
今年の甲子園では、創志学園の西純矢投手をはじめ、星稜の奥川恭伸投手、木更津総合の根本太一投手、横浜高校の及川雅貴投手、興南の宮城大弥投手と、2年生ピッチャーの活躍が目立っていますね。
今回はその中から木更津総合の根本太一投手についてまとめてみました。
初戦の敦賀気比戦で自身初の甲子園登板となった根本投手は、いきなり自己最速を更新する149km/hをマークし、観客をどよめかしていました。
もしかしたら、今大会中に150km/h出しちゃったりするかもしれませんね。
名前:根本 太一(ねもと たいち)
生年月日:2000年2月10日
出身:千葉県成田市
身長:180cm
体重:78kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
家族:両親と兄
経歴:成田市立豊住小学校→成田市立成田中学校→木更津総合高校
根本投手は、10歳年上の兄の影響で、小学1年生から「豊住ヤンガース」で軟式野球を始めました。
小学6年生の時には、セレクションを勝ち抜き、「ロッテジュニア」でプレーしています。
ロッテジュニアのチームメイトには、横浜高校のサウスポー・及川雅貴投手らがいました。
根本投手と及川投手は、今でもLINEで連絡を取り合う仲だそうです。
中学時代は「竜ケ崎リトルシニア」に所属。
中学2年生の時には東関東選抜に選出され、日台国際大会で準優勝を経験しました。
○木更津総合
中学卒業後は、木更津総合高校に進学します。
1年春の千葉県大会からベンチ入り。
1年夏の千葉県大会では、1試合1イニングだけ登板しました。
チームは千葉県を制し、甲子園に出場しましたが、残念ながら根本投手は、甲子園ではベンチ外でした。
1年秋の千葉県大会では4試合に登板し、ベスト4。
準決勝ではリリーフ登板するも、四球からピンチを招いてサヨナラ負けをするという、悔しい思いをしています。
2年夏の千葉県大会では、リリーフ中心ながらチームトップタイの5試合に登板。
2年連続の甲子園出場に貢献しました。
続く甲子園でも、初戦の敦賀気比戦に8回途中から2番手で登板すると、自己最速の149km/hをマークし、1回1/3を無失点に抑えています。
○プレースタイル
ストレートで押す投球が持ち味の、本格派ピッチャーです。
変化球は、スライダー、カーブ、ツーシーム、スプリットの4種類。
2年春の千葉県大会は、制球難でベンチ外を経験するなど、コントロールに課題があります。
憧れの選手はエンゼルス・大谷翔平投手で
「速い球をコントロールできてすごい。全てのボールが一級品」
と、その理由を話しています。
○スカウトの評価
■日本ハム・岩舘スカウト
「球質が強い。ひと冬越えたら、150キロを超えてくる」
■楽天・長島スカウト部長
「あのボールを見たら『おぉ』となる。これからが楽しみ」
○兄
根本投手は、野球の原点を「兄ちゃんとの野球」と言っています。
高校まで野球を続けていた、10歳年上の兄・晃平さんは、根本投手が野球を始めると、毎日夜は2人で一緒に練習し、トレーニング方法などを付きっきりで教えてくれたそうです。
その練習の成果もあり、根本投手は、中学3年生には140km/hを記録するまでに成長していました。
現在の根本投手は、149km/hという数字以上に勢いのあるボールを投げ込んできます。
これは、お兄さんとの練習の賜物だったんですね。
○まとめ
根本投手は、今年の甲子園だけではなく、来年以降も注目していきたいとても楽しみなピッチャーです。
怪我だけには気を付けて、活躍してほしいですね。
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