富山GRNサンダーバーズのドラフト候補・湯浅京己投手。
聖光学院時代は成長痛に悩まされ、満足に練習できない時期が多く、目立った実績を残せていませんでした。
しかし今年、独立リーグに加入すると、ストレートの最速が151km/hを記録するまでに急成長を遂げ、ドラフト候補として名前が挙がるまでになっています。
名前:湯浅 京己(ゆあさ あつき)
生年月日:1999年7月17日
出身:三重県尾鷲市
身長:183cm
体重:80kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:尾鷲市立尾鷲小学校→尾鷲市立尾鷲中学校→聖光学院→富山GRNサンダーバーズ
小学4年生から野球を始めました。
中学時代は「伊勢志摩ボーイズ」でプレーしています。
○聖光学院
中学卒業後は、福島県にある聖光学院に進学します。
甲子園を目指して聖光学院に進学した湯浅投手でしたが、高校入学直後から腰の成長痛に悩まされ、満足にプレーすることができませんでした。
その間は、裏方としてチームに貢献。
「ケガの間はずっと記録員やマネージャーなどの裏方をしていた。選手に戻りたいという気持ちを持っていたが、毎日がつらくて、野球をやめて三重に帰ろうと何度も思った。でも『ここでやめたら人生が終わる』と思って耐えた」
と、語られています。
ようやく成長痛が治まったのは2年冬でした。
湯浅投手は、そこから内野手からピッチャーに転向しています。
3年春には球速も140 km/h台が出るようになり、春の福島県大会にはベンチ入りを果たしました。
3年夏の福島県大会では3回戦の喜多方でリリーフとして登板。
最速145km/hのストレートで、1回1安打3奪三振無失点の好投を見せます。
しかし、県大会での登板この1試合のみに終わり、チームは優勝して甲子園出場を果たしましたが、湯浅投手は甲子園でのベンチ入りメンバーからは外れてしまいました。
○BCリーグ時代
高校3年の11月にBCリーグのトライアウトを受け、その素質を高く評価され、ドラフト1位で富山GRNサンダーバーズに入団しました。
すると富山の伊藤智仁監督の指導の下、急成長を遂げ、5月には147km/h、9月には151km/hを記録し、プロのスカウトから注目される存在となってきています。
成績は、15試合74回、3勝7敗、防御率5.72、自責点47、奪三振54、与四死球46
○プレースタイル
最速151km/hのストレートを投げる本格派のピッチャーです。
ピッチャーに転向して、まだ2年ということを考えると、まだまだ成長していきそう。
変化球はスライダー、スプリット、カーブなど。
50メートル走6.2秒、遠投105メートル。
○まとめ
DeNAの入団テストを受けたという情報もあり、DeNAが指名する可能性が高いと思われます。
湯浅投手はまだ19歳と若いピッチャーです。
昨年、高卒1年目で独立リーグから西武にドラフト3位で指名された伊藤翔投手に続いて、湯浅投手が指名されれば、高校卒業後の進路として、大学や社会人と違い1年目からプロ入りできる可能性のある独立リーグを選ぶ高校生が増えてくるかもしれませんね。