2018年8月2日、四国総体・軟式野球の決勝戦が行われました。
その試合の最終回に登板した高知中学校のエース・森木大智投手が、なんと150km/hを記録!
もちろん、中学生が150km/hを記録したのは史上初です!
大谷翔平投手が高校生の頃、160km/hを出した時も驚きましたが、中学生で150km/hはそれ以上の衝撃かも知れません!
プロでも150km/hを出せないピッチャーはたくさんいるというのに、中学生で、それも硬式球より球速が出にくいと言われる軟式球で150km/hは凄すぎです。
プロフィール
名前:森木大智(もりき だいち)
出身:高知県
身長:184cm
体重:81kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:土佐市立蓮池小学校→高知中学→高知高校(予定)
小学生時代
小学生時代は『高岡第二イーグルス』でプレーしています。
その頃からピッチャーをやっていて、130km/hのストレートで投げていました。
小学生で130km/h!
森木投手の球を打てる小学生いたのでしょうか?
小学生にとったら、バットに当てるのも困難なスピードですね。
高知中学
中学校は、私立の中高一貫校である高知中学に進学。
高知中学って私立なんですね。
名前からして公立かと思っていました。
中学1年時、すでに130km後半をマークし、中学2年生で145km/hを出しています。
中学3年の春には第9回全日本少年春季軟式野球大会で優勝し、日本一を達成。
そして、8月2日に行われた四国総体・軟式野球の決勝で、中学生では初となる150km/hをマークしました。
今後、森木投手は、春夏連覇をかけて全国中学校軟式野球大会に出場します。
追記
8月の「第40回全国中学校軟式野球大会」でも優勝し、史上3校目となる中学軟式野球春夏連覇を達成しました!
食欲旺盛
好きな食べ物は唐揚げ。
お米は1日5合から6合食べるそうです!
すごい食欲ですね。
ご両親は食費が大変ですね。
さらにみかんジュースが好きで、1日に2リットルも飲むそうです。
プレースタイル
ワインドアップから最速150km/hのストレートを投げる本格派ピッチャーです。
変化球はカーブ、スライダー、フォーク、シュートなど。
また、バッティングではクリーンナップを打ち、投げない時は、ショートとして出場する二刀流でもあります。
憧れは大谷翔平
藤川球児選手のストレートを見て、野球を始めたという森木投手。
現在は、150km/hのストレートを投げ、ショートもこなしているわけですが、やっぱりと言うか、当然と言うか、憧れの選手は、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手です。
森木投手曰く
「他の人ではありえないことを成し遂げているので、すごいなと思います」
愛読書は、大谷選手の「不可能を可能にする大谷翔平120の思考」
ただ、森木投手のすごいところは、「大谷選手のようになる」ではなく「大谷投手を越える」ことを目指しるところです。
森木投手の自室の壁には
『自分の憧れの「大谷翔平」のような選手になると、いや超える、この人を超える。自分に厳しく、追い詰めて強くなる。
~今以上の自分へ~』
と書かれてある紙が貼られています。
学業優秀
学業も優秀で、学校では特別進学クラスに在籍しているようです。
投手と野手だけでなく、野球と勉強も両立させている森木投手には頭が下がりますね。
将来の夢
森木投手の将来の夢は、
「将来はメジャーリーガーになって、野球人口を増やしたい」
とのこと。
メジャーリーガーになって「お金をいっぱい稼ぐ」とかではなく、「野球人口を増やしたい」というところに、自分のことだけではなく、広い視野で周りのことも考えられる森木投手の人柄がわかりますね。
進路
早くから注目されていて、高知の名門・明徳義塾や、センバツ優勝の大阪桐蔭に進学するのでは? と憶測も飛んだ中学卒業後の進路ですが、ようやく系列の高知高校に進学することが正式に決まりました。
高知高校は、高知県の高校では唯一、センバツと夏の甲子園の両方で全国制覇の経験があり、和田恋選手(巨人) 、公文克彦投手(日本ハム)、木下拓哉選手(中日)など、プロ野球選手も輩出している高校なので、いい選択だと思います。
ただ、甲子園に出場するには強豪・明徳義塾を倒さなければいけませんので、来年から3年間の高知県の高校野球は盛り上がるでしょうね。
まとめ
中日の松坂投手が、高校時代に「平成の怪物」と呼ばれたように、きっと森木投手も、来年から新しく変わる年号に合わせて「○○の怪物」と呼ばれたりするのだと思います。
森木投手には怪我だけには気を付けて、自分の夢をかなえていってほしいものです。