青森県競技力向上対策本部所属の大上直起選手。
昨年の国民スポーツ大会・陸上成年男子100mで日本一を達成している短距離選手です。
さらに今年7月の日本選手権男子100mでは2位に入り、東京世界陸上の4×100mリレーの日本代表に選ばれています。
そんな大上直起選手ですが、中学までは大会に出場できるレベルでさえなく、高校でも全国大会に出場したことがなかった、というから驚きです。
そこで今回は大上直起選手の経歴や出身中学、高校などについて調べてみました。
日本選手権の2位、すげぇ#大上直起
— hashibiro61 (@hashibiro68) July 5, 2025
国スポ陸上成年男子100メートル優勝の大上直起…高校まで無名も仙台大で急成長「日の丸を背負いたい」 – スポーツ報知 https://t.co/Srn7Nb6BTt
大上直起のプロフィール
名前:大上 直起(おおかみ なおき)
生年月日:2000年1月17日
出身:岩手県久慈市
身長:173cm
体重:76kg
経歴:久慈市立久慈中学校→岩手県立久慈東高等学校→仙台大学→仙台大学大学院→青森県競技力向上対策本部
大上直起の小中学時代
大上直起選手は足が速かったこともあり、市の大会に出場したことがきっかけで、小学5年生から陸上を始めています。
大上直起選手は久慈市立久慈中学校の出身です。
中学から陸上部に入部し、本格的に陸上に取り組みますが、実力は振るわず、100mに挑戦しても試合に出場すらできない日々が続きました。
練習への意欲も低下し、高跳びマットで遊んでいて怒られ、不貞腐れてしまうこともあったそうです。
まさに「暗黒時代」だったと振り返っています。
大上直起の高校時代
中学卒業後は地元の岩手県立久慈東高校に進学。
中学で陸上を辞める予定だったため、様々な部活の見学へ行きましたが、他のスポーツとは合わず、友人に誘われ、結局陸上部に入部しました。
高校での最高成績は高校3年時に県4位になることができました。
しかし、インターハイ出場は遠い夢の世界でした。
大上直起の大学時代
仙台大学に進学すると、タータンのトラックや全国レベルの選手と切磋琢磨できる環境を得て、一気に記録が伸び始めました。
1年目は基礎体力づくりと筋力強化に専念し、2年目には東北インカレで表彰台に上るまでに成長します。
ところが、3年時にはコロナ禍で試合や練習が中止となり、一時は競技を離れる危機も。
しかし、高校時代の恩師の励ましを受けて競技に復帰し、再び自己ベストを更新。
全日本インカレや日本選手権の舞台にも立ち、4年時には10秒35まで記録を伸ばしました。
さらに進学した大学院では、理論的な練習法を学びながら競技に取り組み、最終的に自己ベストを10秒15に更新。
全日本インカレ2位という輝かしい成果を残しました。
#日本インカレ
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) September 15, 2023
男子100m0.4
🥇栁田大輝(東洋大)10.18
🥈大上直起(仙台大院)10.22
🥉山本匠真(広島大)10.33
世界陸上代表の貫禄! pic.twitter.com/3ZuYXQOH3J
大上直起の社会人時代
大学院修了後は青森県競技力向上対策本部に所属し、本格的に社会人アスリートとしての道を歩み始めます。
新しい土地での生活には孤独や不安もあったものの、少しずつ環境に適応。
迎えた社会人1年目の国民スポーツ大会ではついに念願の日本一を達成しました。
さらに2025年の日本選手権100mで2位。
そして世界陸上4×100mリレー日本代表に選出されています。
「金メダルを見せられるように」世界陸上に出場する青森県庁の大上直起選手 母校で激励会|青森放送NEWS NNN https://t.co/Rp52iiBJU9
— RABニュース (@tw_rab_news) September 9, 2025
大上直起の筋肉がすごい
大上直起選手といえば、筋肉がすごいことでも有名です。
#佐賀国スポ
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) October 14, 2024
成年男子100m(+0.3)
大上直起(青森・ASUNARO)10.22
山本匠真(広島・広島大)10.24
鈴木涼太(静岡・スズキ)10.27 pic.twitter.com/sX1Qhtzogd
大学生になってから速く走る上での筋肉の重要性に気づき、ウエイトトレーニングに取り組むようになっています。
TikTokではトレーニングの様子も挙げられていますね。
@naonaney 100m選手どのくらい挙げるんだろう#おすすめ #バズれ #陸上 #100m #trackandfield ♬ さすらい – 奥田民生
大上直起の自己ベスト
100m:10秒15
大上直起のまとめ
大上直起選手は、中学時代は試合にすら出られず、高校でも全国大会未経験という挫折の連続からスタートしました。
しかし大学・大学院で努力を重ね、ついには世界の舞台に立つ日本代表へと成長。
まさに「努力の人」と呼ぶにふさわしい選手です。
初めて出場する世界陸上では日本のメダル獲得に貢献できるような走りを期待したいですね!