、見事合格

野球推薦とは無縁の、純粋な学力での進学でした。

その英語力の高さは数字にも表れています。

TOEIC905点――これは受験者の上位数%に入り、「英語を使った仕事で国際的に活躍できる」レベルとされるハイスコアです。

しかも助川太志投手
「TOEICの勉強はあまりしていなくて、ちょっと受けてみようかなくらいの感じだった」と涼しい顔で話すのですから、その語学力には驚かされますね。

もちろん法政大学の野球部への入部も、スポーツ推薦以外の選手向けのセレクション(練習会)に参加し、自らの実力で合格を勝ち取りました。

軟式出身、一般入試、セレクション突破――どこを切り取っても、六大学野球の世界では異色の経歴です。

それでも助川太志投手は、着実に法政大学のマウンドへの階段を上っていくのです。

助川太志の大学時代

セレクションを突破して入部を果たしたものの、待っていたのは厳しい現実でした。

「最初の1年間は投手としての力量が足りず、チームに迷惑をかけるばかりでした」

軟式から硬式への壁は、想像以上のものでした。

「1番最初に感じたのは、球の違いというよりレベルの違い」
助川太志投手は振り返ります。

しかも高校野球のスーパースターたちが集う法政大学野球部

軟式野球部出身助川太志投手にとって、そのレベル差は「歴然」と感じるものでした。

変化球の曲がり方も硬式と軟式では異なり、一から感覚をつかみ直す日々が続きました。

転機が訪れたのは、2年生のころです。

現役時代に近鉄などで活躍し、NPB通算83勝の実績を誇る高村祐氏が、法政大学の助監督に就任。

高村助監督は、助川太志投手の中に眠る潜在能力をいち早く見出しました。

法政大学の大島公一監督は
「2年生の頃から高村くんがずっと評価していて、手塩にかけてきた。今年の夏のオープン戦から実績を積むようになり、十分使えると思っていました」
と語っています。

指導者たちの確かな目と、助川太志投手自身の地道な努力。

そのふたつが重なり合い、じわじわと花開いていきます。

そして迎えた2025年秋、3年生にして助川太志投手はついに神宮のマウンドへ上ります。

慶大2回戦、スコアは7対7の同点。

緊迫した8回の頭から、リーグ戦初登板を告げるコールがかかりました。

「しぬほど緊張しました。もう緊張しすぎて、逆に1周回ってスタンドの声とかが大きく聞こえました」

それでも助川太志投手は、3年間バッテリーを組んできた土肥憲将捕手へのミットとサインを信じて、ストライクゾーンに投げ続けます。

1死球を許しながらも盗塁を刺し、8回を無失点。

続く9回も続投し、1打サヨナラ負けの窮地を迎えながらも、最後はスライダーで見逃し三振に仕留めて切り抜けました。

2イニング無失点。

異色の右腕が、六大学の舞台でその存在を刻んだ瞬間でした。

助川太志の投手としての特徴・スタイル

助川太志投手のピッチングを一度見たら、まず目に飛び込んでくるのが独特のテイクバックです。

本人も
「自分の特徴といえばテイクバックなのかなと思って。変なテイクバックだなと思っていただければ嬉しいです(笑)」
と笑いながら話すほど、個性的なフォームです。

