今年の慶應大学にはプロ注目の選手がたくさんいますが、その中でも長打力ナンバー1なのが中村健人選手です。
3年秋のリーグ戦では5本のホームランを打っており、慶應大学だけではなく六大学でもトップクラスパワーヒッターと言えます。
プロフィール
名前:中村 健人(なかむら けんと)
生年月日:1997年5月21日
出身:愛知県名古屋市
身長:182cm
体重:80kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:外野手
憧れの選手:ソフトバンク・内川聖一選手
経歴:名古屋市立久方中学校→中京大中京高校→慶應大学
中学まで
野球を始めたきっかけは、父の影響が一番大きかったと言います。
物心がついた頃には、ボールとバットを持っていました。
幼稚園にあがると、近所の小さな公園で友達と“片方が投げて、片方が打つ”というだけの野球で毎日遊んでおり、それから野球にのめり込んでいったそうです。
中学時代は『知多ボーイズ』でプレーしていました。
高校時代(中京大中京)
高校は地元の強豪・中京大中京高校に進学しています。
1年生から控え投手としてベンチ入り。
2年春からセンターのレギュラーを獲得すると、3年夏の愛知県大会では5年ぶり27度目の優勝を達成しました。
続く甲子園では全3試合で3番を打ち、ベスト16入りを果たしています。
高校のチームメイト
高校時代のチームメイトには、上野翔太郎投手(現・駒澤大学)、伊藤寛士選手(現・法政大学)らがいました。
大学時代(慶應)
1年春からベンチ入り。
3年春には、開幕当初からスタメンとして出場し、レギュラーを獲得したかに思えましたが、打率2割と調子を落とし、リーグ戦終盤や全日本大学野球選手権は控えに回る悔しい思いをしました。
そんな時、林卓史助監督から
「感覚的だけでなく理論的にも打てるように」
というアドバイスを受け、『プロ野球 バッティング解体振書』(手塚一志著)など複数の技術本を読み漁りました。
その甲斐あって、3年秋のシーズンには、開幕戦で右手負傷して交代した河合主将に代わって、途中出場をしてホームランを放つと、その後は再びレギュラーの座を取り戻します。
主に1番ライトでスタメン出場し、打率.286、ホームラン5本(リーグ1位)、14打点(リーグ2位)と大活躍をして、自身初となるベストナインにも選出されました。
大学のチームメイト
大学のチームメイトには高橋佑樹投手、高橋亮吾投手、郡司裕也選手、柳町達選手らがいます。




プレースタイル
強打の外野手です。
3年秋には5本のホームランを記録しています。
単純にパワーも凄いですが、それ以上にボールを遠くに飛ばす技術を持ったバッターです。
50m6秒3と足も速く、チームでは1番バッターを任されることもあります。
高校まではピッチャーとしてプレーしていただけあり、遠投100メートルと肩も強いです。
スカウトの評価
■ソフトバンク・永井編成育成部長
「右打者でパンチ力がある」
まとめ
今年の慶應大学は強いですね。
それだけすばらしい選手がそろっています。
この中から中村選手をはじめ、何人がプロへ進むのかとても楽しみです。
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