オリックスの中川圭太選手が、“最後のPL戦士”と呼ばれ、ルーキとしては交流戦史上初の首位打者を獲得すなど活躍を続けています。
でも、“最後のPL戦士”は中川選手ではないかもしれません!
PL時代には中川選手の1学年上だったヤマハの前野幹博選手もプロ入りを目指して、活躍を続けています。
プロフィール
名前:前野 幹博(まえの よしひろ)
生年月日:1995年7月31日
出身:兵庫県猪名川町
身長:186cm
体重:95kg
投打:右投げ左打ち
ポジション:三塁手兼外野手
経歴:猪名川町立猪名川小学校→猪名川町立猪名川中学校→PL学園高校→ヤマハ
前野選手は小学4年生から「猪名川ヤンキース」で軟式野球を始めました。
中学時代は「レッドスターベースボールクラブ」でプレー。
「レッドスターベースボールクラブ」は元・阪神タイガースの赤星憲広さんが設立した少年野球チームです。
安田尚憲選手(現・千葉ロッテ)、田川賢吾投手(現・ヤクルト)も中学時代は同チームでプレーしていました。
特に田川投手は、前野選手の1学年上にあたりますから、一緒にプレーしていますね。
高校時代
中学卒業後は、PL学園に進学します。
高校時代には、OBの“福留2世”と呼ばれていた前野選手は、1年夏の大阪府大会から背番号13ながら、レフトのレギュラーとして試合に出場。
打順もクリーンナップを任され、18打数6安打、打率.333、ホームラン2本、打点6の活躍でベスト8入りに貢献しました。
特に1年生で夏の大会で2本のホームランを放ったのは清原和博選手(元・西武、巨人)、福留孝介選手(現・阪神)、勧野甲輝選手(元・楽天、ソフトバンク)以来の偉業でした。
2年夏の大阪府大会ではサードのレギュラーとして出場。
この時はピッチャーとしてもマウンドに上がり、4回戦の上宮高校戦では無四球完封を飾っています。
続く5回戦でも先発しますが、5回を投げ、被安打3、与四球1、失点2。
チームも大体大浪商に1 対 2で敗れました。
不祥事
2年生の2月には上級生による下級生への暴力事件が発覚!
それにより、PL学園は2月24日から8月23日まで、6カ月間の対外試合禁止処分を受けてしまいます。
3年春夏の大会ともに出場すらできないまま、前野選手の高校野球は終わってしまいました。
高校時代から通算20本のホームランを放ち、スカウトから注目されていた前野選手でしたが、3年秋にはプロ志望届を提出せず。
社会人野球のヤマハへと入社しました。
高校の同期にチームメイトには中山悠輝選手(現・東京ガス)らがいました。
https://sports-brothers.com/5565.html
社会人時代
社会人では1年目から公式戦に出場。
しかし、第一肋骨骨折を経験したり、スランプに陥ったりして、3年目になってようやくサードのレギュラーを獲得します。
3年目の秋に行われた日本選手権では、19打数5安打、1本塁打、5打点の活躍で、初優勝に貢献しました。
プレースタイル
前野選手は186cm95kgの恵まれた体格を持つパワーヒッターです。
プロスカウトからも「打球の飛距離はプロと遜色ない」と高く評価されています。
社会人ではショート、サードを経て、現在はセンターとしてプレー。
元々、内野守備への苦手意識があった前野選手は、外野に移ったことで、
「多少ラクな気持ちで打席に入れる」
と、バッテイングにも好影響が出てきています。
遠投100m。
50m走6秒2。
まとめ
前野選手は今年(2019年)で高卒6年目ですが、まだまだプロ入りは諦めていません!
PL時代の同級生である中山悠輝選手とともに“最後のPL戦士”を目指して、活躍を続けていってほしいですね。
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