今季、助川太志投手がファンのみなさんに「注目してほしい」と挙げたポイントがまさにここ。

一度マウンド上の助川太志投手を見れば、きっとその腕の使い方が印象に残るはずです。


球種は、常時130キロ台後半を計測するストレートを軸に、130キロ台前半カットボールツーシーム、そして125キロほどの落差が大きいスライダーを織り交ぜます。

なかでもスライダー助川太志投手自身
「六大学でも通用するかもしれないという自信を持てた」
と語る、自慢の一球です。

昨秋のリーグ戦でも、三振を最も多く奪った球種はこのスライダーでした。

そして昨冬、助川太志投手が徹底的にこだわったのが
「80%の出力で、100%の出力で投げた時と同じ威力の球を投げる」
という感覚の習得です。

力任せに腕を振るのではなく、いかに無駄なく、効率よくボールに力を伝えるか。

地味に聞こえますが、これは長いイニングを投げ抜くための土台となる、非常に重要なテーマです。

実際、助川太志投手はこれまで
「長いイニングをあまり得意としていなかった」
と自認していました。

しかし冬の投げ込みとこの意識改革を経て、オープン戦では
「ある程度の回跨ぎができるようになった」
と手応えを口にしています。

そして春季リーグ戦では立大戦、早大戦と連続して先発を任され、いずれも無失点と丁寧なピッチングを披露。

「クリーンアップの前にランナーを置かないように」
と意識した投球で、チームに流れをもたらしています。

助川太志投手は力でねじ伏せるタイプではありません。

でも、だからこそ頭を使い、丁寧に、着実にアウトを積み重ねていく。

それが助川太志投手のピッチングスタイルです。

助川太志のラストイヤーへの想い

2026年、助川太志投手にとってここが大学野球の集大成となるラストイヤーです。

そのシーズンを前に、助川太志投手はこんな言葉を口にしています。

「高校野球をまともにやっていない人間を法政大学で拾ってもらったので、その恩返しができるようにしっかり結果を残したいと思います」

軟式出身一般入試セレクション突破。

誰もが認める異色の経歴でたどり着いた法政大学野球部への、飾らない感謝の言葉です。

その想いが、今季の助川太志投手のひとつひとつの投球に込められています。

個人としての目標に掲げるのが、先発での初勝利です。

昨季はリーグ戦8試合すべてに中継ぎとして登板し、勝利投手とは無縁のシーズンでした。

「もし本当に先発ができるのであれば勝利投手になりたいですね」――その言葉通り、今春はすでに立大戦、早大戦と2試合連続で先発のマウンドを任されています。

立大戦では初先発ながら落ち着いた投球を見せ、早大戦でも4回途中を無失点と着実に役割を果たしました。

冬に積み上げてきたものが、確かに形になり始めています。

一方で、助川太志投手がより強く持っているのは「チームに貢献したい」という意識です。

先発への希望を問われても「どこでも投げます」と即答するあたりに、その想いの強さがにじみ出ています。

自分が目立ちたいというよりも、チームの勝利のためにマウンドに立ちたい。

そんな姿勢が、指導者や仲間たちから信頼を集める理由のひとつでもあるのでしょう。

チームとしての目標は、春季リーグ戦優勝、そして日本選手権制覇。

「絶対優勝します!」
と力強く宣言する助川太志投手の言葉に、ラストイヤーにかける本気が伝わってきます。

助川太志のまとめ

ラストイヤーを迎えた今、助川太志投手はファンへこんなメッセージを届けています。

「今年の法政は違うぞと思っていただけるようなピッチング、試合をして、皆様のエールに応えたいと思います。今年も応援よろしくお願いします」

軟式出身一般入試TOEIC905点

どれをとっても六大学野球の世界では異色づくしの経歴を持つ助川太志投手ですが、その言葉はいたってシンプルで真っすぐです。

難しいことは考えすぎず、「のびのびと1イニング1イニング楽しく投げる」――それが助川太志投手の流儀です。

大学野球を終えた先には、「英語を生かした仕事をしたい」という夢があります。

専門科目がすべて英語で行われるグローバル教養学部で4年間学び、TOEIC905点のスコアを持つ助川太志投手にとって、国際舞台への扉はすでに大きく開かれています。

でも今はまだ、その扉を開ける前にやるべきことがあります。

憧れ続けてきた神宮のマウンドで、法政大学の勝利に貢献すること。

高校野球をまともにやっていなかった自分を拾ってくれた法政への、最高の恩返しをすること。

異端児と呼ばれてきた右腕のラストイヤーは、まだ始まったばかりです。

助川太志投手の独特のテイクバックから放たれる一球一球に、ぜひ注目してみてください!