今年の甲子園100回記念にふさわしい歴史的に記録と記憶に残る試合が行われました。
12日2回戦の済美と星稜との戦い。
試合結果は、済美13-11星稜で、球史に残る劇的な逆転劇で勝利を飾りました。
その逆転劇がすごかった!
最後はタイブレーク制の延長13回に1番・矢野功一郎(3年)選手が逆転サヨナラ満塁弾を放ったのです。
【速報】
済美、逆転サヨナラ満塁ホームランで星稜に勝利‼️‼️‼️星稜11-13済美#甲子園 pic.twitter.com/xH0ViPX4lq
— プロ野球おもしろ超速報 (@baseballchosoku) August 12, 2018
試合は延長十二回を戦って9-9のまま、決着がつかず、今大会2回目のタイブレークに入りました。
先行の星稜は無死一、二塁から始まるタイブレークで内野ゴロで1死二、三塁として、三ゴロ野選で1点を奪い、なおも一、三塁からスクイズで2点を勝ち越し。
一方の済美は、9番の政吉完哉外野手(3年)が三塁前に絶妙なバント安打を決めて、無死満塁。そして、ここで!!矢野選手が右翼ポール際へ、大会史上初の逆転サヨナラ満塁本塁打を放ったのです。
これに矢野選手は、
「今までで最高の一日。自分たちがこれ(劇的勝利)をやったのかな」
と、興奮が止まりませんでした。
ヒーローインタビュー。
https://twitter.com/18ace56/status/1028550035569430529
では、この逆転ホームランを放った矢野選手はどんな選手なのでしょうか?
矢野功一郎(やの こういちろう)
- 生年月日:2000年度生まれ
- 身長:172cm
- 体重:64kg
- 出身地:愛媛県今治市
- 出身中学:今治市立南中学
- 投打:右投左打
矢野選手は、小学校2年生の時から「冨田パイレーツ」で野球を始めました。
その後、「城東野球軍団」でプレーをし、城東野球軍団は昨年2017年の夏に東京で行われた「第37回全日本学童軟式野球大会」に愛媛県代表として出場しています。
そして、中学生になると、野球部には入らずに、「西条少年野球団」でプレーをしました。
この「西条少年野球団」とは現在の西条ボーイズで、矢野くんには弟がいるのですが、弟の泰二郎くんも西条ボーイズ出身です。
また、泰二郎くんも現在済美高校の1年生で野球部に所属しています。
泰次郎くんも今回のお兄さんの活躍は嬉しかったでしょうね!
自慢のお兄さんでしょう!!
この日は、4打数4安打1打点と大活躍だった矢野選手。
スタンドで観戦していた父親の正和さんは、
「県大会で全然ダメだったんでね。。。本当によくやってくれました!」
と涙ながらに喜んでいました。
また、監督の中矢監督も、
「(非力で)ボールが飛ばなくて、一番努力していた」と讃えています。
強打が伝統の済美で、矢野選手は、公式戦での本塁打は初めてだったようです。
自身のツイッターでも。
ほんとに勝ててよかった。
逆転サヨナラ満塁ホームランも打ててほんとによかった。
みんなのおかげて打てました。
みんなお疲れ様。
次も勝って学園歌を歌おう!
応援ありがとうございました! pic.twitter.com/cmvCbbBeQv— 矢野 功一郎 (@koubase2468) August 12, 2018
また、サヨナラ満塁弾としては、1977年の川端正(大鉄、対津久見)以来、2人目、逆転のサヨナラ満塁本塁打となると史上初となります。
この偉業に矢野選手は、「あまり感触もなかったので入るとは思っていなかった。頭が真っ白で何も考えられなかったです」と興奮気味にコメントしています。
次回も見事なバッティングを見せてくれることを願います。