2026年夏の甲子園でチームを29年ぶりの夏の勝利へ導いた大分商業高校の平田玲翔(ひらた・れいと)投手。

最速152km/hの本格派右腕で、打席にも立つ二刀流選手です。

プロのスカウトも注目する逸材の魅力を紹介します。

基本プロフィールから小・中・高校での歩み、アスリート一家の家族のエピソードまでをまとめました。

球速・球種・フォームといった投球スタイルも分かりやすく解説します。

平田玲翔のプロフィール

平田玲翔投手は大分県玖珠町出身。

右投右打で、身長188cm、体重80kgの大型選手です。

現在は大分県立大分商業高校の3年生で、主将を務めています。

ポジションは投手、外野手、指名打者(DH)。

打者としてスタメンに入りながら、試合終盤にマウンドへ上がる「救援型二刀流」として知られています。

打って、さらに最後を締める役割です。

身体能力の高さも際立っています。

立ち三段跳びは8m90で県内トップクラス。

50m走は6秒0です。

平田玲翔の経歴

小学1年生で野球を始め、高校で最速152km/hを記録し、甲子園で結果を残すまで。

平田玲翔投手の歩みをたどります。

森エンゼルスから玖珠ボーイズ

平田玲翔投手は玖珠町立森中央小学校1年生のときに軟式野球チーム「森エンゼルス」で野球を始めました。

その後は玖珠町立くす星翔中学校へ進学。

ただ、学校の部活には入らず、硬式の「玖珠ボーイズ」に所属しています。

レベルの高い環境で、実戦的な技術と硬式の基礎を磨いた3年間でした。

ここで積んだ練習と試合経験が、高校での急成長の土台になったのでしょう。

大分商業高校での成長と飛躍

投手としての本格的な指導を受けたのは、高校入学後から。

それでも成長は速く、1年秋には最速142km/hを計測します。

2年夏の県大会で145km/h。

秋からは背番号7を着け、主力投手とクリーンナップを兼ねました。

3年春にはエースナンバーの背番号1を背負い、県大会で150km/hに到達しています。

2026年夏の甲子園での活躍

3年の1月、主将に就任。

主に2番・3番の指名打者としてスタメンに入り、試合終盤にマウンドへ上がる独自のスタイルを確立しました。

2026年夏の県大会準々決勝では、自己最速の152km/hをマーク。

決勝の津久見高校戦は5回から救援し、5回無安打1失点に抑えます。

チームは13年ぶり16度目の夏の甲子園出場を決めました。

舞台が甲子園に変わっても、勢いは止まりません。

1回戦の日本文理高校戦では3回途中から登板し、151km/hを連発。

7回2失点の投球で、チームに29年ぶりの夏の勝利をもたらしました。

平田玲翔の父母姉など家族

平田玲翔投手の身体能力と大分商業での活躍。

その裏には家族の支えがありました。

スポーツ一家の両親と姉たち

平田玲翔投手は両親と2人の姉を持つ5人家族の末っ子です。

全員にスポーツ経験があるアスリート一家で育ちました。

平田玲翔投手の父親は学生時代、走り高跳びの選手でした。

188cmの体格や、立ち三段跳びで見せるバネは父親譲りと言われています。

平田玲翔投手の母親の朋恵さんは、実業団でプレーした元バレーボール選手。

幼いころ、自宅で甲子園中継を見ながら走塁のまねをする息子を見守ってきました。

高校進学後は学校近くのアパートで一緒に暮らし、食事やメンタル面、主将としての悩みを支えています。

甲子園出場を決めた大分県大会の決勝の試合後、平田玲翔投手は涙ぐみながら
「お母さんの存在があったから成長できた。本当に感謝している」
と語りました。

親子の絆の深さが伝わる場面です。

2人のお姉さんはともに大分商業の女子バレーボール部出身。

1歳上の姉・咲凪さんは、同部の主将でした。

咲凪さんを通じて「野球のうまい弟がいる」と知った大分商業野球部の那賀監督が、中学時代のチームを視察に訪れたことが、進学の直接のきっかけです。

1歳上の姉・平田咲凪

出典:グッドルーザー バレーボール女子 大分商業 キャプテンの最後の声 笑顔で終えたラストゲーム 【大分県】

得意料理は豚の角煮

マウンドでの姿とは対照的に、家庭での平田玲翔投手は家族思いの優しい素顔の持ち主です。

疲れて帰宅する母や姉のために、自分でキッチンに立つことがあるそうです。

得意料理は、時間をかけて煮込む豚の角煮。

感謝を料理で返す姿に人柄がにじみます。

平田玲翔の球速・球種・フォームと打撃力

平田玲翔投手の最大の魅力はマウンドでの存在感と完成度の高さです。

