田中将大選手がプロボクサーとして1回25秒TKOの衝撃デビュー!
ここだけ聞いたら
「ヤンキースの田中将大投手がボクシングを始めたのか!?」
と思われるかもしれませんが、この田中将大選手は、田中投手と同姓同名の選手です。
さらにすごいことに、この田中選手はなんと、現役のお医者さんなんです!
元々脳外科医で、上司の勧めで2015年からリングドクターをされていました。
「もっと選手に寄り添いたい」
とプロボクサーのライセンスを取得。
そして常勤病院を辞めてまで、プロボクサーとしてデビューを果たしました。
プロフィール
名前:田中 将大(たなか まさひろ)
生年月日:1989年3月6日
出身:東京都八王子市
身長:162cm
体重:47.3kg(ミニマム級)
利き手:右
得意パンチ:左フック
経歴:聖マリアンナ医大
ボクサーになるまでの経緯
大学までの10年間、剣道をされていました。
大学卒業後は、沖縄、川崎、福島の病院を経て、町田のつばさクリニックに勤務します。
2015年に上司の勧めでリングドクターになりました。
前日計量や試合などでボクサーと触れ合っていくうちに
「選手たちの気持ちを分かるようになれば…」
という思いが芽生え始め、ボクサーライセンスを取得することを決意。
2016年に、当時の勤務していた神奈川県川崎市の病院に近い『川崎新田ジム』へ入門しました。
そして、2017年にプロテスト合格。
JBC(日本ボクシングコミッション)のリングドクターとしての立場もあり、実際にデビューするかは悩んだそうですが、思い切ってデビューすることを決意しました。
デビュー戦でTKO勝利!
2019年2月6日に行われた瀬下雄介選手とのデビュー戦では、最初の右フックでいきなりダウンを奪うと、さらに連打で再びダウンをさせ、1回25秒TKOの秒殺勝利を収めています。
デビュー戦にもかかわらず、わずか25秒で相手を倒してしまうなんて、ボクシングの実力もなかなかすごいのではないでしょうか。
医師ボクサー
医学生を含めて、お医者さんでプロボクサーという人は、これまでにも何人かいます。
しかし、JBCによると、アマ経験者を含めて現役引退後にリングドクターになった人は数人いますが、リングドクターからプロボクサーになった人は史上初だそうです。
現役の医者でプロボクサーなのは、産婦人科女医の高橋怜奈選手です。
2017年にプロデビューを果たし、昨年3戦目でタイ人選手を2回TKOで初勝利を挙げました。
結婚と妻は?
昨年、眼科医のうみさんと結婚されています。
実は奥さんもリングドクターなのだそうです。
おそらくリングドクターになったことが縁で知り合ったのでしょうね。
夫のデビュー戦を見たうみさんは
「無事に帰ってきてくれたのが何より。やはり心配でした。いいものを見せてもらいましたが、相手が心配になりました。まだ続けるんですか? 困りました。いい節目の誕生日と結婚記念日にはなりました」
やはり、リングドクターなだけあって、普通の人以上に夫のことを心配になっているみたいですね。
今後の活動は?
今後もボクシングを続ける予定です。
野球のピッチャーにとってはKO(ノックアウト)はあまり聞きたくない言葉かもしれませんが、ボクシングにとってはOKです。
これからもどんどんKO勝ちしてほしいですね。