東京農業大学のスーパールーキー・前田和摩選手。
高校3年時のインターハイでは5000mで日本人トップに輝いている世代屈指のスピードランナーです。
東京農業大学に入学後も今年の箱根駅伝予選会では1年生ながら日本人1位でゴールしています。
今回はそんな前田和摩選手が東京農業大学を選んだ理由や中学高校時代などについて調べてみました。
これはバトルフェイス前田和摩 pic.twitter.com/obyCr5kJpT
— おはよ (@hIdUcwWZal4MaUn) October 14, 2023
前田和摩のプロフィール
名前:前田 和摩(まえだ かずま)
生年月日:2005年1月16日
出身:兵庫県西宮市
身長:177cm
体重:55kg
経歴:西宮市立深津中学校→報徳学園高校→東京農業大学
前田和摩の小中学時代
意外なことに前田和摩選手は小学3年生までは運動が苦手で、マラソン大会ではギリギリ最下位を逃れるレベルだったそうです。
しかし、小学4年生からサッカーと水泳を始めると、徐々に才能を発揮し始め、小学6年生の時には校内のマラソン大会で1位になるまでに成長していました。
西宮市立深津中学校に入学後は陸上部に入るか迷った前田和摩選手でしたが、結局、サッカー部に入部しています。
サッカー部ではスピードとスタミナを活かして、相手FWを抑えるセンターバックとして活躍!
また、先生が誘ってくれたことがきっかけで、冬場だけは陸上部に参加し、中学校1年生から駅伝大会に出場していました。
平成30年度 兵庫中学新人駅伝大会
— muroya01 (@moroya0117_1982) February 16, 2019
◆男子区間賞
1区3.1km 前田 和摩(深津2)9:05
2区1.6km 脇田 幸輝(大池2)5:05
3区2.2km 吉田 翔(稲美北2)6:59
4区1.6km 大西 晴己(塩瀬2)、光田 晴希(大池2)5:17
5区2.2km 奥村 俊太(大池1)7:07
6区3.0km 長嶋 幸宝(氷丘2)8:32
前田和摩選手の中学時代の3000mの記録は9分14秒。
前田和摩の高校時代
中学卒業後は陸上の強豪である報徳学園に進学。
高校からは陸上部に入部し、本格的に陸上を始めています。
高校では1年生までは特別目立つ選手ではありませんでしたが、
高校2年秋の兵庫県高校駅伝大会の1区で、同学年の西脇工・長嶋幸宝選手(現・旭化成)に14秒差をつけて区間賞を獲得したことで、一躍、注目されるようになりました。
長嶋幸宝選手についてはこちらを→長嶋幸宝(西脇工業)の進路は大学?実業団?出身中学や身長についても!
さらに前田和摩選手は近畿地区高校駅伝1区でも28分58秒で区間賞を獲得!
高校3年時の全国インターハイでは5000mを13分58秒01で走破し、日本人トップの4位入賞を果たしています。
#徳島インターハイ
— 麻琴(makoto) (@makoto59_tandf) August 6, 2022
男子5000m決勝
前田和摩選手(報徳学園)13:58.01
日本人トップは13分台で走った前田選手 pic.twitter.com/QK2xPI8UQm
駅伝では兵庫県高校駅伝大会では1区で区間2位、近畿地区高校駅伝は4区で区間賞を獲得しました。
前田和摩の大学時代
高校卒業後は東京農業大学の国際食料情報学部・食料環境経済学科に進学。
東京農業大学陸上部はここ9年間ほど箱根駅伝から遠ざかっており、やや低迷していると言える大学です。
前田和摩選手は東京農業大学を選んだ理由については、
「監督やコーチの人柄の良さ」
と話されています。
東京農業大学は前田和摩選手がまだ目立った成績を残せていなかった高校1年生の頃から声をかけてくれていたそうです。
進学先に東農大を選んだのは、「いろいろ理由はある」と言いつつも「特に大きいのは監督やコーチの人柄の良さです」という。まだまったく強くなかった高校1年生の頃から声をかけてもらっていて、「この大学だったら自分のやりたいことができる、自分の持っている力を引き出してくれる」という思いがあった。「自分のことを一番思ってくださる大学に行きたいって思ったので、東農大を選びました」と理由を語る。
東農大ルーキー・前田和摩がデビュー戦で好走 箱根駅伝出場のためにチームの力になる
大学では1年生5月の関東インカレは2部5000mで4位(日本人2位)。
6月の全日本大学駅伝関東学連選考会では10000mをU20日本歴代2位となる28分03秒51で3位。
この記録は中央学院大学の潰滝大記選手(現・富士通)が2015年にマークした全日本選考会の日本人最高タイム(28分31秒84)を大幅に塗り替える大記録でした。
さらに10月の箱根駅伝予選会では1時間01分42秒を記録し、日本人トップでゴール!
東京農業大学を10年ぶりの箱根駅伝出場に導いています。
第100回箱根駅伝予選会
— 🐔 (@tua4011) October 14, 2023
東京農業大学
前田和摩(報徳学園① )
日本人トップおめでとう👏🎉
素晴らしい走りでした pic.twitter.com/3IcyxwrXGJ
前田和摩の自己ベスト
1500m:3分52秒23
5000m:13分56秒65
10000m:28分03秒51
ハーフマラソン:1時間01分42
前田和摩のまとめ
前田和摩選手は箱根駅伝ではエース区間の2区を希望しています。
日本中が注目する大舞台で、前田和摩選手がどんな走りを見せてくれるのか!?
今からとても楽しみですね!