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矢花大聖(道教大岩見沢)はドラフト注目!出身中学や進路は?球速は?

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今回は、北海道の大学野球界から突如現れた「ニュースター」についてご紹介します。

その選手とは、北海道教育大岩見沢校矢花大聖投手です。

2025年12月5日から愛媛・松山坊っちゃんスタジアムで行われる「侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿」のメンバーに、矢花大聖投手が選出されました 。

全国の精鋭が集まるこの合宿において、矢花大聖投手はなんと参加全60選手の中で唯一、2部リーグに所属する公立大学からの選出という快挙を成し遂げています 。

まさに「異色の経歴」を持つ右腕、矢花大聖投手とは一体どのような選手なのでしょうか。

彼のこれまでの歩みと、プロ野球への熱い思いを紐解いていきます。

矢花大聖のプロフィール

名前:矢花 大聖(やばな たいせい)
生年月日:2004年10月7日
出身:北海道札幌市
身長:181cm
体重:85kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:札幌市立八軒北小学校→札幌市立八軒中学校→札幌光星高等学校→北海道教育大学岩見沢校

矢花大聖の小学中学時代

札幌市出身の矢花大聖投手は、小学2年生の時に札幌ポルテで野球を始めています 。

中学時代石狩ボーイズでプレーし、硬式野球の基礎を磨きました 。

石狩ボーイズでは団員不足のため、他のチームと連合を組んで大会に出場していた時期もあったそうです。

この頃から、どのような環境でも野球に打ち込むひたむきさが育まれていたのかもしれませんね。

矢花大聖の高校時代

中学卒業後、矢花大聖投手はスポーツ推薦ではなく、一般受験で札幌光星高校進学しました 。

高校時代の矢花大聖投手は、順風満帆とは言えない苦しい時期を過ごしました。

・ケガとの戦い: 入学後は右肩のケガに悩まされる日々が続きました 。

・実績: 1年の秋に初めてベンチ入りを果たし、同秋と2年春には全道大会にも出場しています 。

・最後の夏: 3年夏にはエースナンバーを背負いましたが、結果は札幌地区予選敗退

当時、道内でも無名の存在だった矢花大聖投手には、私立大学からの勧誘の声はかかりませんでした。

しかし、この悔しさが次のステージでの飛躍のバネになったことは間違いありません。

矢花大聖の大学時代

高校卒業後、矢花大聖投手は札幌学生野球連盟の2部リーグに所属するの公立北海道教育大岩見沢校に進学しました 。

ここから、彼の野球人生は大きく加速し始めます。

多忙な日々の中での急成長

矢花大聖投手の大学生活は、野球漬けというわけにはいきません。

・通学とアルバイト: 札幌市内の自宅から車で片道1時間半かけて通学し、授業と練習の合間を縫ってガソリンスタンドと塾講師のアルバイトをこなすというハードスケジュールです。

・球速アップ: そんな中でも着実に力をつけ、1年冬に球速140キロを突破すると、2年冬には自己最速146キロを計測するまでに成長しました。

・リーグでの活躍: 主戦場は札幌学生野球連盟の2部リーグですが、通算10勝を挙げ、2025年の春季リーグでは2部優秀選手賞も受賞しています 。

侍ジャパン候補への「自己推薦」

今回の侍ジャパン候補合宿への選出、実は「自己推薦」がきっかけでした 。

連盟から選考案内が届いた際、矢花大聖投手
「レベルの高いバッター、ピッチャーを生で見たい」
という思いから、わずかな可能性に懸けて自らの投球動画を提出しました 。

本人も「全然通ると思っていなかった。自分が一番びっくりですよ」と語るほどのサプライズ選出でしたが、選考委員の目には彼のポテンシャルがしっかりと留まったのです 。

矢花大聖の進路

道教大は教員免許取得を目指す学生が多い大学ですが、矢花大聖投手
「自分は(免許を)取らない」
と断言しています 。

「3年生が始まる前に上で野球をやると決めたので、就職活動もしない。逃げ道をつくりたくないので」
と言い切り、退路を断ってプロ入りを目指しています 。

矢花大聖のまとめ

矢花大聖投手は、決して順風満帆ではなかったキャリアの中で、自分の力だけを信じてここまで階段を上ってきました。

2部リーグの公立大学から侍ジャパン候補入りという快挙は、まさに“努力で切り拓いた証”。

そして今、彼は迷うことなくプロ一本に照準を合わせています。

どんな環境でもあきらめずに挑み続ける矢花大聖投手の姿は、多くの野球ファンの心を熱くしてくれます。

今後、さらなる球速アップや全国の舞台での活躍が見られる日も、そう遠くはないかもしれません。

ドラフト当日、彼の名前が呼ばれる瞬間を楽しみに待ちたいですね!