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池野絵のwiki風経歴!妹もすごい!出身中学や須磨学園時代は?

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今、女子長距離界に新たな風が吹いています。

箱根駅伝9度の総合優勝を誇る青山学院大学が、2026年に女子駅伝チーム創設

その初期メンバーとして正式発表されたのが、京都・立命館宇治高校出身の芦田和佳選手と、兵庫・須磨学園高校出身池野絵莉選手です。

2人は昨年7月のインターハイ3000m日本人ワンツーを獲得!

12月の全国高校駅伝ではともにエース区間の1区を走るなど、まさに”同世代の顔”とも言える存在です。

なかでも今回注目したいのが、池野絵莉選手

中学時代から全国の舞台で戦い続け、高校では幾度もの挫折を乗り越えてエースへと成長した彼女には、記録だけでは語れないドラマがあります。

さらに、2歳下の妹選手との”姉妹リレー”という心温まるエピソードも。

この記事では、そんな池野絵莉選手の歩みと魅力を、たっぷりとお伝えしていきます!

池野絵莉選手のプロフィール

池野絵莉選手兵庫県出身

神戸市立太山寺中学校から須磨学園高校へ進学し、2026年春に青山学院大学へと歩みを進めた長距離ランナーです。

名前の読み方は「いけの かいり」

少し珍しい響きの名前も、彼女の個性のひとつですね。

注目したいのは、その競技歴の早さです。

中学時代から全国大会の舞台に立っており、全日本中学校陸上競技選手権1500mでは4分34秒30で7位入賞

都道府県対抗女子駅伝でも3区3位と、中学生ながら全国レベルの実力を堂々と示していました。

「中学のころからずっとトップクラスと戦ってきた」という土台があるからこそ、高校でも1年生からエース区間を任されるほどの選手へと成長できたのかもしれませんね。

そして現在の自己ベストがこちらです。

1500m:4分15秒73
3000m:9分04秒37

スピードもスタミナも兼ね備えた、まさにオールラウンドな長距離選手です。

身長は決して高くはないものの、その伸びやかなフォームにはポテンシャルの高さが滲み出ています。

波乱万丈!須磨学園での3年間

須磨学園高校に入学した池野絵莉選手は1年生から主力として活躍しています。

高校1年生 ― 抜擢された「花の1区」

全国高校駅伝のエース区間である「花の1区」1年生で抜擢され、区間10位でたすきをつなぎました。

チームはこの年6位入賞!

また、都道府県対抗女子駅伝でも5区区間2位(区間新)をマークするなど、1年目から全国レベルで存在感を発揮していました。

高校2年生 ― 経験した”どん底”

