ガンバ大阪のMF・高宇洋選手は、運動量と守備力が武器のボランチの選手です。
高卒3年目の2019年シーズンは、開幕戦の横浜F・マリノス戦でプロ入り初の開幕スタメンを飾ると、その後も主力として活躍を続けています。
なんでも高選手は、ガンバ大阪の宮本監督の“秘蔵っ子”と呼ばれることもある選手だそうです。
いったい高選手とはどんな選手なのでしょうか?
早速、詳しく調べてみました。
プロフィール
名前:高 宇洋(こう たかひろ)
生年月日:1998年4月20日
出身:神奈川県川崎市
身長:172cm
体重:67kg
利き足:右
ポジション:MF
経歴:川崎市立中原小学校→川崎市立宮内中学校→市立船橋高等学校
サッカー歴:FC中原→川崎フロンターレU-12→川崎フロンターレU-15→市立船橋高等学校→ガンバ大阪
父は高升(ガオ・シェン)
お父さんは、元サッカー中国代表で、現在は中国サッカー・スーパーリーグの遼寧宏運足球倶楽部の監督を務める高升(ガオ・シェン)さんです。
高升さんは現役時代、1987年に中国史上初となるオリンピック出場に貢献しました。
日本でも、1991年から1995年にかけて、川崎フロンターレの前身である富士通サッカー部でプレーし、引退後は日本や中国のクラブでコーチを務めています。
高升さんは、富士通サッカー部時代に知り合った日本人女性と結婚し、生まれた一人息子が、高宇洋選手です。
小中学生時代
7歳から『FC中原』でサッカーを始めました。
小学校3年生で川崎フロンターレの下部組織に入団すると、その後は、『川崎フロンターレU-12』、『川崎フロンターレU-15』でプレーしています。
そして中学卒業後は、千葉県にある強豪・市立船橋高等学校へと進学しました。
高校時代(市立船橋)
1年生からレギュラーとして全国高校総体に出場。
高校3年生の時にはエースナンバーである背番号10番を背負って、高校総体の優勝に貢献しました。
高校卒業後は、複数のオファーが届いたなかでガンバ大阪を選び、入団しています。
高校のチームメイト
高校の同期のチームメイトには、原輝綺選手(サガン鳥栖)、杉岡大暉選手(湘南ベルマーレ)らがいました。
宮本監督の秘蔵っ子
ルーキーイヤーだった2017年シーズンは、ガンバ大阪U-23の一員としてJ3で28試合に出場しました。
そして2018年、シーズン半ばに成績不振のため、トップチームのレヴィー・クルピ監督が解任されたのに伴い、ガンバ大阪U-23を率いていた宮本恒靖監督がトップチーム監督に就任したことが、高選手に大きな影響を与えました。
宮本監督は、J1監督として迎える初戦の鹿島アントラーズ戦で、それまでJ1ではベンチ入りもしたことが無かった高選手をスタメンに抜擢したのです!
初めこそはJ1のスピードにとまどった高選手でしたが、徐々に慣れ、2018年シーズンはJ1のリーグ戦に12試合も出場しました。
宮本監督は、ガンバ大阪U-23監督時代から高選手の実力を高く評価していたようで、メディアは高選手のことを“宮本監督の秘蔵っ子”や“宮本イズムを体現する男”といった呼び方をすることがあります。
プレースタイル
172cmと小柄ですが、運動量とボールへの執着心、攻守の切り替えの速さが持ち味のボランチの選手です。
高校2年生までは攻撃的MFとしてプレーをしていましたが、高校3年生の時にボランチにコンバートされています。
また、高選手は中国と日本の二重国籍でしたが、15歳の時に日本国籍を選択しました。
日本代表
これまで、年代別日本代表とは縁が無かった高選手ですが、今年初めて、トゥーロン国際大会に臨むU-22日本代表に選ばれています。
この大会で活躍すれば、来年行われる東京オリンピック代表も夢ではありません!
お父さんの高升さんは、中国代表として1988年のソウルオリンピックに出場しています。
国は違えど、親子2代でオリンピックに出場できたら素敵ですね!