創部10年目での甲子園初出場が確実な札幌大谷高校。
札幌大谷高校は、各地区の優勝校が集められた明治神宮大会でも優勝しており、センバツでも台風の目となること間違いなしです。
今回は、そんな札幌大谷を率いる船尾隆広監督について調べてみました。
プロフィール
名前:船尾 隆広(ふなお たかひろ)
生年月日:1971年5月31日
出身:北海道・松前町
身長:173cm
体重:68kg
投打:右投げ左打ち
経歴:函館有斗高校→新日鉄室蘭→NTT北海道→札幌大谷高校
学生時代
中学時代は無名だった船尾監督は、当時、甲子園の常連校だった函館有斗に一般受験で進学しています。
函館有斗の2学年上には、横浜や近鉄で活躍した盛田幸妃投手がいました。
高校では、周りのほとんどが特待生でしたが、100メートル11秒台の足を武器にレギュラーを獲得しています。
「とにかく、足だけは速かった。内野手で入学したんですけど、当時の上野美記夫監督から『お前、足速いな。外野行け』と。両親に内野手用のグラブを買ってもらったばっかりだったんですけど…。『はい!』としか言えなかったですよね(笑い)」
と、当時のことを語られています。
甲子園には1年生の夏、2年生の春の2季連続で出場しました。
社会人時代
高校卒業後は、社会人野球の新日鉄室蘭に入社。
その後、野球部休部に伴い95年にNTT北海道へ転籍しています。
この間、補強選手も含め、10年連続で都市対抗野球本大会に出場しました。
また、1997年には日本代表としてインターコンチネンタル杯に出場。
当時大学生だった高橋由伸さんや、上原浩治さんらとともに世界一を経験しました。
指導者時代
2006年にNTT北海道が活動休止してからは、一時野球から離れた時期もありましたが、新しく野球部が創部された札幌大谷の外部コーチとなり、指導者のキャリアをスタートさせています。
その後、学園職員を経て、2014年12月に札幌大谷高校監督に就任。
監督就任4年目の秋の北海道大会で、初優勝を達成しました!
2019年のセンバツ出場を確実なものとしているのに加え、各地区の優勝校が集められた明治神宮大会でも優勝を果たしています。
指導方針
“日本一を目指す野球”を掲げる一方、“野球人として用具管理や心構え”を大切にする監督のようです。
「スパイクは毎日ひもを抜いて、ひもまで磨け。用具を大事にできない選手は大成しない」
「今、レギュラーの子で中学時代に控えだった子もいる。本当に下手くそだったが、一生懸命、努力してきた姿を見てきた。守備でも、攻撃でも何でもいい。どれか一つ“これだ”という武器があればいい」
「子供だから、ここまでしかできないだろう―という限界は作らない。できるできないは本人のやる気次第だから」
札幌大谷の飯田主将は監督について
「言葉すべてに重みがある。僕らのあこがれの存在で、何とか監督を甲子園に連れて行きたかった」
と話しています。
家族
家族は奥様に、子供が1男1女いらっしゃいます。
ただ、それ以上の詳しいことはわかりませんでした。
子供も、野球をやっているんでしょうか?
『タカアンドトシ』のトシのいとこ!
母・節子さんと、お笑いコンビ『タカアンドトシ』のトシの父で、歌手の松山千春の元マネジャーだった三浦法人さんが姉弟です。
幼い頃は、5歳年下のトシや、トシの兄姉ともよく遊んだそうです。
2018年に明治神宮野球大会で初優勝した時には
「初出場初優勝おめでとうございます!センバツも楽しみになりました!おめでとう、たーちゃん!」
と祝福コメントを寄せられていました。
まとめ
監督歴はまだ4年と浅いですが、今後、北海道の野球界だけではなく、日本の高校野球界を引っ張っていく存在になっていきそうな気がしますね!
甲子園での札幌大谷の活躍が楽しみです!