順風満帆に見えた競技生活に、暗雲が立ち込めたのが高校2年生の秋ごろのことです。

インターハイの疲れが抜けきらず、思うように練習が積めない日々が続きました。

太ももを痛めたことで体の左右のバランスも崩れ、本来走るべき全国高校駅伝の1区を走ることができなかったのです。

3区に回った池野絵莉選手区間11位

チームは23位と、須磨学園にとって連続入賞が25回でストップする屈辱的な結果となりました。

「駅伝で活躍したいという気持ちが、須磨学園に入学する決め手だったので、その駅伝がすごく悔しいものになってしまい、本当につらかったです」

その言葉には、エースとしての責任感と悔しさがにじみ出ていますね。

いっぱい泣いた、という2年生の都大路。

でもその涙が、高校最後の年への原動力になりました。

高校3年生 ― 完全復活と有終の美

「去年のタイムなんかじゃ勝負にならない」

全国のライバルたちの記録を調べ、そう奮起した池野絵莉選手は、高校最終学年で見事な復活を遂げます。

練習では走る距離を伸ばし、アップダウンの激しい道にも耐えられる足づくりを徹底。

心配性で落ち込みがちな性格を、チームメートたちの「大丈夫、大丈夫」という声が支え続けました。

その成果が一気に花開いたのが、高3秋の兵庫県大会です。

1区6km19分16秒で走り切り、あの田中希実選手(New Balance)以来誰も達成していなかった19分20秒切りを記録。

インターハイでも1500m6位3000m4位国民スポーツ大会3000mでは9分04秒37の自己ベストで3位表彰台に立ちました。

そして迎えた最後の都大路・全国高校駅伝

池野絵莉選手は「花の1区」に戻り、区間4位の快走でチームの入賞(8位)に貢献。

レース後、目には涙をにじませながらこう語りました。

「いろんな人が支えてくれた。ラストの都大路をみんなで走れてよかった」

3年間の集大成として、最高の形でたすきをつないだ瞬間でした。

青学大を選んだ理由と目標

高校3年間で大きな挫折と復活を経験した池野絵莉選手が次のステージに選んだのは、青山学院大学新設女子駅伝チームでした。

男子長距離では箱根駅伝9度の総合優勝を誇る名門・青学大。

しかし女子駅伝チームは創設されたばかりで、池野絵莉選手芦田和佳選手“1期生”となります。

実績もなければ、積み上げてきた伝統もない。

普通に考えれば、すでに強豪として確立された大学を選ぶほうが安心かもしれません。

それでも池野絵莉選手は、あえてこの道を選びました。

「挑戦できるところがいいなと思って決めました。自分たちが伝統を作っていくと思うのですが、ちゃんと勢いをつくれるように強くなっていきたい。不安よりも楽しみです」

この言葉に、彼女の競技者としての本質が表れていると思いませんか。

高校時代に”どん底”を経験し、それでも前を向いて這い上がってきた池野絵莉選手だからこそ、”挑戦”という言葉が自然と口をついて出てくるのでしょう。

大学での池野絵莉選手の目標は、とても明確です。

「国際大会に出られるようになりたいですし、ゆくゆくは駅伝で優勝できる力をつけていきたいです」

国際大会への出場、そして駅伝優勝。

どちらも決して小さくない目標ですが、中学時代から全国の舞台で戦い続け、高校3年間で数々の困難を乗り越えてきた池野絵莉選手には、それを現実にするだけの力と精神的な強さが備わっているはずです。

指揮官は、男子を箱根駅伝9度の優勝に導いた原晋監督が兼任。

最高の環境で、最高の仲間とともに、池野絵莉選手の新たな挑戦が始まっています。

池野絵莉の妹・池野芹梨

池野絵莉選手の競技人生を語るうえで、もうひとつ欠かせないエピソードがあります。

それが、2歳下の妹池野芹梨選手との“姉妹リレー”です。

池野芹梨選手と同じく長距離を得意とする選手で、中学時代から神戸市長距離記録会や兵庫県中学校駅伝といった地域大会で着実に結果を残してきました。

そして姉・池野絵莉選手の背中を追うように、須磨学園高校へと進学。

1年生からチームのメンバーに選ばれ、2025年の全国高校駅伝では3区を走るなど、早くもその実力を発揮しています。

実は、姉妹がたすきをつなぐことは、ずっと叶わない夢でした。

池野絵莉選手が中学時代に駅伝を走っていたころ、妹の池野芹梨選手はまだ別の学校に通っており、ユニフォームが違うため同じチームで走ることができなかったのです。

そして2025年秋、ついにその瞬間が訪れました。

舞台は神戸地区駅伝

池野絵莉選手5区で16分39秒の区間賞、そして池野芹梨選手4区区間賞

姉妹がそろって区間賞という鮮やかな走りで、須磨学園のたすきをつないだのです。

にとっては最後の神戸地区駅伝、にとっては最初の神戸地区駅伝。

その交差点で生まれたたすきのリレーは、記録には残らない、でも忘れられない一場面となりました。

池野絵莉選手青山学院大学へと旅立ったいま、池野芹梨選手は須磨学園で高校2年生としてさらなる成長を続けています。

将来はと同じく青学大へ進学するかも、という声もあり、いつかふたりが大学の舞台で再びたすきをつなぐ日が来るかもしれません。

が切り拓いた道の上を、がどんな走りで駆けていくのか。池野姉妹のこれからの物語からも、ぜひ目が離せません。

池野絵莉のまとめ

改めて振り返ると、池野絵莉選手の魅力は記録やタイムだけではないことがわかります。

中学時代から全国の舞台で戦い続けたスピードとスタミナ。

高2で経験した”どん底”から這い上がった精神的な強さ。

エース頼みのチームを変えようとした仲間への思いやり。

そして「不安よりも楽しみ」と言い切れる、チャレンジャーとしての前向きさ。

これらすべてが重なり合って、いまの池野絵莉選手という選手が存在しています。

心配性で落ち込みがちと自分では言いますが、それでも何度でも立ち上がってきたのが池野絵莉選手です。

そんな人間的な奥行きもまた、多くのファンを惹きつける理由のひとつではないでしょうか。

池野絵莉選手と芦田和佳選手というインターハイ日本人ワンツーコンビを擁して船出した青山学院大学女子駅伝チーム。

原晋監督のもと、男子が箱根駅伝で積み上げてきた「強さの文化」が、女子チームにもどう根付いていくのか、今からとても楽しみです。

「自分たちが伝統をつくっていく」と語った池野絵莉選手の言葉通り、このチームはまだ何も持っていないからこそ、これから何でも作れる可能性を秘めています。

国際大会出場、駅伝優勝という大きな夢を掲げた池野絵莉選手が、青学大の地でどんな走りを見せてくれるのか。

そして将来的には妹・池野芹梨選手との再びの姉妹リレーも夢ではないかもしれません。

女子長距離界の新たなページを、池野絵莉選手はいま、力強くめくり始めています。

これからの活躍を、一緒に応援していきましょう!