素晴らしい選手がそろうことから、女子ゴルフ界の“黄金世代”と呼ばれる98年生まれの選手たち。
その黄金世代を引っ張っている1人が、勝みなみ選手です。
今季すでに2勝を挙げ、年間賞金ランキング(¥49,595,332)とメルセデスランキングでも2位につけています。(2019年5月末現在)
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プロフィール
名前:勝 みなみ(かつ みなみ)
生年月日:1998年7月1日
出身地:鹿児島県鹿児島市
身長:157cm
体重:56kg
血液型:AB型
所属:明治安田生命
プロテスト合格日:2017年7月28日
趣味:映画鑑賞、スポーツ観戦
経歴:市立長田中学校→鹿児島高等学校
名前の由来
「みなみ」という名前は、あだち充先生の人気漫画『タッチ』のヒロイン・浅倉南に由来しているそうです。
父母は?
父・秀樹さんは教師をされています。
現在は鹿児島市内の小学校に勤務しているようです。
職業柄転勤も多いそうですが、試合には駆けつけ、応援してくれるそうです。
母・久美さんも元教師です。
しかし、勝選手がプロゴルファーとなったのをきっかけに、娘を支えるために退職し、上京しました。
キャディーとしてラウンドを共にすることもあるようで、公私にわたってサポートしています。
南選手が素晴らしい成績を残せているのは、素晴らしいご両親の応援のおかげもあるのでしょうね!
体操
6歳から中学3年生まで、週に1時間、母親の大学の後輩が指導する体操教室に通っていました。
そのことがゴルフにも良い影響を与えているようで、
「(体操のおかげで)体の軸がしっかりしていて、軸がぶれないスイングができているのかなと思う」
とコメントされています。
アマチュア時代
小中学生時代
ゴルフを始めたのは6歳の時です。
きっかけは、祖父が
「老後の楽しみに」
とゴルフ場に連れて行ったことでした。
そして小学生(2010年)の時には、『全国小学生ゴルフトーナメント決勝大会』で優勝を飾っています。
中学に上がると更に成長し、2012年度、13年度の『全国中学校選手権春季大会』で連覇を達成するなど、数多くの大会で優勝しています。
さらに、高校進学直前に参加した、2014年の『ニュージーランドアマチュアゴルフ選手権』では、大会最少ストロール記録を更新し、日本人選手として初優勝を果たしました。
高校時代
中学で多くの実績をつくっていた勝選手ですので、進学の際には、多くの強豪校から誘いがあったそうです。
しかし、
「ほかの分野の人とのコミュニケーションも大事ですから」
との理由で、ゴルフ部のない鹿児島高校へ進学しました。
それでも立派な成績を残しています。
高校進学直後の4月には、女子ゴルフツアー『KKTバンテリンレディースオープ』に出場し、アマチュアながら優勝!
しかも、女子プロツアー史上最年少優勝(15歳293日)の快挙でした。
さらに同年8月には、『日本ジュニア選手権』でも初優勝を飾っています。
2015年には『日本女子アマチュアゴルフ選手権』で優勝。
公式戦の『日本女子オープンゴルフ選手権競技』ではローアマチュアを獲得しました。
プロ転向後
高校卒業後の2017年は主催者推薦でツアーに参戦しながら、7月の最終プロテストを受験し、一発合格しています。
その後、2017年度シーズンは下部ツアーのステップ・アップ・ツアーを中心に活動し、初参戦の『山陽合同銀行 Duoカードレディース』優勝を含め、5試合中4試合でトップ10入りを果たしました。
プロ選手として本格ツアー参戦した2018年は、『大王製紙エリエールレディスオープン』でプロ初優勝。
2019年は、『パナソニックオープンレディース』と『中京テレビ・ブリヂストンレディス』で優勝しています。(2019年5月末現在)
クラブ契約やクラブセッティングは?
契約
クラブ:ダンロップ
ボール:ダンロップ
ウェア:サマンサタバサ
クラブセッティング
・ドライバー
スリクソン Z785 ドライバー(9.5度)
ディアマナ DF(硬さSR/長さ45.25インチ)
・FW&UT
スリクソン Z F85 フェアウェイウッド(3番15度、5番18度)
スリクソン Z H65 ハイブリッド(4番22度)
・アイアン
スリクソン Z-フォージド アイアン(5番~PW)
・ウェッジ
クリーブランド RTX-4 ブラックサテン ウェッジ(50度、54度、58度)
・パター
オー・ワークス パター #1
・ボール
リクソン Zスター XV ボール
※2019年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 最終日
東京オリンピック
来年に迫った東京オリンピックの代表候補の1人です。
現在、東京オリンピック代表候補ランキングは3位となっています。
ゴルフのオリンピック出場権は、
来年6月末時点で、各国の世界ランク上位者に与えられる。
上位15位までに選手が複数いる国は、各国最大4人まで。
16位以下は、各国2人(15位以内の有資格者含む)。
となっています。
南選手自身は、オリンピックについて、
「五輪に関しては先の話」
と前置きした上で
「自分らしく楽しく回っていれば自然と結果はついてくると信じている。出たい気持ちはあるのですが、今をどうするか。結果的に出られたら」
と話しています。
目の前の大会に集中、といった意識ですね。
今後の活躍に注目です!