男子バスケには、NBAデビューを果たした渡邊雄太選手や、ゴンザガ大学の八村塁選手と、若くしてアメリカで活躍中の選手がいます。
しかし、女子バスケも負けてはいません!
聖和学園3年の今野紀花選手が、来年の9月から全米大学体育協会(NCAA)1部のルイビル大学に進学して、プレーすることが発表されました。
今野選手は、高校女子バスケを代表するオールラウンダーな選手です。
今年の4月には、高校生ながら日本代表候補に選ばれ、合宿に参加しました。
また、8月にあったジャカルタ・アジア大会では、3×3女子バスケットボール日本代表として出場し、銀メダル獲得に貢献しています。
今野紀花プロフィール
名前:今野 紀花(こんの のりか)
生年月日:2000年5月1日
出身:宮城県仙台市
身長:178cm
体重:64kg
経歴:仙台市立七北田中学校→聖和学園高等学校→ルイビル大学
聖和学園高へ進学
中学卒業後、地元・仙台市にある聖和学園高等学校に進学しました。
聖和学園は、男女ともにバスケが強いことで有名な学校です。
そんな強豪校で、1年生からレギュラーとして活躍しています。
1年冬のウインターカップでは、2回戦の岐阜女子高校戦で敗れはしましたが、12得点と2ケタの得点を挙げました。
2年夏のインターハイは3回戦敗退。
2年冬のウインターカップも3回戦で敗退しています。
敗れた東京成徳との3回戦では、今野選手は両チーム最多の25点をあげ、12リバウンドとダブルダブルを達成しています。
日本代表で活躍
3年生からは、日本代表での活動も増えています。
4月には高校生ながら日本代表候補として合宿に参加しました。
8月に行われたジャカルタ・アジア大会では、3人制バスケットボールに日本代表として参加し、見事銀メダルを獲得しています。
10月には、インドで開かれたU-18アジア選手権での5人制バスケットボールの主力として、銀メダル獲得に貢献しています。
もちろん、その間の高校バスケ部でも活躍しており、2年連続のインターハイ出場を達成しました。(インターハイでは3回戦敗退)
進路はルイビル大学
今野選手が進学するルイビル大学は、アメリカ・ケンタッキー州にあります。
今年3、4月のNCAAトーナメントでベスト4入りをしている強豪校です。
プレー映像を基に勧誘を受け、10月上旬には訪米して同大を見学しています。
チームの強さやコーチの熱意を実感し、学習環境も整っていることから進学を決意しました。
「アメリカの大学に進むことで可能性が広がる。大きな舞台で活躍し、日本のために貢献できる選手になりたい」
とコメントをされています。
アメリカの大学は日本と違い、“学校の成績が悪ければ試合に出らない”こともあるそうです。
言葉の違いもありますので、勉強とバスケの両立は大変かもしれませんが、何とか頑張ってほしいですね。
プレースタイル
高校では主にシューティングガードとしてプレーすることが多いですが、その他にも、オールラウンダーとして幅広いポジションをこなすことができる選手です。
ハンドリングの良さとスピードを持ち味とし、1対1では絶対的な強さをもっています。
また、視野の広さもあり、ゴール下に切り込んでからのアシストも多いです。
まとめ
今野選手は、今後の活躍次第では、2年後の東京オリンピック出場も期待できます。
日本の女子バスケットボール界を背負って立つような選手になってほしいですね。