山梨学院の背番号10を背負う宮崎純真選手。
3年夏のインターハイでは5ゴールを挙げ、初の日本一に貢献しています。
高校卒業後は、Jリーグで、そして世界での活躍が期待される宮崎選手についてまとめてみました。
プロフィール
名前:宮崎 純真(みやざき じゅんま)
生年月日:2000年4月10日
出身:東京都
身長:173cm
体重:66kg
ポジション:FW
経歴:府中新町FC→FC多摩ジュニアユース→山梨学院高校→ヴァンフォーレ甲府
FC多摩ジュニアユース
小学生の時、「府中新町FC」でサッカーを始めました。
中学時代は「FC多摩ジュニアユース」でプレーしています。
「FC多摩ジュニアユース」は、それほど強豪というチームではありませんが、宮崎選手の同期のチームメイトには、高校ナンバー1CBと言われている流通経済大柏高の関川郁万選手(鹿島内定)をはじめ、日本航空高の師岡柊生選手、桐光学園の望月駿介選手など、現在の高校トップレベルの選手が多くいました。
■関川選手についてはこちらを→関川郁万はハーフ?進路は鹿島!姉や彼女は?出身中学や身長も!
山梨学院
中学卒業後は、山梨学院に進学します。
1年生から試合に出場し、冬の全国高校選手権では1年生ながら優秀選手に選出されました。
しかし、2年生の時は負傷で思い通りの結果を残せず、夏の山梨県大会はスタンドから観戦。
チームも準々決勝で敗れ、インターハイ出場を逃しました。
雪辱を晴らすべく、2年冬の選手権に臨みますが、何もできないまま本大会の1回戦で敗退となっています。
旧友と対決
3年夏に初めて出場したインターハイでは、エースとしてチームを引っ張り、全国大会の決勝まで勝ち進みます。
決勝では、神奈川代表の桐光学園と対戦。
桐光学園には、主将のCB望月駿介選手を含め、CB内田拓寿選手、MF阿部龍聖選手と、3人もFC多摩ジュニアユース時代のチームメイトがいました。
中学時代の仲間と高校で敵味方に分かれて日本一をかけて決勝で戦う!
マンガなんかでありそうな盛り上がる展開ですね。
この試合で宮崎選手は、後半40分に劇的な同点ゴールを決めると、延長前半5分には宮崎選手のクロスがDFに当たってコースが変わり、オウンゴール。
これが決勝点となって山梨学院が逆転勝ちを収め、初の日本一に輝きました。
ただ、試合後は
「もっと喜びたかったんですけれども……」
と、健闘した旧友たちに敬意を表して喜びは控えめ。
友達想いの、宮崎選手の人柄が感じられますね。
プレースタイル
得点能力に秀でたアタッカーです。
運動量とスピードに優れ、ドリブル時もスピードが落ちないのが特長です。
目標とする選手は、ベルギー代表のエデン・アザール選手。
ベルギー代表で主将を務めるアザール選手は、今年のロシアワールドカップの日本戦で活躍し、マンオブザマッチにも選ばれた選手ですね。
「あんまり身長はデカくないけど、キレがあってシュートも上手いので参考にしています。アザール選手みたいに、ボールを持ったら相手に怖がられる選手になりたい」
と話しています。
長身の選手が多いベルギー代表の中で、アザール選手は173cmとそれほど高くないので、同じ173cmの宮崎選手が参考にするのも頷けますね。
弟
2つ下の弟・宮崎海冬さんもサッカーをされています。
現在は帝京高校でプレーされていて、高い評価を受けているボランチの選手です。
兄と比べられることが多く、それは嬉しく思っていないそうですが、兄弟仲はいい様子。
普段から試合前日などには、
「明日頑張って」
と連絡を取り合っているそうです。
今後は、海冬選手にも注目が集まるかもしれませんね。
進路
高校卒業後は、J2のヴァンフォーレ甲府でプレーすることが内定しています。
■宮崎選手がクラブを通じて発表したコメント
「お世話になった山梨の皆様、そして、これまで僕を支えてくれた全ての皆様に対して感謝し、プロサッカー選手として結果を残し、恩返しをしたい。ヴァンフォーレ甲府から世界へ羽ばたけるように日々努力を怠らず、1日でも早くチームに貢献できるように全力でプレーをしたい」
「甲府から世界へ」いいフレーズですね。
高く高く…羽ばたいていってほしいですね。