今年の高校生には、武岡龍世選手(八戸学院光星)、韮澤雄也選手(花咲徳栄)、森敬斗選手(桐蔭学園)など、ショートにすばらしい選手がたくさんいます。
その中でも、九州ナンバー1ショートと言われているのが、九州学院の川野涼多選手です。
野球センスの塊のような選手で、脚力、捕球技術はOB・溝脇隼人選手(中日)以上とも言われています。
また、野球センスの良さはバッティングにも現れていて、高校から始めたスイッチヒッターながらも、右打席、左打席とも遜色なく、ヒットを量産しています。
将来は、松井稼頭央さん(西武二軍監督)のような日本を代表するショートになりそうな選手です。
プロフィール
名前:川野 涼多(かわの りょうた)
出身:熊本県熊本市
身長:178cm
体重:73kg
投打:右投げ両打ち
ポジション:ショート
経歴:熊本市立田迎西小学校→熊本市立託麻中学校→九州学院高校
小中学生時代
2歳上の兄・海斗さん(熊本学園大附属→熊本学園大学) の影響で、小学生から軟式野球を始めました。
中学時代は軟式野球部で、ショート兼ピッチャーとしてプレー。
ピッチャーとしても優秀で、硬式球よりスピードが出にくいとされる軟式球で最速135km/hを計測したこともありました。
高校時代(九州学院)
中学卒業後は九州学院に進学。
1年春からショートのレギュラーを獲得しています。
5月から6月にかけて行われた第65回NHK旗高等学校野球大会では、1年生ながら1番・ショートとして出場し、決勝の菊池戦では2本の二塁打を打つなど、攻守にわたる活躍で、優勝に貢献しました。
1年夏の熊本県大会でも全6試合に1番打者として出場。
2学年上の村上宗隆選手(ヤクルト)らとともに甲子園出場を目指しましたが、決勝で田浦文丸投手(ソフトバンク)らのいた秀岳館高校に1対3で敗れ、準優勝でした。
2年秋の熊本県大会も準優勝になり、九州大会に進出。
九州大会では、初戦で都城東高校に2対3で敗れました。
2年夏の熊本県大会では、優勝候補に名前が挙げられていましたが、東海星翔に0対4で敗れ、まさかの初戦敗退。
2年秋からは主将としてチームを引っ張っています。
プレースタイル
俊足巧打好守のショートです。
本来は右打ちですが、高校入学後から左打ちに挑戦し、現在ではスイッチヒッターとしてプレーしています。
下級生の頃にはバッティングでは、やや非力さも見られることがありましたが、2年秋の大会ではホームランを放つなどパンチ力も備わってきました。
ショートの守備は、打球に対する反応、一歩目のスタートの良さが抜群で、高校トップクラスの守備範囲の広さを持っています。
50m5秒9、遠投105m。
まとめ
高校3年春の時点で、川野選手は甲子園に出場できていません。
熊本県の高校野球は、鍛治舍巧監督が秀岳館を去って以来、どこが優勝してもおかしくない混戦状態が続いています。
高校最後の夏は、ぜひとも熊本を勝ち抜いて、甲子園で川野選手のプレーを見せてほしいですね。
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