日大山形のエース・佐藤洸太投手が、メジャー入り目指してアメリカの大学に進学するようです!
佐藤投手は、今年のセンバツにも出場したプロ注目のピッチャーです。
子供の頃からのメジャーリーガーになるという夢を叶えるために、アメリカのエドモンズ大学への進学を選択しました。
日本の高校生がメジャーリーガーになることを目的として、アメリカの大学へ行くのはとても珍しいことですね。
他のスポーツでしたら、例えば、バスケットボールの日本人2人目のNBAプレーヤーになった渡邊雄太選手や、おそらく3人目になるであろう八村塁選手などが、高校卒業後、NBAを目指してアメリカの大学に進学しています。
これまでも野球を目的として、アメリカの大学に進学した選手がいなかったわけではありませんが、佐藤選手のように甲子園に出場したレベルの選手がアメリカの大学に進学するのは異例です。
(現在・三菱重工名古屋でプレーされている秋利雄佑選手などは、日本の大学を中退した後に、より高いレベルで野球をするためにアメリカの大学に進学されています
■秋利選手についてはこちらを→秋利雄佑(三菱重工名古屋)ドラフト候補の経歴!中学高校大学は?)
今後、佐藤投手のようにメジャーリーグを目指してアメリカの大学に進学する高校球児が増えていくのでしょうか?
プロフィール
名前:佐藤 洸太(さとう こうた)
出身:山形県中山町
身長:183cm
体重:77kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:中山町立中山中学校→日大山形→エドモンズ大学
小中学校
小学生の時に、WBCで松坂大輔投手が日本の2連覇に貢献する投球を見て以来、“メジャーリーグで活躍する”事が夢になったそうです。
中学時代は「山形中央シニア」でプレー。
高校進学時にも、アメリカの高校への進学を希望しましたが、その時は両親の猛反対にあい、地元の日大山形に進学しました。
日大山形
高校では、なかなか出番に恵まれませんでした。
2年秋の山形県大会でも、わずか1イニングだけの登板に留まっています。
しかし、チームが山形県3位に入って出場した東北大会では、学法石川との1回戦で、3回途中からマウンドに上がり、無失点の好投でチームを救いました。
すると、2回戦の仙台育英戦では先発に抜擢されます。
佐藤選手も監督の起用に応え、1-0の完封勝利し、続く酒田南との準々決勝でも先発し、7-0完封勝利を収めました。
最終的に、東北大会で22回1/3連続無失点という好成績で、ベスト4入りに大きく貢献しました。
3年春のセンバツ大会では、1回戦の智弁学園戦で先発。
チームも3-5で敗れ、佐藤投手も6回2/3を投げて8安打7奪三振4失点という不本意な成績でしたが、5回には全部ストレートで三振を3つ奪うなど、敗戦の中にも光るものを見せていました。
3年夏の山形県大会は、3回戦で敗退しています。
アメリカの大学へ
3年夏の敗戦後、日大山形の荒木準也監督の知人を通じ、入学しやすい2年制大学に絞って、アメリカの6つの大学の練習に、約1週間かけて参加していました。
そして、
「2年制の大学リーグで優勝経験もあるし、投手のレベルが一番高かった」
とエドモンズ大学への進学を決意しています。
プレースタイル
ストレートの最速は136km/hながら、コントロールとボールのキレでバッターを打ち取っていくタイプのピッチャーです。
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシームなど。
まとめ
今後、佐藤投手は来年の9月入学に備え、来年6月に渡米する予定です。
「勉強ができないと野球をやらせてもらえない」
と、現在は英語や数学を猛勉強中とのこと。
アメリカの大学は、勉強と部活の両立が大変なんですよね…。
頑張ってほしいです。
アメリカの大学に進学することについて
「2年後までに認めてもらえれば一番良い。4年制大学に編入して、さらに高いレベルで野球をする選択肢もある。背中を押してくれた監督さんにも、お金を出してくれる親にも感謝し、恩返ししたい」
とコメントされています。
また、
「将来的な目標は、メジャーの球団に声をかけていただいて、米国のドラフトに指名されることです」
と目標を語られています。
佐藤投手にはこれからも注目していきたいですね。