188cmの長身から投げ下ろすストレートは最速152km/h。

高い角度で向かってくる直球は、球威も威圧感も抜群です。

フォームは、体を軽くひねってスローイングにつなげる独特の形。

制球にばらつきが出る場面もありますが、それを補って余りある重い球を投げ込みます。

変化球はスライダー、スプリット、チェンジアップ、カーブと多彩。

巧みに投げ分け打者に狙い球を絞らせません。


打撃も一級品です。高校通算20本塁打。

一振りで流れを変えるパンチ力があり、野手としてもチームの中心を担っています。

平田玲翔のスカウト評価

ソフトバンク・永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長
「ここにきて一番良いです。何回か見ましたけど、あんな良いのは初めて見ました。スライダーが良かった。体の素材みたいなものは大きいし、バネもあるし良いものを持っているので、良いところを見られた。予選も何試合か見たけど、あそこまでの姿は見たことないです。あのピッチングを見たら、間違いなくピッチャーでいいと思いますね。体が大きいわりに、動きが大きさを感じさせない。大きい子特有のちょっと鈍い感じがない。走り方も、凡打してベンチに帰る姿も軽い。ぴょんぴょん動いているので本当に楽しみ」

中日・永野吉成チーフ
「投打の両方ともいい。(凡打でも)走ろうとする野性的な意欲もよく、将来が楽しみ」

巨人・武田康スカウト
「闘志を前面に出す投球で体も大きく、伸び代が楽しみ」

巨人・榑松スカウト
「見るのは春、大分大会、今日と3回目ですけど、大舞台で投げている今日が一番いいなと感じます。リリースポイントがまず安定していることと、力みのないフォームで、最後のリリースだけが強くて、あれだけの球速が出る。7、8割で余力を持って投げながら、あれだけのスピードが出るというのは相当に潜在能力が高いということ。バネの利いた走りは野球選手として、非常に魅力を感じます。潜在能力で言えば高校生ではもうトップクラスでしょう」

「最初150キロ、次151キロでしょ。力感なく、まあ将来、160キロが見えるんじゃないかなっていう感じもしますよね。(本人が「アストロズ今井の力みのないフォームを参考にしている」と)なるほど。その通りですね。今井投手のようなピッチングスタイルでありながら、やっぱりあのバネの効いた脚力、もうアスリートですよね、本当に。そこは非常に魅力を感じますよね」

中日・永野チーフスカウト
「まだ体が細いのに150キロ。将来が楽しみ」

ロッテ・榎アマスカウトディレクター
「代わっていきなり150キロを出せる。パワーはもちろん、あえて狙って球場を沸かせられるスター性も魅力」

日本ハム・大渕スカウト部長
「身体能力の高さが足の速さに表れている。伸びしろは十分。上位候補であるのは間違いない」

DeNA・篠原スカウト
「足も速いし、身体能力がすごく高い。大分大会でもリリーフで投げてきて、出力の高いボールを投げていた。今後さらに最速も伸びていくんじゃないかと期待が持てる」

西武・秋元スカウト育成統括ディレクター
「1球目からいきなり、あれだけ角度のあるボールを投げられていた。あそこは絶対に点を与えたくないところと思ってギアを上げてきた。出力を上げなきゃいけないタイミングがよく分かっているのは、勝負どころがよく分かっているから。もともとフィジカルはすごかったけど、ポテンシャルは十分。伸びしろ満載ですよ」

巨人・武田康スカウト
「ポテンシャルが素晴らしい。闘志むき出しのピッチングが魅力。まだまだ伸びしろが期待できる逸材で、非常に楽しみ」
「二刀流の可能性は持っている。投手としては闘志あふれるアグレッシブなピッチング。甲子園でもひと暴れしてほしいですね」

巨人・榑松伸介スカウトディレクター
「力感のないフォームから、ハマれば150キロ近い球速が出る。投打ともに伸びしろしかなく、岡大海(ロッテ)のようなスケール感と躍動感があります」

平田玲翔のまとめ

今回は大分商業高校の右腕・平田玲翔投手を紹介しました。

投手に本格的に取り組んだのは高校から。

それでも最速152km/hまで伸ばし、主将として甲子園で29年ぶりの夏の勝利を呼び込みました。

その歩みをアスリート一家の支えが後押ししています。

進路を含め、平田玲翔投手のこれからの歩みから目が離せません!

ABOUT ME
スポブラ
wikipediaより詳しくをモットーに次世代のスター選手を徹底調査! プロアマ問わず、気になった選手をご紹介します!